2023年07月02日

「キューティーハニーF」(2)

★キャラクター&キャスト
 まずはハニー側のキャラクターから。

○如月ハニー=キューティーハニー / 永野愛



 本作の主人公、全寮制・聖チャペル学園に通う16歳、フェンシング部に所属の美少女。16歳の誕生日に父親と会うため外出したが、父ともどもパンサークローに襲われる。謎の男性「黄昏のプリンス」から指輪とチョーカー渡される。体内に埋め込まれた空中元素固定装置をチョーカーで起動させてキューティーハニーに変身する。本作ではアンドロイドではなくて空中元素固定装置の種から生まれた人工生命体で、ここが一番設定の異なるポイントになっている。
 声を演じる永野愛のデビュー作。タイトルコールと予告ナレーションも担当した。

○早見青児 / 千葉進歩



 私立探偵で美形の青年。父をシスタージルに殺されたためパンサークローを追っている。同じくパンサークローを追うキューティーハニーと知り合う。後半でハニーの正体を知る。終盤にハニーと結ばれ、その後結婚する。さすが少女漫画系な展開。

○秋夏子 / 大本眞基子



 ハニーの同級生で親友、寮のルームメイト。ハニーでしで同室の親友でルームメイト。ハニーに負けず美少女。ハニーの正体を知ってショックを受け、後に良き理解者、協力者になるところは同様だが、最後まで生き延びる。

○団兵衛 / 松尾銀三
 聖チャペル学園の校長。紋付羽織袴の小柄なじいさん。ハニーの父と大学時代の友人。第1作の早見団兵衛と姿は同じ。

○常似ミハル / 尾小平志津香
 聖チャペル学園の女教師、生活指導担当。

○アルフォンヌ / 古川登志夫
 聖チャペル学園の理事長、団兵衛の姉。

○葉月聖羅 / 平松晶子



 ハニーと同じく空中元素固定装置から生まれた人工生命体。如月博士がハニーを持ち出したあと、未完成の空中元素固定装置とともにプリンスゼラが持ち出し育てられる。父とハニーを憎むよう記憶を植えつけられ、パンサーゾラによって胸に「憎しみの刻印」の薔薇を刻みつけられている。ダイヤの形をした左の太腿のチョーカーと指輪でミステイーハニーに変身する。ダークパンサーとの戦いで自分を父が庇ってくれたことにより愛に目覚め、ダークパンサーと刺し違えて消滅する。

○如月猛 / 神谷明



 ハニーと聖羅の父。空中元素固定装置の発明・製作した天才科学者。物語第1話でパンサークローに襲われ捕らわれる。飛行船でハニーを海に落とし飛行船の爆発で行方不明になるが、パンサークローに捕らわれて生きていた。後に脱出、記憶喪失になり早見青児に助けれる。記憶を取り戻し、ハニーとも再開するが、最後は聖羅を庇ってダークパンサーに殺される。

○早見聖羅 / 平松晶子
 ハニーと青児の娘。
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2023年06月30日

「キューティーハニーF」(1)



 「キューティーハニーF」は1997年2月〜1998年1月までテレビ朝日系列で放映されたテレビアニメ第2作。原作は永井豪、キャラクターデザインは下笠美穂、音楽は佐橋俊彦、制作は東映動画、製作はテレビ朝日、東映エージエンシー、東映。全39話。
 企画から阪した飯坂友佳子による少女漫画が原案となっているため、少女漫画チックな作品になっている。その分ギャグ要素、お色気要素の少ない。男性キャラは美形揃い。時代を経てのリメイク版というよりは、別設定による新版の感じ。ハニーが必殺技を繰り出す感じ、怪人が毎回一人倒れていくパターン、どことなく「セーラームーン」を見ているような感じがするのは、「セーラームーン」の大団円のあとを引き継いだ番組とのこと。僕はちょうど日本にいなかった時期なので全然知りませんでした。

★ストーリー
第1部(1話〜13話)
 聖チャペル学園に通う女子高生・如月ハニーは寮生の帰宅日、16歳の誕生日を父と過ごすために外出する。ところが黒覆面の男たちに襲われ父は拉致され、自宅は焼け落ちる。そこへ謎の男(黄昏のプリンス)が現われ父からの誕生日プレゼントだとチョーカーと指輪を渡される。ハニーはそのチョーカーと指輪で様々な変身ができるキューティーハニーになる。飛行船に捕らわれた父はハニーの目前で大爆発するが、黄昏のプリンスは「父は生きている」と言う。パンサークローの手から父を取り戻すハニーの戦いが始まる。



第2部(14話〜23話)
 シスタージルを倒して、平和が戻った雰囲気のなかで葉月聖羅が転校してくる。彼女は激しくハニーを憎んでいる。ハニーと聖羅は共に空中元素固定装置から生まれた人工生命体。聖羅はプリンスゼラによって育てられ、父の愛を一身に受けたハニーを憎むよう記憶を操作される。不完全な空中元素固定装置で変身の度に破滅に向かっていく聖羅とハニーの戦いが始まる



第3部(24話〜39話)
 父と聖羅を失ったハニーの前にシスタージルが復活して立ちはだかる。ジルは世界各国のパンサークローの精鋭を集めて新パンサー軍団を結成、ハニーの空中元素固定装置を狙う。聖羅の空中元素固定装置とハニーの空中元素固定装置の共振によって新たな力を得たハニーとパンサークローの最後の戦いが始まる。


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2023年06月28日

「監禁惑星アメーバ」(Planet of Amoebas)(2)

★キャラクター&キャスト
 オープニングでキャストの名前が流れ、エンドロールでは配役名が付されて再度流れるのですが、殆ど知らない俳優さんばかりなので誰が誰なのかよく分かりません。



○水月れい / 川上奈々美
 本作の主人公。盗撮・盗聴のプロ。その情報を流すことで生活している。妹を助けるため尽力する。最後はアメーバ状生命体に襲われるが、自分の体が利用されないよう自決して果てる。

○水月あみ / 初咲里奈



 れいの妹。千葉を兄のように慕う。小惑星に捕らえられたが奇跡的に生還、最後まで生き残った。

○千葉護 / 安藤ヒロキオ
 ジャーナリスト、ルポライター。れいの恋人?。探偵まがいの調査で特種を追う。れいの情報で調査を進めるが、SIAに存在を消される。(死亡したことになっている) 最後は研究所で暴発したアメーバ状生命体により命を落とす。

○霧島公三 / 中村尚輝
 防衛省SIAに所属する二等陸佐。



○住友信一郎 / 入江崇史
 防衛省SIA (Secret Intelligence Agency=秘密情報局) の局長。任務のためにはかなり悪辣な指示を出す。最後は抗生物質をプールに送るために勇敢に戦うもアメーバ状生命体に倒される。

○遠藤博之 / 石塚義高
 SIAの副局長。局長に常に付き従う部下。



○御手洗京香 / 森田亜紀
 SIA化学兵器研究所の博士。未知のアメーバ状生命体に対して科学的探求心を傾ける。アメーバに対する抗生物質を開発。あみの体内から抜け出したアメーバ状生命体に襲われ死亡。

○森圭吾 / 望月政行
 御手洗博士の研究を補佐する気弱な助手。御手洗博士ともどもアメーバ状生命体に襲われて命を落とす。

○相沢奈々子 / 吉原麻貴
 防衛省SIAの特殊部隊の隊員、二曹。一人目の潜入捜査で小惑星に潜入。アメーバ状生命体に犯され妊娠した状態で脱出。地上に戻った際に赤いぬるぬるを纏った姿をれいに目撃される。救護されたが死亡。

○三井真希 / 中田クルミ



 SIA特殊部隊の隊員、三曹。相沢二曹に続いて二人目の潜入捜査に挑むが、囮捜査に勘づかれたかアメーバ状生命体に拉致されることはなかった。研究所内でアメーバ状生命体に追い詰められ自爆して果てる。

○大垣ハジメ / 夏目大一朗
 千葉の知人で映像制作者。ドキュメンタリー番組の撮影中に千葉と出会い、千葉から事件の情報を得る。千葉の身に何かあった時には事件究明を託されていた。ヘリであみを救出。最後の場面であみにインタビューしたその人。

○女子高生 /山岸万里菜



 あみをいじめていた女子高生グループの親玉。

○北野明彦 / 重松隆志

○黒川栄二 / 折笠慎也

○岩田岳史 / ヨウジ ヤマダ

○ゆすり屋 / 飯田まさと

○アメーバ / 山岸万里菜(女子高生)・吉原麻貴(相沢奈々子)
 どこで登場していたのでしょうか。ちなみに二人とも二役。


アメーバの正体(笑)。これはオフショットですね。

○その他
川崎紀里恵、灯月いつか、ともこ、山岸万さと菜、小畑亜希子、月夜野彩音、若林美保、青山真希、津田篤、吉沢眞人、川奈龍平、真柴幸平、橘秀樹、他。

 失踪して小惑星に捕らえられた女性を演じるセクシー女優さんたちや、その失踪した女性の関係者らが配役名なしで多数登場してます。
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2023年06月27日

「監禁惑星アメーバ」(Planet of Amoebas)(1)



 「監禁惑星アメーバ」は2018年に製作、その年の12月に公開されたアクションSF映画。監督は越坂康史、脚本は高橋祐太・越坂康史、配給はマメゾウピクチャーズ、75分。
 セクシー女優・川上奈々美を主演に据えて、エロティックなカットをまじえたSF作品。設定やストーリーに無理なこじつけもなく違和感がないのだけれど、お金をつかっていないな〜というのが丸分かりな映像。防衛省の極秘ミッションであるにもかかわらず、施設はごく普通のオフィスビルレベル、研究所施設に機器は殆どなく牢屋のごとく。アメーバ状の生命体はビニールを被った人の匍匐前進とリアル感が感じられないのが残念なところ。



★ストーリー
 舞台は日本の東京。深夜若い女性が忽然と姿を消す事件が頻発していた。事件を調査していた当局は、東京上空静止軌道上に小さな浮遊物体があり周囲から見えない状態になっており、女性たちがそこに拉致されていることを掴む。事件は防衛省の特殊任務となり専従捜査隊員による調査が開始される。女性隊員を使っての囮捜査が開始され、潜入した女性隊員が強制排出されて地上に送り返されてところを本作の主人公である水月れいが目撃する。
 水月れいは、いじめを受けていた妹を助けるために盗撮・盗聴を手がけるようになり、今はそれを自らの生業としていた。ある夜、空から謎の光にが落下してくるのを目撃、現場で光に包まれていた女性を発見する。女性が生きていたので119番通報をして現場を離れる。同様の怪事件が他にも発生していることをつきとめジャーナリストの千葉護に調査を依頼するのだが…。れいは自ら仕掛けた盗撮機器で現場付近を監視していたが、急に妹あみが訪ねてきたところ、光につつまれて上空へ連れ去られてしまう。
 千葉護が殺害されたニュースが流れ、れいも男たちに取り囲まれて拉致されてしまう。連れていかれた先で千葉護と再会。防衛省の捜査官から、東京上空に小惑星があり、女性たちが拉致されていること、れいが目撃した上空から落ちてきた女性が防衛省の捜査官・相沢二曹であったこと、妹が小惑星に拉致されたことを伝えられる。その小惑星ではアメーバ状の生命体がおり、人間の女性の体を使って繁殖している事実、アメーバ状生命体が嫌う抗生物質の開発に成功したことを聞かされ、潜入捜査に半ば強制的に協力させられる。
 れいは見事潜入に成功する。抗生物質を使って自身は犯されずに済んだが、あみは絶体絶命の危機。地上でモニターしていた千葉護は情報暴露で防衛省を脅迫して戦闘機での小惑星威嚇攻撃を実施させる。その期を使いれいはあみを伴って脱出に成功する。しかし、あみの体内にはアメーバー状生命体がおり、あみの体内から出た彼らは研究所とそのメンバーを次々と襲う。屋上へ逃れたれいたちだったが、屋上のプールに液体抗生物質を満たすためには、研究所内に戻る必要がある。局長共にと研究所内に戻ったれいは起動に成功したが、自らが犯されるのを避けるため妹にメッセージを送りながら拳銃で自決する。
 事態収集後、千葉の仲間に救出された妹あみに事実を証明するインタビューを試みる。あみの安全を考えて偽名のパスポートも用意し国外脱出も準備する。インタビューの途中で姉の自決のビデオを見て狂乱するあみ。映画はここで幕を閉じます。根本的には事件は解決しないまま。


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2023年06月21日

「Cutie Honey Universe」(5)

★サブタイトル
 独特の口調で統一されたサブタイトルは全てバラの花言葉を引用しているとのこと。バラの花言葉は花色や一重・八重、花束にした時の本数などでそれぞれ違っていて複雑。プロポーズの定番、21本の赤い薔薇「あなただけに尽くします」は有名ですね。

第1話 あなたは全てが完璧
第2話 あなたに出会えた事の心からの喜び
第3話 私はあなたにふさわしい
第4話 無垢の美しさ
第5話 死ぬまで気持ちは変わりません
第6話 あなたの幸福を祈る
第7話 あなただけに尽くします
第8話 愛の誓い


かなりショッキングな映像。ハニーを苦しめるためとは言え、ここまでするか。学園襲撃では生き延びた夏子ですが、8話で殺されます。

第9話 この世界は二人だけ
第10話 あなたの思いやり、励ましに感謝します
第11話 あなたはあくまで私のもの
第12話 あなたは希望を持ち帰る

★ブリッジ
 AパートとBパートの間のブリッジは前半がハニーと七変化のハニーたち。後半はパンサークロー怪人のシルエット→当該エピソードの怪人のみが彩色→その他の怪人たちは消去というパターンになっている。なかなかおもしろい趣向。


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2023年06月20日

「Cutie Honey Universe」(4)

★主題歌
○「愛がなくちゃ戦えない」



 アニメ作品では初めてクロードQ作詞の「キューティーハニー」をオープニングに使用せずオリジナルを持ってきた。オープニング映像とのシンクロは絶妙で、「キューティーハニー」を使用してはワンパターンになりがちな部分を見事に払拭。特に後半からラストにかけては秀逸。作詞はMIZUE、作曲はすみだしんや、編曲は前口渉、歌はA応P。

○「SISTER」



 エンディング。映像は如月ハニーを中心にキューティーハニーと七変化が散りばめられていている。大人な雰囲気のオシャレなエンディング。作詞・作曲は奏音69、編曲は岸利至、歌はluz。

◎挿入歌



○「OVER HEAT, OVER HEART」
 第8話でミスティーハニー(田村ゆかり)自身が歌う劇中歌(キャラクターソング)です。ほんの短い間しか流れませんが、さすがゆかりさん。劇中の聴衆は勿論、視聴者をも引き込む魅力満点の歌唱です。作詞はMIZUE、作曲はすみだしんや、編曲は中山真斗、歌 - ミスティーハニー(田村ゆかり)。

○「愛がなくちゃ戦えない (Misty Honey.ver)」
 第12話の戦闘場面で流れるオープニング曲のミスティーハニーバージョン。こちらはキャラクターソングでなくてBGM使用。単に吹き替えではなくて曲をミスティーハニーに合わせて編曲し直してます。作詞はMIZUE、作曲はすみだしんや・編曲は中山真斗、 歌はミスティーハニー(田村ゆかり)。
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2023年06月19日

「Cutie Honey Universe」(3)

◎パンサークロー
 わずか1クールの作品ながら、各パンサー怪人の個性を引き出す描き方でいずれも印象深い。声優さんも豪華なところを並べている。

○パンサーゾラ / 小林幸子



 石像のような姿をしたパンサークローの首領。原作での本来のパンサーゾラの正体や特性については触れられていない。演歌歌手の小林幸子が声を演じる・演じたということで何かと話題になった。ただ、石原裕次郎がアニメ映画で声を演じた時と同じで、ストーリーの本編に絡んで来ないため、大物を使った割には印象が薄いのが残念。

○シスタージル / 田中敦子



 パンサークローのナンバー2。空中元素固定装置を狙ってPCISの特別捜査官ジュネになりすましハニーに近付く。ストーリーが進む程に空中元素固定装置よりもハニーの心に執着するようになる。最後はハニーに「あなたにも心がある」と言われて泣きながら消滅した。

○タランチュラパンサー / 釘宮理恵



 蜘蛛の腹部を持つパンサークロー怪人、シスタージルの直属の部下。他のパンサークロー怪人同様冷酷だが、仲間想いな性格。夏子にアドバイスしたり、ジルの命令に背いたりと、悩んだ結果、黒と白の二つの人格に体ごと分離する。最後は二つの人格の同士討ちで倒れる。名だたる声優さんが参加しているこの作品においても釘宮さんの存在感が際立つキャラクター。

○ドラゴンパンサー / たかはし智秋



 下半身が巨大なドラゴンで飛行可能なパンサークロー怪人。タランチュラパンサー同様に仲間想いで、生粋の戦士。タランチュラパンサーを守ってハニーと対峙するも、タランチュラパンサーと共にジルを裏切る。最終話でジルの攻撃で首を切断されて死亡。

○ブラッククロー / 園崎未恵
 如月博士の研究所を襲ったパンサークロー怪人。右手に鋭い爪を持ち、ハニーを庇った如月博士を刺し殺す。

○シザーズパンサー / 斉藤貴美子



 右手のハサミがマシンガンになっている巨漢の怪人。

○オクトパンサー / 伊倉一恵



 髪の毛が蛸の足の形をした、これまた巨漢の怪人。自らを「切り札」と称する自信家。

○カッタークロー / 渡辺明乃

○バットフライクロー / 浅野真澄

○ブレストクロー / 新谷良子

○ファイアークロー / 小林沙苗

○トマホークパンサー / 伊藤静

○アイアンサドー / 茅原実里

○スネークパンサー / 小島幸子

○ジャンボパンサー / 松井菜桜子

○ギルパンサー / 高乃麗
 最終決戦時に登場した「合体パンサークロー怪人」。とてつもなく巨大な怪人だが、その能力を十二分に発揮する前にハニー姿の早見家、直子、PCIS捜査員の「ディメンションスラッシュ」で元のパンサークロー怪人に分離してしまい倒される。
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