2007年05月12日

「武装錬金」

 「武装錬金」は2006年にテレビ東京系列で放映されたSFアニメ。週刊少年ジャンプに連載された和月伸宏の同名漫画、連載打ち切り後に赤マルジャンプに掲載された「武装錬金ファイナル」、「武装錬金ピリオド」を原作としてほぼすべてのストーリーをカバーしている。
 銀成市にある銀成学園高校の2年生になったばかりの武藤カズキは、学校の裏山にある廃工場、通称お化け工場で化け物に教われそうになった少女を助けようとするが、化け物に心臓を貫かれて死亡する。錬金戦団の戦士津村斗貴子は自らを囮にして化け物(ホムンクルス)を倒そうとしていたのだが、無用の助けに入ったカズキを巻き込んでしまったことに責任を感じ、前の任務で手に入れた核鉄をカズキの心臓に埋め込むことによって生命を甦らせた。翌日、カズキは何事もなかったかのように目を覚ます。しかし英語教師巳田が化け物となって襲って来た上、妹まひろが飲み込まれてしまう。そこへ斗貴子が現れ化け物を瞬殺する。事の経緯を斗貴子から聞いたカズキ。斗貴子からは「新しい生命、大事にしなさい」と諭されるが、斗貴子の意図に反してカズキは新しい生命・新しい力をホムンクルスと戦うために使う決意をする。
 物語はこうしてスタートするが、ラストに近づく程にシリアスになる展開。その中でギャグとパロディを利かせた味付けはなかなか楽しい。主題は何かと問われると一言では難しいが、理由や報酬を求めないカズキの正義の心にあるのだと思う。カズキと斗貴子の物語はその外側にあるものだろう。しかしながら、終盤の斗貴子の叫びが余りに悲痛でそちらの方へ目が行きがちになってしまう。(Read More につづく)Read More
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2007年05月06日

「武装錬金」オープニング映像



 最近のアニメオープニング映像でよく用いられるのは、ストーリーを先取りした画像を盛り込んだもの。現在放映中の「デルトラクエスト」でも第1話から映像は変わっていないが、本編中に登場するキャラクター達が途中に登場する。「武装錬金」のオープニングはその最たるものでオープニング映像の中に主要キャラクターと本編の見どころがいくつも盛り込まれている。原作を知る人間にとってはいきなりおいしい映像がいっぱいな訳である。
 順にご紹介すると、タイトルに続いて走るカズキ、斗貴子、まひろ、カズキの同級生三人組(岡倉、大浜、六舛)、まひろのお友達(ちーちん、さーちゃん)。カズキの武装錬金「サンライトハート」の後はキャプテンブラボーと早坂姉弟、それからパピヨン。錬金戦団大戦士長坂口照星の武装錬金、坂口照星&錬金戦団。ヴィクターと黒い核鉄(1)、再びカズキの姿に黒い核鉄(3)。銀成学園の給水塔、その横に剛太の姿がちょろっと。ムーンフェイス、キャプテンブラボーの武装錬金“シルバースキン”、パピヨンの武装錬金“ニアデスハピネス”、斗貴子の武装錬金“バルキリースカート”、カズキの武装錬金“サンライズハート”、そしてLXEが銀成学園を襲った時のボロボロの学校とカズキ・斗貴子を応援するまひろ達。そして最後はサンライトハート(改)を手にして白い核鉄をヴィクターに打ち込もうとするカズキと斗貴子の姿で終ります。前編が終了してみれば、このオープニングがどれだけ先取りしていたかが分かるというものです。
 オープニング主題歌は福山芳樹さんの歌う「真赤な誓い」。作詞は福山芳樹さんの奥様・福山恭子さん、作曲・編曲は福山芳樹さん自身が手がけている。Read More にちょっと歌詞紹介 (今回は2番)。

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2007年04月19日

「武装錬金」オープニングナレーション



 「武装錬金」では最近は数少なくなったオープニングナレーションが入る。もっとも前半のみで、後半ではなくなってしまった。前半も最初の頃は続けて入ったが、入らない回もあり、なくなったのかと思ったら復活したり。
 それはさておき、物語の基本設定にある“錬金術”とその重要産物である“核鉄”の解説、そこからタイトル「武装錬金」とは何かを導き出している重要なナレーション。ナレーターはキャプテンブラボー(防人衛)を演じた江原正士さん。

「錬金術の粋を集めて精製された超上の合金“核鉄”。人の闘争本能によって作動するそれは持つ者が秘めたる力を形に変え、唯一無二の武器を創造する。それが“武装錬金”である。」

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2007年04月07日

「ホシアカリ」歌詞考

 樹海の歌う「ホシアカリ」は「武装錬金」の第1エンディング。優しい歌詞と静かなメロディながら、熱い思いを歌うラブソングだ。前半は余りこの曲のような雰囲気の場面はなかったが、後半特に終盤には究極のツンデレキャラ津村斗貴子の思いに重ねて使用された。第25話では挿入歌として、退院した斗貴子が交差点でカズキを想って泣く場面で流れ、第26話(最終話)では本編からシームレスにエンディングに流れた。ストレートでやさしい言葉づかい、歌詞をひとつひとつ丁寧に聞き取って聞いてほしい。
 まずはフルコーラスの歌詞からごらんください。エンディングで歌われる歌詞は単に1番の歌詞・・・というものではなくて、エンディング用に再構成されている。愛未(マナミ)作詞、出羽良彰作曲・編曲。


(エンディングバージョン)
ねえ あなたへあたしの声は聴こえますか?
その心の奥へ 届いてますか?

流れ星ひとつ見つけたら 願い叶うかな
言えなかった言葉を 届けてくれるのかな

「ありがとう」心から伝えたい この唄を
今だから気付けた想いは ずっと忘れないよ
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2007年04月06日

毒島華花(ブスジマハナカ)



 「武装錬金」錬金戦団の戦士。千歳が率いるヴィクター捜索隊の一員として登場。常にガスマスクの武装錬金“エアリアルオペレーター”を着けたままなので素顔は勿論のこと性別もわからないが、随所に女性的言葉、動きを見せるので女性だということは見て取れる。中盤はそれほど目立たないキャラクターだったが、終盤ではかなり重要な役目を担っている。原作では美少女だということだが、最終話で漸くその片鱗を見せ、エンディングでついに素顔をのぞかせる。
 錬金戦団の活動の一時凍結により戦士の核鉄は回収されているにもかかわらず、ブラボーと毒島だけが武装錬金を装着しているのは、説明がないとつじつまが通らないエンディングの映像。キャプチャーが低解像度だったのでボケボケで美少女が台無しですね。
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2007年03月30日

武装錬金最終回「ピリオド」



「お前にはいるのか! 武藤カズキの代わりが!」
パピヨンの叫びと共に、ストーリーはクライマックスへ。

リアルタイムに見る事は無理なので録画しましたが、
夜まで待てず、朝に見ました。
鼻ズルズル。
ハッピーエンドの作品はこうでなくては。
ご愛嬌で毒島の素顔も少し見せてくれましたし。

詳細はまたの機会に。
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2006年12月09日

「ホシアカリ」



 本日も原則破りで。

 「武装錬金」のエンディング「ホシアカリ」。静かに熱く歌い上げるラブソングです。テレビサイズのエンディングはフルコーラスの構成を少し変えたものですが、それでも熱い想いが伝わってきます。カズキと斗貴子の今の微妙な関係ではフルコーラスの歌詞は余りにスウィート過ぎるかもしれません。最終回間近ならばまた違ってくるのでしょうが。作詞・ボーカル/愛未(マナミ)、作曲・編曲/出羽良彰、歌/歌:樹海。

「ありがとう」 心から伝えたい この唄を
今だから気付けた想いは ずっと忘れないよ
posted by KAZU at 09:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 武装錬金