2017年06月18日

「ViVid Strike!」(3)

★主題歌
 オープニングもエンディングも「リリカルなのは」シリーズの伝統的な主題歌イメージを踏襲した曲想で、編曲も同じ感じに仕上がってます。ただ、これまでがオープニングは水樹奈々、エンディングが田村ゆかりという実力派シンガーだけに若干パワー不足を感じます。それでもなかなか迫力のある歌唱に仕上がってます。



 オープニングはリンネ・ベルリネッタの声を演じる小倉唯さんの歌う「Future Strike」。オープニング映像もシリアスな場面を多用していてガンガンとばす感じです。服部祐希作詞、俊龍作曲、小高光太郎編曲、歌は小倉唯。



 エンディングはフーカ・レヴェントンを演じる水瀬いのりさんが歌う「Starry Wish」。主人公が歌うというこのパターンも今まで通りです。こちらは歌詞はけしてコミカルではありませんが、エンディング映像はコミカルでかわいいです。nozomi作詞、KOUGA、nozomi作曲、KOUGA編曲、歌は水瀬いのり。

★サブタイトル
 シンプルでよくエピソードの内容をつかんだ語句。「フーカ・レヴェントン」「リンネ・ベルリネッタ」「ウラカン」「高町なのは」と固有名詞がならぶあたりが印象的でした。OVAは未だ鑑賞していないので早くみたいものです。
#01 フーカ・レヴェントン
#02 ナカジマジム
#03 挑戦
#04 リンネ・ベルリネッタ
#05 ウラカン
#06 ウインターカップ
#07 高町ヴィヴィオ
#08 勝者と敗者
#09 再会
#10 雨
#11 撃ち抜く一撃(ストライク)
#12 繋いだ手の中で
OVA
#05.5 総合魔法戦競技
#05.75 見守る瞳
#13 サマータイムバカンス

2017年06月17日

「ViVid Strike!」(2)



★キャラクター&キャスト
 「魔法少女リリカルなのはStrikerS」以降、キャラクターの数が多くてなかなか全員を覚えるのが難しいです。本作も同様に1クールの作品としてはキャラクター数は多く、一人の声優さんが複数のキャラクターの声を担当しているものも。

○フーカ・レヴェントン / 水瀬いのり
 本作の主人公。ミッドチルダの孤児院出身の少女。礼儀正しくジムの先輩には年下にも敬語を使う。やや直線的な性格で生真面目。自分のことは「わし」、語尾に「じゃ」を付けて喋る。孤児院を出て住み込みのアルバイトで生活を立てていたが、喧嘩に明け暮れ行き倒れ寸前のところをアインハルトに助けられる。使用デバイスは「ウラカン」愛称は「ウーラ」。ヒョウの姿をした自律行動型インテリジェントデバイス。

○リンネ・ベルリネッタ / 小倉唯
 フーカと同じく孤児院出身の少女。フーカの幼馴染、大富豪ベルリネッタ家の養女。U15ワールドランク1位の格闘家。1年前にフーカとは喧嘩別れしている。無敵ながら、過去にヴィヴィオに判定負けを喫していた。使用デバイスは「スクーデリア」。

○高町 ヴィヴィオ / 水橋かおり
 ナカジマジム所属。判定ながら唯一リンネに土をつけている技巧派ファイター。使用デバイスは「セイクリッド・ハート」、愛称はクリスでウサギの姿をした自律行動型インテリジェントデバイス。

○アインハルト・ストラトス / 能登麻美子
 ナカジマジム所属。聖ヒルデ魔法学院中等部2年で無敗で全試合KOのU15ワールドチャンピオン。使用デバイスは「アスティオン」。愛称はティオ、ヒョウの姿をした自律行動型インテリジェントデバイス。

○リオ・ウェズリー / 喜多村英梨
 ナカジマジム所属、ヴィヴィオの親友。魔法戦競技の選手で本作では競技よりもサポート役。使用デバイスは「ソルフェージュ」。

○コロナ・ティミル / 福圓美里
 ナカジマジム所属、ヴィヴィオの親友。魔法戦競技の選手で、リオと同じく本作ではサポート役。使用デバイスは「ブランゼル」。

○ミウラ・リナルディ / 伊藤かな恵
 ナカジマジム所属。リンネからダウンを奪う実力派。使用デバイスは「スターセイバー」。星型のインテリジェントデバイス。

○ユミナ・アンクレイヴ / 上坂すみれ
 ナカジマジムのバイトリーダー、マネージャー。アインハルトの親友。

○ノーヴェ・ナカジマ / 斎藤千和
 ナカジマジムの会長。元ナンバーズ、格闘競技・総合魔法戦競技トレーナー。ジムのあるマンションで暮らしている。

○ミカヤ・シェベル / 浅川悠
 ナカジマジムの顧問取締役、居合道「天瞳流抜刀居合」の師範でもある。ノーヴェの親友。

○ジル・ストーラ / 佐倉綾音
 リンネの専属コーチ。フロンティアジムのトレーナー。元格闘競技選手だったが怪我で引退。拉致されたリンネを助けたことがきっかけで知り合う。

○ヴィクトーリア・ダールグリュン / 遠藤綾
 フロンティアジム所属。総合魔法戦競技の選手。愛称「ヴィクター」。

○ロイ・ベルリネッタ / 辻親八
 リンネの養祖父、故人。孤児たちの公園での奉仕活動でリンネに出会い、自らの娘夫婦の元へリンネを招いた。いじめっ子たちのせいでリンネは大好きなおじいちゃんの最期に立ち会えなかったため、誰にも負けない強さを得るためリンネを格闘技の世界へ導く結果となった。

○ダン・ベルリネッタ / 高田裕司
 リンネの養父。

○ローリー・ベルリネッタ / 日のり子
 リンネの養母。おじいちゃん(ロイ)の実の娘。

○ハリー・トライベッカ / 内山夕実

○エルス・タスミン / 新井里美

○シャンテ・アピニオン / 阿澄佳奈
 聖王教会のシスター。

○ファビア・クロゼルグ / 瀬戸麻沙美

○イクスヴェリア / 川澄綾子

○シスターセイン / 水橋かおり

○ジークリンデ・エレミア / 中津真莉

○ルーテシア・アルピーノ / 桑谷夏子

○キャリー・ターセル / 長谷美希

○ライラ・カプリス / 福原綾香

○カルナ・メイブン / 藤原夏海

2017年06月13日

「ViVid Strike!」(1)



 「ViVid Strike!」は2016年10月からTOKYO MX等で放映されたアニメ作品。「魔法少女リリカルなのは」シリーズの5作目。「魔法少女リリカルなのはViVid」のその後を描いた作品でタイトルに「リリカルなのは」を冠せず、実質上なのはもフェイトも登場しない。前作の主人公であるヴィヴィオとアインハルトも主人公に立てず、新たにフーカ・レヴェントンを主人公に制作されている。原作・脚本は都築真紀、監督は西村純二、音楽は吉川洋一郎、制作はセブン・アークス・ピクチャーズ、製作はViVid Strike PROJECT(キングレコード、セブン・アークス、ソニー・ミュージックコミュニケーションズ、クロックワークス)、全12話+3 (OVA)。
 フーカ・レヴェントンとリンネ・ベルリネッタは孤児で同じ施設の幼なじみ。兄役のフーカと引っ込み思案の妹役リンネは施設で育つが、リンネは大富豪ベルリネッタ家に養女として迎えられる。やがて時をへてリンネは格闘技で名をあげる。フーカはリンネの格闘技に対する姿勢に苛立ち口論となる。さらに街のチンピラ相手に喧嘩沙汰を起こしてしまう。たまたま公園を朝のジョギングで通りかかったアインハルトに拳を振るうが力尽きて倒れてしまう。アインハルトはフーカの才能を見抜いてナカジマジムを紹介し、フーカは格闘技の世界に入っていく。
 リンネが格闘技の世界に入った悲しい出来事を知ったフーカはリンネを叩き伏せてから話をするという意気込みでウインターカップへ挑む。フーカは新人ながらその実力を発揮して準決勝を勝ち抜くが、リンネはヴィヴィオに敗れ、ヴィヴィオはリンネの一撃で受けた傷のため棄権し、決勝は同じジム同士フーカとアインハルトで争われることになる。一方リンネはヴィヴィオに二度目の負けを喫して引退を口にするほどに落ち込む。アインハルトはリンネにチャンピオンシップをフーカとの戦いの勝利を条件に掛けることを提案。名目上のフーカとリンネの練習試合が廃棄地区を舞台に繰り広げられる。長期戦の末、フーカが勝利しリンネの目に輝きが戻ってくる。物語はフーカとアインハルトの決勝のゴングで閉じられる。

2017年05月23日

「魔法少女リリカルなのはViVid」(3)



★主題歌
 オープニングは水樹奈々の歌う「Angel Blossom」。今までの「リリカルなのは」シリーズと同様のパターンですが、シリアス路線から外れたということで明るい曲想になっています。メロディはなかなか難しい曲ですが、水樹奈々さんが自分でつけた歌詞を伸びやかに歌っています。さすがです。弦とピアノの伴奏も素敵な一曲。作詞・歌は水樹奈々、作曲は光増ハジメ、編曲はEFFY。
 エンディングはやはり田村ゆかりの歌う「Pleasure treasure」。こちらも主人公であるヴィヴィオに合わせて声の年齢を下げています。いつものゆかり節とはちょっと感じが違います。最初聞いた時には余り好きになれなかったのですが、聞き込んでいくと♪Smile on me, Smile on you, Shine on me, Shine on youの英語歌詞の部分が耳についてきて心地よいです。作詞は松井五郎、作・編曲は板垣祐介、歌は田村ゆかり。

★サブタイトル
 タイトルナンバーはMemory;#となっています。
Memory;01 セイクリッド・ハート
Memory;02 アインハルト・ストラトス
Memory;03 本気の気持ち
Memory;04 ブランニュー・ハート
Memory;05 サプライズ・アタック
Memory;06 マッチアップ・デュエル
Memory;07 ニュー・ステージ!
Memory;08 ライバル!
Memory;09 インターミドル・チャンピオンシップ
Memory;10 勝利のために!
Memory;11 覇王の拳・創主の願い
Memory;12 決着の意味

2017年05月20日

「魔法少女リリカルなのはViVid」(2)



★キャラクター&キャスト
○高町ヴィヴィオ / 水橋かおり
本作の主人公。高町なのはの養女。St.ヒルデ魔法学院初等科に通う10歳の少女。専用デバイス「セイクリッド・ハート」。

○アインハルト・ストラトス / 能登麻美子
St.ヒルデ魔法学院中等科に通う12歳の少女。古代ベルカの古武術覇王流の使い手であり、古代ベルカ時代の覇王イングヴァルトの記憶を受け継ぐ者。専用デバイス「アスティオン」(愛称は「ティオ」)。

○リオ・ウェズリー / 喜多村英梨
ヴィヴィオのクラスメイト。電気と炎を操り、実家の格闘技「春光拳」と調和させた技を使う。専用デバイスは「ソルフェージュ」。

○コロナ・ティミル / 福圓美里
ヴィヴィオらのクラスメイト。魔法戦ではゴーレムを作り出して戦う。
専用デバイスは「ブランゼル」。

○ノーヴェ・ナカジマ / 斎藤千和
元ナンバーズ。「チームナカジマ」のコーチ。本気モードに入るとナンバーズ時代の戦闘員の目をします。

○高町なのは / 田村ゆかり
言わず知れた時空管理局戦術教導官、ヴィヴィオの母。

○フェイト・テスタロッサ・ハラオウン / 水樹奈々
時空管理局の執務官。なのはの親友でありヴィヴィオの後見人。ヴィヴィオから「フェイトママ」と呼ばれる。

○ミウラ・リナルディ / 伊藤かな恵
八神家道場の門下生、12歳。ザフィーラを師匠と呼んで指導を受けている。仕様デバイスは「スターセイバー」。

○ミカヤ・シュベル / 浅川悠
抜刀術天瞳流師範代。ノーヴェの友人でチームナカジマの修行にも手を貸す。

 他には、シリーズの特にStrikerSのキャラクターが多く登場します。更生した元ナンバーズのメンバーは一度は顔を出してますね。チンクが出てきた時にはびっくりでした。

○シャンテ・アピニオン / 阿澄佳奈
聖王教会のシスター。インターミドル・チャンピオンシップにも参加。

○スバル・ナカジマ / 斎藤千和
元機動六課のメンバー。スバルの父がノーヴェを引き取っているのでスバルはノーヴェの姉になります。

○八神はやて / 植田佳奈
元機動六課課長。

○ヴィータ / 真田アサミ
ヴォルケンリッター。八神道場で格闘技の指導をしている。

○ザフィーラ / 一条和矢
ヴォルケンリッター。八神道場で格闘技の指導をしている。「StrikerS」では獣態でしか登場していませんでしたが、「ViVid」では逆に人間態で登場。

○ジークリンデ・エレミア / 中津真莉
インターミドル・チャンピオンシップの前年度チャンピオン。

2017年05月19日

「魔法少女リリカルなのはViVid」(1)



 「魔法少女リリカルなのはViVid」は2015年春にテレビ放映された「リリカルなのは」シリーズ4本目のアニメ作品。原作は都築真紀、作画・藤真拓哉による同タイトルの漫画作品。監督は伊藤祐毅、脚本は小林成朗、キャラクターデザインに山野雅明、メカニックデザインに藤倉孝明、渡辺浩二、音楽は中條美沙、制作はA-1 Pictures、製作はキングレコード、アニプレックス、セブン・アークス、全12話。
 「全然リリカルでない」とか「魔砲少女」とか言われた「リリカルなのは」シリーズですが、主題に変わりはないもののリアルな戦いから離れてスポーツの格闘技対戦を中心にえがかれた作品。アインハルトの登場シーンからしてもっとハードな作品を想像しましたが、設定は緩めで戦いの場面を除くと、日常を明るく描いています。緩くなった分だけサービスカットも多くなってます。
 「StrikerS」のJS事件の後、高町なのはの娘となったヴィヴィオは、魔法学院に通いつつ、格闘技の訓練も行うようになっていた。なのはとフェイトはヴィヴィオに専用のデバイス「セイグリッド・ハート」(クリス)を与える程に成長していた。そんな頃、町中で「覇王イングヴァルト」を名乗る人物が腕のある格闘家に突如戦いを挑み倒すという闇討ち的事件が頻発していた。ある日ノーヴェをその人と知って戦いを挑むアインハルト・ストラトスは古代ベルカ時代の覇王イングヴァルトの血と記憶を受け継ぐ少女だった。どちらかというと余り見る気のなかった作品でしたたアインハルトの声が能登麻美子さんだったので方針転換(笑)
 ノーヴェの指導で格闘戦技「ストライクアーツ」の修練を積むヴィヴィオ、リオ、コロナと共に修練に参加したアインハルトと仲間たちの戦いを描く。あくまでスポーツとしての戦いですが、なのはやフェイトが模擬戦に参加したりと「魔法少女リリカルなのは」を冠するだけになのはの戦闘シーンも見られます。

2015年05月10日

「ナンバーズ」の活躍



 「魔法少女リリカルなのは ViVid」、先日も書きましたがナンバーズの変わり様が劇的で楽しいです。倒されてしまったドゥーエを含めて4番目までは事件の捜査に非協力的ということで身柄は拘束されたままですが、5番目以降はそれぞれの道を歩んでます。
 ノーヴェの目つきなんて全然違うし、チンクは女の子らしくなっているし。セインはシスターのシャッハ・ヌエラに倒されたんですよね。それがシスターになっているし。ナンバーズは本作の主人公ではないですが楽しみです。