2007年08月07日

エンゼル御前


上・ゴゼン様による高速精密射撃/下・右籠手からの射撃

 早坂桜花のアーチェリー(archery)の武装錬金。この武装錬金のことを書こうとすると早坂姉弟のことを書かないと理解できないと思うのだが、敢えてそれは割愛。とは言え全然書かないと話が進まないので最低限の説明をしておくと、早坂桜花は銀成高校の3年生、容姿端麗で成績優秀、銀成高校の生徒会長であり、LXEのメンバー。その容姿に反して策謀をめぐらし「腹黒」と言われる。カズキが錬金の戦士であることを知る前から笑顔で接近、弟秋水とカズキの戦いではカズキをかばって大怪我を負う。カズキが錬金戦団によって再殺されようとしているのを知り、パピヨンと組んでカズキを陰から援助した。最後は錬金戦団の形で斗貴子のパピヨン討伐任務に加わる。
 エンゼル御前は武装錬金の中でも特異な部類に入る。桜花はLXEのバタフライから銀成高校に潜入した錬金の戦士を見つけて倒すよう指令され、ホムンクルス細と太の乱入により武装錬金を発動したカズキと斗貴子を前に初めてその武装錬金「エンゼル御前」を発動する。特性はオートマン(ゴゼン様)による自動精密照準高速射撃の弓、右手の籠手からの特殊な矢の生成。この矢を射ることで他人のダメージを自分が代って引き受けることができる。またオートマンは桜花とは別人格「ゴゼン様」として単独で発動できる。ゴゼン様の人格は桜花の腹黒人格の投影されたものらしい。桜花は籠手を使いゴゼン様と会話することもできる。
 最初の矢は命令違反で銀成学園に乗り込んだ細を始末した。その後、斗貴子と戦うが戦士として訓練された斗貴子とバルキリースカートにはかなわず敗退する。それから後は錬金戦団の管理の下、シリアルナンバーXXIIのゴゼン様の単独発動のみが続きヴィクターの復活と共に一旦消滅。後にシリアルナンバーLXXの武装錬金によりアナザータイプとして復活する。このアナザータイプはゴゼン様だけで戦闘には供されていない。最終前話では斗貴子と共にパピヨン討伐に加わり、久しぶりに戦闘タイプで登場する。悪態をつくゴゼン様(水田わさびさん)はどうしてもギャグっぽい場面での登場が多くなるが、戦闘タイプはバルキリースカートに次いで華麗な姿。武器としても大変機能的だと思う。


ゴゼン様(上がシリアルXXIIのタイプ、下がLXXのアナザータイプ)
アナザータイプは元の持ち主バタフライの影響を受けてか羽根が蝶形
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2007年08月05日

エアリアルオペレーター



 エアリアルオペレーターは毒島花華(ぶすじまはなか)のガスマスクの武装錬金。毒島花華については過去記事で一度取り上げたが、原作では極度の人見知りでけして人前でエアリアルオペレーターを外さない。勿論、本編でも登場して以降最終回まで一度も外すことはなかった。最終回で大戦士長の武装錬金マスターバロンを月へ飛ばすために力を発動した時はゴーグルの隙間から美少女らしい瞳をのぞかせた。最終回エンディングではエアリアルオペレーターを外した姿を披露している。
 エアリアルオペレーターの特性はあらゆるガスを発生させ操ること。直接攻撃的ではないが結構活躍している方だと思う。マスクを通したくぐもった声ばかりを聞かされたが、外した時の声もききたいものだ。


81.8MHz fmGIG が夜9時からお送りするムーンライト・ブレイク
月曜日は新旧問わず、アニメ・特撮番組について語り尽くす2時間。
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2007年07月31日

サンライトハート



 サンライトハートは「武装錬金」の主人公武藤カズキのランス(突撃槍 lance)の武装錬金。第2話「ホムンクルスの正体」でカズキ自身が徹夜して名前を考え、「(1)スーパーウルトラスペシャルストロングマッスルDX、(2)トンボ切り2006、(3)シンプルに“槍”、(4)意表をついて“剣”、さあどれ?」と斗貴子に意見を求めたが「そんなもの、更に後でいい!」と怒鳴られる。大鷲のホムンクルス鷲尾との戦いの中で斗貴子はカズキの武装錬金の飾り布から発する山吹色のエネルギー光を見て、第6話「黒死の蝶」で命の恩人となったカズキの武装錬金に「サンライトハート」という名前をプレゼントする。
 カズキの攻撃は常に直線的。最初のホムンクルス猿渡との戦いでの突撃一線。その姿勢は最後まで貫き通した。キャプテンブラボーとの戦いも然り、ヴィクターとの戦いでも然り。猪突猛進、ごり押しである。流れる水の如く、しなやかに相手を倒すことは華麗ではあるが、カズキのような情熱と根性で直線的にぶち破る姿は華麗なる戦い方以上にすばらしいと思う。直線的破壊力の魅力、どこか「聖闘士星矢」の星矢に通じるところがある。

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2007年07月29日

ブレイズオブグローリー



 「武装錬金」、火渡赤馬戦士長のナパーム(焼夷弾 napalm)の武装錬金。火渡赤馬というキャラクターは「武装錬金」、特に錬金戦団の中でも個性的なキャラクターで好きなのだが、彼の持つ武装錬金は屈折した彼の心とは違い直線的なもの。半径250メートルを5100℃の炎で包み込み火炎爆発させる。自身は炎に同化する。
 カズキに対して2回発動。対ヴィクター戦では毒島のエアリアルオペレーターの酸素噴出との合わせ技を見せたが、この攻撃をきっかけにヴィクターが第三段階に入って結果的に退けられる。

 炎を操るというのはある意味ですごく攻撃的に見えるがその応用が単純でいけません。レインボーマンのダッシュ2をみてもそうですが、戦いが単調で活躍の場が限られるのが残念なところ。


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2007年07月24日

バルキリースカート



 「武装錬金」のヒロイン津村斗貴子のデスサイズ(処刑鎌 deathe scythe)の武装錬金。
 「ホムンクルスは全て殺す」と常々彼女が言っているように、ホムンクルスをずたずたに切り裂く様は正に彼女の闘争本能をそのまま形にしたような武装錬金。「臓物をぶちまけろ!」のキメ言葉とともに繰り出す攻撃もさることながら、そのフォルムがすばらしい。カズキのライジングハートや早坂秋水のソードサムライXなど単純な武器の形よりも複雑、動きもあって武器としての武装錬金の中で一番形が整ったものだと思う。(Read More にバルキリースカートと斗貴子さんの勇姿を)

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2007年07月21日

ニアデスハピネス



 武装錬金はオープニングナレーションで述べられているように、「人の闘争本能によって作動するそれは持つ者が秘めたる力を形に変え、唯一無二の武器を創造する」のであるが、各キャラクターのどういった闘争本能がその武装錬金を生み出したのかは分かりにくい。その点、一番はっきり分かるのはパピヨンの持つ黒色火薬の武装錬金“ニアデスハピネス”ではないかと思う。
 蝶野攻爵は天才の名を恣にしたが、不治の病に冒される。親にも見離され、蔵の中で彼が発見したのは曽々祖父・蝶野爆爵の残したホムンクルスと錬金術に関する資料。その天才的頭脳でホムンクルスの研究に勤しみ動物形ホムンクルスを解き放つ。この動きを探ることが錬金戦団の戦士斗貴子の任務であり、カズキとの出会いでもあり、戦士カズキの誕生、以後の物語の発端となる。ヘビのホムンクルス巳田、サルのホムンクルス猿渡、コモリガエルのホムンクルス蛙井、バラのホムンクルス花房、ワシのホムンクルス鷲尾がことごとく斗貴子とカズキに倒された後、蝶野は自ら人型ホムンクルスとなるが、培養した幼生が十分生育する前に弟・次郎に培養フラスコを割られてしまい、不完全な人型ホムンクルスにしかなれなかった。永遠の生命を得たが、病を持ったまま、食人欲求もないまま、蝶人・パピヨンとなる。
 もともとキャプテンブラボーとともに任務に就いて、ムーンフェイスに敗れた錬金の戦士の持っていたシリアルナンバー51の武装錬金を、金城が使っていたが、キャプテンブラボーに倒されたため錬金戦団に戻った。キャプテンブラボーはこの武装錬金(51)を留守番の斗貴子に託したが、それを追って寄宿舎を襲ったホムンクルス陣内との戦いで斗貴子は陣内を切り裂くがその武装錬金(61)は落としたスキにパピヨンに奪われる。
 さて、前置きが長くなったが武装錬金を手に入れたパピヨンの闘争本能---というよりも欲望から生まれた武装錬金の形は火薬。銀成市を燃やし尽くして新たに自分にあった街を作ろうとした蝶野の欲望の生んだ所産か。ニアデスハピネスは near death happiness のこと。
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2007年07月17日

「愛しき世界」



 「武装錬金」の第2期エンディング。第1期エンディングである樹海の歌う「ホシアカリ」は斗貴子を歌った曲だが、この「愛しき世界」は人気キャラでもあるパピヨンを歌った曲。単にそういうテーマだけでなく、曲想も180°転換、甘く切なく心に響く「ホシアカリ」をぶっ飛ばした。
 上の写真はオープニングでのパピヨンだが、下がエンディングのパピヨン。怪しげな雰囲気の中、「武装錬金」の一つの特徴であるギャグを利かせた映像も挟み込まれている。パピヨンファンには人気の曲ながら、シングルカットされていないのが残念。
 収録CDは「武装錬金EXPERT-CD2」。加々美亜矢作詞、澤口和彦作・編曲、加々美亜矢歌唱。

posted by KAZU at 18:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 武装錬金