
上・ゴゼン様による高速精密射撃/下・右籠手からの射撃
早坂桜花のアーチェリー(archery)の武装錬金。この武装錬金のことを書こうとすると早坂姉弟のことを書かないと理解できないと思うのだが、敢えてそれは割愛。とは言え全然書かないと話が進まないので最低限の説明をしておくと、早坂桜花は銀成高校の3年生、容姿端麗で成績優秀、銀成高校の生徒会長であり、LXEのメンバー。その容姿に反して策謀をめぐらし「腹黒」と言われる。カズキが錬金の戦士であることを知る前から笑顔で接近、弟秋水とカズキの戦いではカズキをかばって大怪我を負う。カズキが錬金戦団によって再殺されようとしているのを知り、パピヨンと組んでカズキを陰から援助した。最後は錬金戦団の形で斗貴子のパピヨン討伐任務に加わる。
エンゼル御前は武装錬金の中でも特異な部類に入る。桜花はLXEのバタフライから銀成高校に潜入した錬金の戦士を見つけて倒すよう指令され、ホムンクルス細と太の乱入により武装錬金を発動したカズキと斗貴子を前に初めてその武装錬金「エンゼル御前」を発動する。特性はオートマン(ゴゼン様)による自動精密照準高速射撃の弓、右手の籠手からの特殊な矢の生成。この矢を射ることで他人のダメージを自分が代って引き受けることができる。またオートマンは桜花とは別人格「ゴゼン様」として単独で発動できる。ゴゼン様の人格は桜花の腹黒人格の投影されたものらしい。桜花は籠手を使いゴゼン様と会話することもできる。
最初の矢は命令違反で銀成学園に乗り込んだ細を始末した。その後、斗貴子と戦うが戦士として訓練された斗貴子とバルキリースカートにはかなわず敗退する。それから後は錬金戦団の管理の下、シリアルナンバーXXIIのゴゼン様の単独発動のみが続きヴィクターの復活と共に一旦消滅。後にシリアルナンバーLXXの武装錬金によりアナザータイプとして復活する。このアナザータイプはゴゼン様だけで戦闘には供されていない。最終前話では斗貴子と共にパピヨン討伐に加わり、久しぶりに戦闘タイプで登場する。悪態をつくゴゼン様(水田わさびさん)はどうしてもギャグっぽい場面での登場が多くなるが、戦闘タイプはバルキリースカートに次いで華麗な姿。武器としても大変機能的だと思う。

ゴゼン様(上がシリアルXXIIのタイプ、下がLXXのアナザータイプ)
アナザータイプは元の持ち主バタフライの影響を受けてか羽根が蝶形