
「眠り姫 Dream On Dreamer」は2014年5月に全国公開された藤江れいな(NMB48)&竹内美宥(AKB48) 出演によるファンタジーホラー作品。監督・脚本は上野コオイチ、配給はアルケミーブラザース、制作はコクーン、アルケミーブラザース。111分。
僕がこの作品を知ったのは勝村美香さんをネットで検索中のこと。残念ながら公開時期を逃してしまって映画館で見ることができませんでした。この度やっとDVDをレンタルして鑑賞。
★Story 高校生の絢芽は見かけはごく普通の女子高生。妹・柊と父と三人で暮らしている。絢芽は昼夜問わず強烈な睡魔に襲われる難病に冒されていた。そのため普段は登下校中、授業中、入浴中でも眠り、周りからは怠け者のように見られてはいるが、それが病のせいであることは周りも了解していてそれをとがめるようなことはなかった。
ある日、妹・柊が死ぬ夢を見るようになったことから不安がつのり、白昼夢を見るようになる。かつて同じ病に冒されていた母が、絢芽が母の死ぬ夢を続けてみるようになってから突然倒れて他界したからだ。絢芽は白昼夢を繰り返すことで現実と夢の境目がわからなくなってきていた。それが予知無なのか、妹が死んでしまうのか。
絢芽は中学生の時に夢に対処する方法を教わる。ひとつは布団をかぶって「これは夢なんだ」と繰り返し唱える。もうひとつは「徹底的に戦うの」。「戦う」という意味がわからなかった絢芽だったが、繰り返し見る夢に対して「徹底的に戦う」決意をする。
予知夢だと感じた絢芽はその夢の先回りをして事件を避けようとすると、夢も変化する。でも結果はやはり同じ。「私ごときに未来を変えることなんて無理なんだ」と半ばあきらめかけたが、母の言葉に現実の世界で直接対決に出る。アイドルが主演の和製ホラー、恐怖することはほとんどありませんでしたが、最後の場面には少しドキドキしました。「未来を変える」これがこの作品の主題なんですね。
僕のお目当ては勿論、絢芽の母、勝村美香さん演じる緑。中学生の絢芽に夢への対処方法を常に微笑みを浮かべながら諭します。出番は少ないですがストーリーに絡む役が多いです。でも死んでしまうという役柄も多いのがね(笑)。久しぶりの美香さんの映画出演、笑っている役柄でよかったです。