2023年01月16日

「忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER」(3)



★ストーリー
 ハリケンジャーたちがジャカンジャを倒してから10年が経った頃。七海と吼太は宇宙統一忍者流の忍者ハリケンジャーとして影の仕事を続けていた。ところが世界各国の宇宙統一忍者流の支部が襲撃される。おぼろの指令で調査していた二人の前に黒い忍者ハリケンダークが現われ、その正体はハリケンレッド椎名鷹介だった。「10年前の戦いは間違っていた」という鷹介。鷹介は二人にわざと捕まり日本支部での査問を受けるが、ジャカンジャの残党バット・ゼ・ルンバに手を貸しシノビメダル6つを強奪させる。
 半年前、世界中を旅していた鷹介が海岸で保護した少年・天界。その正体はジャカンジャが倒される前にのがれた「聖なる意志」そのもの。悪の意志として目覚めさせるべるバット・ゼ・ルンバは天界を拉致して人質に取り、鷹介を騙してにシノビメダルを集めさせた。
 しかし鷹介の呼びかけに鷹介の後継者として、正義の忍者になることを決意した天界はシュリケンジャーにシノビチェンジ、5つのシノビメダルを奪還してしてハリケンジャー、ゴウライジャーと共にバット・ゼ・ルンバに戦いを挑みこれを倒す。

★主題歌
○「いま風のなかで」
 最後のシーンでエンドロールと共に流れる。テレビシリーズのエンディング曲。作詞・作曲:高取ヒデアキ、編曲:籠島裕昌、歌:影山ヒロノブ。

○「ハリケンジャー参上!」
 テレビシリーズのオープニング曲。本作では挿入歌として流れる他、鷹介が口ずさむ場面もある。作詞:及川眠子、作・編曲:池毅、歌:高取ヒデアキ。

○「しのび哀」
 クラブでJUN烈が歌って踊った劇中歌。リードボーカルは霞一甲(白川裕二郎)。作詞:酒井一圭、作曲:高取ヒデアキ、編曲:川瀬智、歌:純烈。
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2023年01月15日

「忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER」(2)

★キャラクター&キャスト



◎ハリケンジャー
○椎名鷹介 / ハリケンレッド:塩谷瞬
○野乃七海 / ハリケンブルー:長澤奈央
○尾藤吼太 / ハリケンイエロー:山本康平
◎ゴーライジャー
○霞一甲 / カブトライジャー:白川裕二郎
○霞一鍬 / クワガライジャー:姜暢雄

○日向おぼろ:高田聖子
○日向無限斎:西田健
○天界(シュリケンジャー):橋本仰未



 鷹介が旅の途中で助けた自分の名前以外の記憶を失った少年。実はハリケンジャーが10年前に倒したジャカンジャから逃れた「聖なる意志」そのもの。正義にも悪にもなる素質を持った“純粋な力”だったが鷹介の問いかけに正義に目覚めシュリケンジャーとなる。

○零の槍バット・ゼ・ルンバ / 宮田浩徳(声)



 ジャカンジャにしてジャカンジャにあらず、暗黒七本槍にして七本槍にあらず、と名乗る。本作の事件の黒幕でかつてのジャカンジャの女幹部フラビージョとウェンディーヌを従える。その正体は、かつて宇宙統一忍者流最強と謳われた忍者。抜け忍となり、ジャカンジャに入った。



○フラビージョ:山本梓
○ウェンディーヌ:松田佳代
○分身(バット):岡本美登
○分身(ゼルンバ)甲斐将馬

○JUN烈:純烈



 霞一甲が所属するムード歌謡のグループ。メンバーの一人・友井雄亮は写真のみの出演---病欠で出演できなかったらしい。

○馳太:てるやひろし
 ご存知、七海のマネージャー。
○下連雀あろま:青柳夕子
 演歌歌手。七海が歌手デビューする前に彼女の代役を勤めて営業していた。

◎尾藤吼太の娘と息子
○尾藤鈴音:新田麻結
○尾藤陸:松田北斗

◎霞一鍬を接客していたクラブのホステス
○ホステスA:佐野三和子
○ホステスB:佐藤あずさ

○査問官:三輪ひとみ
 宇宙統一忍者流の日本支部で、鷹介を査問した女官。おぼろが御前様(覚羅:演=三輪ひとみ)ゆかりの方だろうと言った他は詳細不明。シュリケンジャーのシノビメダルを持つ。

○ナレーション:宮田浩徳
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2023年01月14日

「忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER」(1)



 「シン・ウルトラマン」の長澤まさみさんを見て、そういえば長澤姓の同年代の俳優さんがいたな---と思い出したのが長澤奈央さん。ハリケンジャーのハリケンブルーの人。「忍風戦隊ハリケンジャー 」には「10 YEARS AFTER」というオリジナルビデオ作品があるが未鑑賞だったので見てみました。
 「忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER」は2013年8月にリリースされたオリジナルビデオ作品。2002年〜2003年に放映された「スーパー戦隊シリーズ」第26作の「忍風戦隊ハリケンジャー」のテレビシリーズ終了後10年の後日談を描いた続編。「スーパー戦隊シリーズ」は前作と当年作のコラボで後日談が制作されるのが恒例だったが、これだけ年数が経過しての制作は初。スタッフや出演者が制作終了後も交流があったことから企画が始まったとのことで、作品以上に人の繋がりを感じさせる。
 制作陣・俳優陣ともにテレビシリーズのスタッフが集結していて、10年後ということもあり、若き俳優さんは大いに成長して上手くなって芝居には見応えがある。フラビージョの山本梓さんは子供っぽさが取れて大人の美女になっており、ウェンディーヌの福澄美緒さんは結婚引退していたのに、本作のために復帰、松田佳代名義で出演している。カブトライジャー(霞一甲)を演じる白川裕二郎の所属する純烈も出演。何かと見ていて10年を感じさせる楽しい作品となっている。演出はテレビシリーズのノリをそのまま受け継いでいる。
 原作は八手三郎名義、エグゼグティブプロデューサーに東映ビデオの加藤和夫、東映の日笠淳、プロデューサーに東映ビデオの中野剛、東映の塚田英明、東映エージェンシーの矢田晃。そしてアソシエイトプロデューサーにはハリケンブルーの長澤奈央とハリケンイエローの山本康平の二人。企画の発端がこの二人だったというのが凄い。脚本に宮下隼一、監督に渡辺勝也、制作は東映ビデオ、東映、東映チャンネル、東映エージエンシー、51分。


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2023年01月13日

NHK紅白歌合戦2022(第73回)

 年が明けてすでに一週間以上が過ぎました。そろそろ書いておかないとネタが腐ってしまいます(笑)。
 2022年のNHKの紅白歌合戦は大晦日当日に見ることができなくて、おまけにテレビもDVDプレーヤーも妻と息子が予約し倒していて録画もできず。仕方なくNHKのオンデマンドを1カ月だけ契約して見ました。
 世間では紅白離れ、高齢者離れ、若者が見ない、などなど批判ばかりが多いですが、僕は全然そんなことはないと思います。今回も楽しく視聴しました。ただ、盛りだくさんで長すぎるのは閉口しますが。リアルタイムでないと時間がないのでついつい、余り興味のないところは飛ばしてしまいがち。



 それはさておき、アニメ関連での最大トピックはやはりウタ(歌唱:Ado、CV:名塚佳織)でしょう。劇場版ワンピース「ONE PIECE FILM RED」のヒロインが二次元から飛び出して紅白の舞台へ。「新時代」を歌いました。残念ながらこの作品まだ未見なので曲に対して場面がイメージできなくて萌えませんでしたけど。



 それからAimerさん。「夏目友人帳 伍」のエンディング「茜さす」のあの歌声と本人の姿のギャップに驚いてもう6年くらいになりますか。僕の中では「茜さす」が一番印象深いのですが、「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」の主題歌「Brave Sgube」や劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel」の「春はゆく」など「Fate」のイメージが濃いので、「鬼滅の刃」は殆ど見ていないこともあり「残響散歌」の歌そのものよりセットの演出の方に目がいってしまいました。水樹奈々さんのようなガンガン押してくる歌でないだけに、紅白出場には「おめでとうございます」と言っておきたいですね。
 もう一つ挙げておきますと、星野源さんの「喜劇」。「SPY×FAMILY」のファーストシーズンのEDテーマ。所謂アニソンではなくてタイアップ曲ながら、僕はアニメのエンディング映像とリンクしているので、こんな人が歌っているんだと初めて知った次第。
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2023年01月12日

「シン・ウルトラマン」(4)

★主題歌
○「M八七」



 エンドロールで流れる米津玄師の歌うエンディングテーマ。オリジナルではウルトラマンの故郷はM78星雲ということになっているが、もともと台本ではM87であったのが誤植によりM78になったという話は有名。タイトルは原典に帰ってのことだろう。歌詞は文字通り本作の主題を問う。リズムとメロディを追いかけてしまいがちだが、歌詞をじっくり聞くのも良いと思う。作詞・作曲・歌ともに米津玄師、編曲は米津玄師、坂東祐大。

○「小鳥」



 神永とメフィラスが居酒屋で語る場面でバックに流れていた曲で隠れた名曲なんだそうだ。あんまり小さな音だから全然気づかなかった。テレビ版「日本沈没」(1974) の挿入歌。作詞:山口洋子、作曲:筒美京平、編曲:ボブ佐久間、歌:五木ひろし。当時のレコード「明日の愛」(日本沈没のオープニングテーマ曲)のB面に収録されている。手持ちのレコードの音をちょっとだけご紹介しようかと思ったが、YouTubeに公式で上がっていたので、こちらを聞いてください。
↓↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=svtAGbHpYiI
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2023年01月11日

「シン・ウルトラマン」(3)

★キャラクター&キャスト



○神永新二 / 斎藤工
 本作品の主人公。警察庁公安部から出向した作戦立案担当官。感情をあまり外に出さない。机の上には消波ブロックのミニチュアを並べ置いている。もともと単独行動が多かったらしいが、ウルトラマンと融合した後は更に多くなる。

○浅見弘子 / 長澤まさみ
 本作のヒロイン。神永以上にこの人が主人公ではないのか?と思う程に描写が多い。元ニノ四分析官で、公安より巨人対策のために出向。神永とバディを組みながらも信頼度は波のように上下する。不幸なことにメフィラスにより巨大化させられる。科特隊のフジ隊員がメフィラスに巨大化させられ怪獣図鑑に「怪獣・巨大フジ隊員」として掲載されていることを桜井浩子さんが嘆いておられたが、ネット社会の現代、それ以上に悲惨な状況となる。机の上には一切余計なものを置かない。

○滝明久 / 有岡大貴
 城北大学理学研究科非粒子物理学専攻の専従班の非粒子物理学者。物理学の立場から作戦立案にかかわる。机の上にはエンタープライズ号などなど模型類が散在する。

○船縁由美 / 早見あかり
 文部科学省より出向した専従班の汎用生物学者。禍威獣対策を生物学の立場から提案・助言する。机の上には生物関連の書籍を積み上げている。

○田村君男 / 西島秀俊
 防衛省防衛政策局より出向した禍特対専従班の班長。現場へ出て指揮する。

○宗像龍彦 / 田中哲司
 禍特対の室長。禍特対と政府のパイプ役。普段は現場へは出向かない。

○防災大臣・小室肇 / 岩松了

○内閣総理大臣・大隈泰司 / 嶋田久作 
 「大怪獣のあとしまつ」でもそうでしたが、最近大臣をよく演じてます。渋いです。とは言え、嶋田さんを見ると怪人・加藤保憲の顔が最初に浮かんできます(笑)。

○防衛大臣・狩場邦彦 / 益岡徹

○外務大臣・中西誠一 / 山崎一

○メフィラス / 山本耕史



 外星人第0号。本来の姿はオリジナルの雰囲気を持つものの細身で目鼻のないデザイン。優しく穏やかな話し方をする。戦闘シーンでは高圧的でしたが、オリジナルの加藤精三さんのような威圧感のある口調はありません。諺、成句を持ち出して「私の好きな言葉です」「私の苦手な言葉です」と特徴的に語る。「河岸を変えよう」などと雅びな言葉も使う。

○ウルトラマン(声) / 高橋一生
 オリジナルデザインのカラータイマ−のない姿で、全身金属ぽいシルバーの巨人。赤いラインは体の状態が影響した?と緑に変化した。オリジナルのように語る時以外の擬声音は発しない。

○ゾーフィ(声) / 山寺宏一



 光の星の新たな使者。こちらもカラータイマーのないすらっとした巨人。「目を覚ませ」や「そんなに人間(オリジナルでは地球人)が好きになったのか」などオリジナルを彷彿させる台詞が嬉しい。光の星のルールには忠実。天体制圧用最終兵器ゼットンを自立展開して地球を太陽系ごと殲滅しようとする。

○ザラブ(声) / 津田健次郎



 外星人第2号。本来の姿のままマントを纏いハットをかぶって現れた。オリジナルよりも戦闘能力は高かったが、結局ウルトラマンに敗れる。
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2023年01月10日

「シン・ウルトラマン」(2)

★ストーリー



 舞台は巨大不明生物・禍威獣が多数出現する日本。日本政府は防災庁は禍威獣特設対策室専従班を設立していた。禍威獣第7号ネロンガの対処時に大気圏外から巨人が飛来してネロンガをスペシウム光線で粉砕する。巨人飛来時の衝撃波で子供を守って禍特対・神永新二は命を落とすが、巨人(ウルトラマン}は神永と融合する。(オリジナルでのハヤタとウルトラマンの一心同体化「ウルトラ作戦第1号」)さらに禍特対に新人・浅見弘子が分析官として加わる。
 そんな状況下で禍特対オフィスに外星人ザラブが現われ、日本政府への取り次ぎを依頼してくる。現代科学を超越した技術を武器に不平等な条約を結び、日本を火種に人類の自滅を目論む。ウルトラマン=神永を拉致・監禁して邪魔しないようにすると共に、その正体を世界に知らしめる。さらに自身がウルトラマンに化けて破壊行為をはたらく。(オリジナルの「遊星からきた兄弟」)しかし、予めザラブを危視していた神永が浅見にβカプセルを託し、浅見の救出によって変身したウルトラマンによりザラブは倒される。



 その後日、浅見が無断欠勤したが突如巨大化して市街に現われる。外星人第0号(ウルトラマン以前に地球に侵入していた)と称するメフィラスは人類を巨大化して生物兵器として応用することができるβシステムのデモンストレーションとして浅見分析官を選んだのだった。日本政府にβシステムを供与する代わりに人類の上位存在を認めさせる密約を日本と交わす。神永はそれを実力で阻止するため禍特対に協力を求める。巨大化したメフィラスとウルトラマンの戦いが始まる。(オリジナルの「禁じられた言葉」)オリジナルでは互角、本作ではメフィラス優位な戦闘だったが、光の星からの使者ゾーフィの姿を見て戦闘を中止し、βシステムを回収して撤収するのだった。
 ゾーフィはウルトラマンが神永と融合したことによって人類が生物兵器に転用できることが宇宙に知られてしまったため、人類を危険な種族だとして殲滅することが決定したことを伝える。ゾーフィは自律モードで天体制圧用最終兵器ゼットンを展開する。神永は禍特対に状況を説明した上で、敗北覚悟で単身ゼットンに挑み敗れ、昏睡状態となる。世界の上層部はゼットンの存在を一般には知らせることなく滅亡の時を迎えることにする。絶望の中、禍特対の滝は神永が残したβシステムの基礎原理を元に世界中の科学者とゼットン討伐の方策を探り、βシステムの応用でゼットンを次元の裂け目に飛ばす作戦が立てられる。神永は帰還が危ぶまれる中、人類を守るために作戦を実行してゼットンの破壊に成功する。
 次元の狭間に飛ばされたウルトラマンの信号をゾーフィが関知して現われ、人類の健闘を讃え、殲滅は撤回されたことを伝える。そしてウルトラマンを伴って光の星へ帰還しようとするが、人類の未来を思うウルトラマンは神永として地球に残ろうとする。しかしそれは叶わぬ願いだと分かると、自分の命を神永に残して地球を去ることを願い、ゾーフィはそれを認めてウルトラマンと神永の肉体を分離する。(オリジナルの「さらばウルトラマン」)
 オリジナルのストーリーをふまえつつ、新たな設定に組み立てた物語が秀逸。
posted by KAZU at 00:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮