2024年12月11日

PHP1月号「一日を笑って生きる」



 声優の後藤邑子さんが自身のブログで「PHP1月号に」インタビュー記事が載るとの告知。早速購入して読みました。後藤さんらしい、二度も余命宣告を受けた人とは思えないさらっとした記事なんですが、泣けてきます。笑えません。記事の内容は著書「私は元気です」の内容とほぼダブってますが、読んでない方は是非是非読んでみてください。
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2024年09月11日

最強のバラ様が逝く〜訃報・篠原恵美 (2024.09.08)



 またまた訃報です。本当に心が沈みます。またもや自分より若い方ですよ。篠原恵美(しのはらえみ)さん。享年62歳です。病気療養中だったとのことです。ご冥福をお祈りいたします。
 ニュースでは「セーラームーン」のセーラージュピター・木野まことが超有名キャラですから取り上げられていますが、僕は一番に挙げるとなると「マリア様がみてる」の最強の薔薇様、ロサ・キネンシス=水野蓉子さまですね。

http://animenomori.sblo.jp/article/44517160.html

 1986年の劇場版アニメ「プロジェクトA子」でB子〈大徳寺美子〉を演じておられますが、このあたりがデビュー作でしょうか。役所が木野まことに似ています。ウィキペディアによると母親役が多いということですが、「とある科学の超電磁砲」の主人公である御坂美琴の母親・美鈴の声は篠原恵美さんです。


御坂美鈴


木野まこと
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2024年09月06日

訃報・田中敦子(2024.08.20)

 田中敦子さんが亡くなってから「攻殻機動隊」のテレビシリーズを改めて見つつあります。享年61歳。病気とはいえ早すぎます。殊に自分より若い人の他界はとても悲しいです。心よりご冥福をお祈りいたします。
 知的または神秘的な強い女性を演じることが多かったですが、中でも「攻殻機動隊」の草薙素子は代表格ですね。少佐はカッコ良過ぎます。少佐の話はネット上たくさんありますのでそちらを見ていただくとして、僕が印象深いキャラクターを。



 まずは「ゴルゴ13」のエバ・クルーグマン。「ゴルゴ13」の中で原作漫画、アニメ共に名作と称される「海へ向かうエバ」のヒロイン。暗殺の技は凄腕で針を使って相手が気付くことなくターゲットを殺害します。ところがマフィアのボスを暗殺した後、マフィアはゴルゴ13にエバの殺害を依頼します。3年半前にエバとゴルゴ13は同じ船に乗り合わせ、船内に仕掛けられた時限爆弾を解体。共感した二人はベッドを共にします。そして再び出会った二人はベッドを共にし、偶然の再会を喜ぶエバでしたが、「偶然でない、エバ」というゴルゴ13の言葉(名前を伝えてなったにもかかわらず名前を知っていた)に自分がターゲットであるということを知ります。フリーな一日を過ごしたあと、ボートで海に向かうエバをゴルゴ13は狙撃して幕をとじます。殺し屋としてクールな面と故郷を訪ねて人間味のある面を田中さんはシームレスに演じています。



 「寄生獣セイの格率」、パラサイトの中で特に知能が発達した個体・田宮良子。真一の学校に教師として赴任してきます。赴任当日の朝礼での壇上の挨拶で真一の存在に気付き、一旦は攻撃的な態度を取ったものの、人間とパラサイト(ミギー)との共存に興味を持って真一に止めは刺さず、自らもパラサイト同士の生殖を試みて子供をもうけたり、複数のパラサイトを一体の人間に組み込んだ「傑作」ゴトウを作り上げたりします。真一に対して「ゴトウとは戦うな。あれは最強だ」とアドバイスしたりもします。最後は子供を真一に託したあと警官隊の銃弾を浴びて死亡。感情を持たないパラサイトを淡々と演じつつ、進化して徐々に感情的な表情を見せていく変化を表現しています。



 「Fate/stay night」のキャスター。ギリシア神話の裏切りの魔女メディアを真名とするサーヴァント。魔術は持たず魔法を使う魔法使い。召喚したマスターを殺害した上にランサーに襲撃され、消滅の危機となりますが、衛宮たちの学校の先生にして、柳洞寺に間借りする葛木宗一郎と出会い、マスター契約を結びます。葛木宗一郎は魔術師ではないので、柳洞寺の霊脈を使って町の人々の生命力を吸い上げて魔力を蓄えます。冷静で感情を見せず残虐冷酷なキャスターとマスター葛木を愛する女性との二面を田中さんは切り換えつつ演じています。

 いずれも二面性のあるキャラクターで難しい役所をさすがの技量で演じられてます。
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2024年08月04日

訃報・小原乃梨子さん (2024.07.12)



 またもや訃報です。子供の頃から慣れ親しんだ声、小原乃梨子さんが他界されました。アニメは勿論ですが、洋画の吹き替えも多数出演され、アニメ黎明期から海外アニメの吹き替えも多数こなされています。
 僕が一番印象に残っているのはタイムボカンシリーズの悪玉一味。「ヤッターマン」のドロンジョ以下この悪玉一味も小原さんが最後まで残っていたのですが、これで全員鬼籍に入られました。心よりご冥福をお祈りいたします。
 有名キャラクターとしては「ドラえもん」ののび太が各社報道に上がっておりますが一番好きなキャラクターは「宇宙海賊キャプテンハーロック」のミーメですね。比較的感情をあらわにしない穏やかなしゃべり方、「ハーロックに命を捧げた女」。
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2024年07月13日

訃報・三輪勝恵 (2024.06.19)



 青二プロの超ベテラン声優の三輪勝恵さんはニューズを見ますと急性肺塞栓のため80歳で亡くなられたとのこと。
 甲高い少年の声がお得意で、僕が子供の頃は主人公や主人公を支えるサブキャラの少年をよく演じておられました。特に「パーマン」の1号須羽ミツ夫については、その後もずーっと担当されたそうです。僕は「パーマン」は1967年の第1作しかほぼ見たことがないですから全然知りませんでした。年齢を重ねられても声質は変わらずだったようで、「怪物くん」(カラー)のヒロシ、「遊☆戯☆王」の海馬モクバ、OVA「地獄先生ぬ〜べ〜 なぞなぞ七不思議・ブキミちゃん」(1998)の少女・ブキミちゃんなども演じておられます。Wikipediaを見ると晩年は年相応なおばちゃん・おばあちゃんもされてますけど。
 「怪物くん」のヒロシの声を聞くと本当に懐かしさが込み上げてきます。声優さん、アニメ関係以外に漫画家の方からのお悔やみの言葉が送られていて、お人柄が忍ばれます。ご冥福をお祈りいたします。
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2024年07月10日

訃報・松野太紀 (2024.06.26)



 つづきまして、松野太紀さん。病気とは言え56歳で永眠とは早すぎます。僕の頭の中では松野太紀さんというとシュリケンジャー、「忍風戦隊ハリケンジャー」の“ニンジャ オブ ニンジャ”・シュリケンジャーを思い浮かべます。



 声優デビューは10歳の時の「星の王子さまプチ☆プランス」の王子役だそうで、旧芸名は本名の松野達也。この作品は見てましたから、松野さんがデビューした時から接していたことになります。10代後半で一旦活動を休止して1990年に現芸名で活動を再開。1997年に「金田一少年の事件簿」で金田一一を演じることになります。僕は去年の春頃からこの作品を一気に見ましたが、これが初鑑賞で、まさかシュリケンジャーが声をやっているとは全然知りませんでした。作品としては金田一少年の方が先だったんですね。



 報道では代表作として「金田一一役などで知られる声優」と紹介されていますがお顔を拝見するとやっぱりハリケンジャーです。本編ではハリケンジャーの変身前の姿は謎のままだったんですが。以前ご紹介した作品では「サクラ大戦 活動写真」の薔薇組/丘菊之丞、「美少女戦士セーラームーンSuperS」のエリオスなどが印象深いです。脳出血で他界とは誠に残念です。ご冥福をお祈りいたします。
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2024年07月09日

訃報・増山江威子 (2024.05.20)



 先日来、訃報が続きましてバタバタしている間にタイムリーに記事が書けなかったのですが、やっとここに来て落ち着いてペンを執ることができました。

 まずは増山江威子さん。89歳だったそうですから、僕の親の年代。もっとお若いのかと思ってました。1960年代アニメ黎明期・テレビ白黒時代から活動されていて、僕が小学生の時から作品に登場されます。
 新聞やネットではやはり「ルパン3世」の峰不二子が一番に取り上げられていますが、僕は不二子は二階堂有希子派。第2期から声が変ってがっかりでした。第1期の第9話「殺し屋はブルースを歌う」のプーンとのやりとりなどは増山さんの不二子では絶対にダメだと思います。
 それはさておき、増山江威子さんというと僕にとっては「キューティーハニー」の如月ハニーですね。あの声が何年経っても増山さんの声だという印象が強いです。ハニーにも思い入れが強かったそうで、後のリメイク作品にも登場されています。
 晩年はアニメは不二子が多かったように思いますが、吹き替えでも亡くなる直前までご活躍でした。心からご冥福をお祈りいたします。
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