2011年10月08日

キャプテンブラボー/防人衛



 久しぶりに「武装錬金」をじっくり見直してます。放映当時はかなり熱を上げたものですが、カズキと斗貴子、特に斗貴子さんを注視してばかりで、なかなか他のキャラクターの細かいセリフや表情までは読みきれていなかったので。
 キャプテンブラボーは6話の最後に初登場。ただ言葉は発せず。7話の冒頭に最初に発した言葉は「善でも悪でも最後まで貫き通せたた信念に偽りなど何ひとつない」。この言葉でカズキを錬金の戦士にスカウトして、16話ではこの言葉で自分の信念を正当化、カズキを再殺しようとする。この信念に偽りがないのなら、どうしてカズキを倒した後に海に投げ捨てたのか、そこだけが疑問です。
 核鉄のナンバーはC(100)、武装錬金はメタルジャケットの「シルバースキン」、声を演じたのは江原正士さん。


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2007年09月19日

ヴィクトリア・パワード



 ヴィクターと妻アレキサンドリアの娘。父親ヴィクターを倒すために錬金戦団によって人型ホムンクスルにされる。ヴィクター失踪の後は母親アレキサンドリアと共にニュートンアップル女学院の地下に密かに身を隠してきた。マントの下にはニュートンアップル女学院の制服を着ているので、生徒として潜伏していたのだろう。人型ホムンクルスが本編中で人を食らう場面は意外と少なくて、蝶野攻爵がホムンクルスと化した時に父親やその部下、弟らを食らう場面を除くと殆ど出てこないが、ヴィクトリアは母親の脳のクローン細胞をパイにして食っていた。かなりひねくれた性格だが、それはホムンクルスとなってからか、わずかな本編登場場面からだけでは判断できない。ただ、母親が風化して塵と化した場面での顔の表情やヴィクターが人間に戻った時に見せた涙を見ると、素直な少女だったのだろうと思われる。声を演じたのは釘宮理恵。
 彼女の武装錬金はエンゼル御前に「どこが武装なんだ?」と言われた「アンダーグラウンドサーチライト」。シェルター(避難豪)の武装錬金で、特性は地下などを利用して亜空間にシェルターを作り出すことができるというもの。自由に出入り口を開閉でき、内部には設備を作り出すことも可能。ニュートンアップル女学院の地下にシェルターを張りめぐらせ、母親アレキサンドリアの脳とそのクローン、白い核鉄の製造ユニットを構築していた。
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2007年09月11日

LXEの合言葉



 「武装錬金」の原作ではかなりシリアスな場面であってもギャグやパロディが連発するそうですが、アニメでは尺の関係もあるのでしょう、ギャグやパロディは削られているところが多いとか。パロディというのは当然のことですが、元ネタがわかっていないとその面白さは理解できませんね。
 さてLXEのアジトは銀成市の森の中の洋館、ここを訪ねるには合言葉が必要です。

「片手に」/「ピストル」
「心に」/「花束」
「唇に」/「火の酒」
「背中に」/「人生を」

 本編では合言葉を言うシーンは3回。パピヨンがバタフライに呼ばれてアジトを訪ねた時、早坂姉弟が銀成学園に潜伏する錬金の戦士を抹殺する任務を与えられた時、そしてキャプテンブラボー・斗貴子・カズキがLXEのアジトを急襲した時。
 朝一番にキャプテンブラボー、カズキと共に洋館へ向かう斗貴子。しかし、エンゼル御前に合言葉と決めポーズを取るように言われ抵抗する。斗貴子が納得する間もなくキャプテンブラボーが合言葉を答え始める。「背中に」の問いに「人」(ブラボー)、「生」(カズキ)、「を!」(斗貴子)。写真はこの時の三人の決めポーズ。何の(誰の)ポーズをぱくっているかは分かりますよね。ちなみに合言葉の方は1978年沢田研二さんのヒット曲「サムライ」の歌詞。作詞はあの天才・阿久悠さんです。

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2007年09月09日

激戦



 錬金戦団の戦士、戦部厳至(いくさべげんじ)のクロススピア(十字槍)の武装錬金。核鉄のシリアルナンバーはXII(12)。特性は激戦を手に執る者(創造主)の身体の損傷した部分を高速・自動で修復すること。手足は勿論のこと、全身が跡形もなく吹き飛ばされてしまったとしても全身さえ修復できる。ただし、創造主の意思に関係なく自動で修復するために、異物が混入してもそのまま修復してしまう。この特性をパピヨンに見破られて敗れる。
 錬金戦団の中でホムンクルスを倒した数が332、最高という激戦の戦士だけあって屈強、豪放、正統派の戦士で、全身修復には相当なエネルギーを消費するらしいが、パピヨンさえヘロヘロになる状態での戦闘においても疲労の色を見せなかった。負けを認めたときには約束どおりパピヨンにカズキたちの行き先を教えている。このあたりも好感の持てる戦士。激戦が修復できるのは肉体だけで、全身修復をした時は着ていた衣服は修復できないために全裸になる。パピヨンに敗れた後、右腕を失い全裸になった状態で戦団が救出するまでそこでじっーとしていたように描かれているが、戦士なら為すべきことがあったんじゃないのか?


81.8MHz fmGIG が夜9時からお送りするムーンライト・ブレイク
月曜日は新旧問わず、アニメ・特撮番組について語り尽くす2時間。
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2007年09月06日

シルバースキン



 錬金戦団の戦士長・防人衛(キャプテンブラボー)のメタルジャケット(防護服)の武装錬金。核鉄のシリアルナンバーはC(100)。
 形は帽子とコートにスラックス、手袋、それからブーツと全身を覆った衣装。六角形の小構造体が集合したもので、その特性はあらゆる攻撃をシャットアウトすること。外からの攻撃で傷がついても瞬時に修復する。また裏返して相手に着せると相手の内部からの攻撃を遮断する拘束着となる(シルバースキン・リバース)。脱ぎ捨てる時、相手に着せる時、射出する時には六角形のチップとなる。ムーンフェイスとの戦いでは籠状に変化して攻撃を封じ込め、30体のムーンフェイスを一網打尽に絡め取った。カズキとの戦いではリバースでエネルギードレインを封じている。最終回ではカズキを迎えに宇宙空間に出た斗貴子の宇宙服代わりとなり、紐状に変化してカズキとヴィクターの捕捉に活躍した。
 いずれにしても攻撃的な特性は全くなく、あらゆる攻撃を防いで、己が手足から繰り出す攻撃(パンチとキック)だけでホムンクルスを倒す。「武器ならある、鍛え上げたこの肉体が俺の武器だ」「善でも悪でも貫き通した信念に偽りなどない!」と言い放つ熱血漢キャプテンブラボーらしい。
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2007年09月02日

サテライトサーティ



 超常選民同盟(LXE)のメンバーの人型ホムンクルス、ルナール・ニコラエフ(ムーンフェイス)の月牙の武装錬金。発動した形は三日月(月牙)形をした物体。その特性は発動者(ムーンフェイス)を月齢(0〜29)に合わせた顔を持つ30人までの人数に増殖させるというもの。分身や幻影でなく、全てが本体であり、一人でも残っていれば再び増殖することが可能。30人に増殖しても人格は一つであり意識は共通のもの。キャプテンブラボーとの戦いで初めて発動した姿を見せる。月齢15の顔はまん丸(満月)、月齢0(新月)の顔はない。他の顔から「怖っ!」と言われているあたりがおもしろい。
 ムーンフェイスもまたオープニング映像に登場するキャラクターでその奇怪さはピカイチ。100年以上前にロシアから日本へやってきたらしい。落ち着いたやわらかい物腰、喋り方をするが、行為や話の内容はかなり残忍。キャプテンブラボーに敗れた時は潔かったが。
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2007年08月25日

バスターバロン



 錬金戦団亜細亜方面の大戦士長・坂口照星の全身甲冑の武装錬金。その姿はオープニングに映像に登場しており、その意味では第1話からその威容を見せていた。
 大戦士長は常に沈着冷静で、思慮深く丁寧な喋り口の男であるが、時折見せる異様さ、強引さが武装錬金に表れている。巨大なロボット形の武装錬金で設定上は身長が57メートル、体重は550トンだそうで、一度だけ見せた部分的発動でさえ周囲を破壊する巨大なものである。特性は両肩にあるサブコクピットに載せた戦士の武装錬金の特性を増幅して利用できること。必殺技はナッルガードで巨大ヴィクター(本体ではなかった)を葬り去った。核鉄のシリアルナンバーはXVII(17)である。最終回では気密密閉してカズキを迎えに月に向かって飛んだ。
 ちなみに設定身長と体重、57メートル・550トンは僕と同年代ならばご存知と思うが、「超電磁ロボ コンバトラーV」の値そのままだ。「身長57メートル 体重550トン 巨体がうなるぞ 空飛ぶぞ その名は超電磁ロボ その名はコンバトラーV V!」という歌詞を思い出される方も多いのでは。「武装錬金」ではこの手の転用がよく見られのだが、作者・和月伸宏氏のパロディやお遊びというより、さりげない愛着心と呼ぶべきか。本編には何ら影響のないところでの隠し味。
posted by KAZU at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 武装錬金