2018年12月07日

「俺たちの朝」(1)



 「俺たちの朝」は1976年に日本テレビ系列で放映された青春ドラマ。前作の「俺たちの旅」の後番組として放映され人気を博した。舞台は鎌倉、江ノ電の極楽寺駅周辺で、このドラマの影響で当時は随分賑わったそうだ。企画は日本テレビの岡田晋吉と東宝の梅浦洋一、監督に山本迪夫、土屋統吾郎、木下亮、音楽にチト河内、音楽演奏にトランザム。日本テレビと東宝が協力して制作された。全48話。
 修学院大学を中退した岩崎修治(オッス)と在学中で友人の田口勇夫(チュー)は、下宿先を追い出されてオッスの幼友達で先輩の秋野太作(ヌケ)を追いかけてリヤカーを引いて鎌倉へ。偶然知り合った東京美術大学生の滝村麻子(カーコ)と、同棲ならぬ共同生活を始める。三人はそれぞれの夢を追いかける。男二人と女一人の奇妙な共同生活の内に絆が生まれる。ヨットでの世界一周を目指すオッスは最終回、チューとカーコに送り出されて航海に出る。最初の寄港地に入港するが、視線の先にチューとカーコが立っていた。あの三人の表情が今でも忘れられない。物語は入港の場面で終わっているが、あの後オッスは再び船を出せたのか?

★キャラクター&キャスト
 容姿や口癖や持ち物などから、繰り返し使われるニックネームが特徴。

岩崎修治(オッス)…勝野洋
田口勇夫(チュー)…小倉一郎
滝村麻子(カーコ)…長谷直美
秋野太作(ヌケ)…秋野太作
佐久間かおる(ツナギ)…森川正太

中村良則(アパートの大家)…穂積隆信
中村孝一(大家の息子)…井上純一
岩崎晧一郎(オッスの父)…北村和夫
岩崎尚子(オッスの母)…加藤治子
岩崎杏子(オッスの妹)…岡田奈々
田口貴代(チューの姉)…日色ともゑ
滝村嘉市(カーコの父)…大滝秀治
滝村絹子(カーコの母)…東恵美子
柳田(ヌケの上司、出版社の編集長)…柳生博
青田昇(ジーンズショップの大家)…名古屋章
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2018年07月13日

「警視庁特別調査課 マーダーファイル 津山30人殺しを追え!」(2)


 
★キャスト
〇財前寺三郎 / 清水宏次朗
 警視庁特別調査課をたばねる所長。カップ麺が大好き。閑職のように見えるが、実は敏腕の捜査官で頭もキレるらしい。

〇橋谷紀子 / 時任歩
 特別調査課所員。財前寺の右腕、秘書役、29歳。

〇三上今日子 / EMI
 特別調査課所員。勿論警察官なのだが、自分の部署のことも財前寺がなにをやっているかも実はよく把握していないらしい、雑務役、23歳。

〇角松けいこ / 蒲生麻由
 特別調査課所員。東大法学部卒のエリート、25歳。

〇上杉巧 / 真勝國之
 特別調査課所員。元警視庁キャリア組。財前寺にほれ込んで特別調査課に志願してきた、30歳。

〇小松マリ子 / 勝村美香
 特別調査課所員。特別調査課の異端児。制服も着用せず私服で部屋にこもるが、財前寺が一番信頼する捜査官、27歳。

〇ナレーター / 山野井 仁

〇都井睦雄 / 幸 将司
 津山30人殺しの犯人。

〇都井睦雄が関係したとされる三人の女性
あいざわともみ
小原加奈子
間宮 結




★主題歌
〇挿入歌「キミのいないパーティー」

〇エンディングテーマ「マボロシファンタジー」
by Kodama Central Station



 さて、僕がこの作品を見た理由はただひとつ。勝村美香さんの舞台作品を除いて、未鑑賞の1点だったからです。「シスター・ボンバー」を思い出させるような、ちょっと変人ぽいキャラを歯切れよく演じていて、よかったです。メインキャストに名を連ねているのでシリーズ化されていたら、もうちょっと楽しめたのにな。





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2018年07月11日

「警視庁特別調査課 マーダーファイル 津山30人殺しを追え!」(1)



 「警視庁特別調査課 マーダーファイル 津山30人殺しを追え!」は2005年、シリーズ化を狙って意欲的?に製作したドラマ仕立てのドキュメンタリービデオ作品。総監督に田川幹太、製作はかまいたち。オフィス宏次朗、ビックバーム、80分。
 1938年(昭和13年)5月21日の未明に岡山県苫田郡西加茂村の貝尾の集落で起きた大量殺人事件「津山事件」を再現ドラマとレポートで綴る。この事件は横溝正史の「八つ墓村」のモデルとなった事件として有名。
 架空の組織「警視庁特別調査課」が国からの調査指令に従いレポートを作成するという設定になっている。シリーズ化される予定だったそうで、造りがそのようになっているが、実際には1本しか製作されておらず、その所作が悲しいです。
 また、国から直接指令を受けて動く特別な部署であるにもかかわらず、余りにもお粗末なセット。パソコンがある以外は事件当時の警察署かと思うくらいに何もないです。また昭和13年という時代を考えて何かと「?」なところが見受けられ時代考証も甘いです。
 目玉は今まで成功しなかったという犯人・都井睦雄の親族からのインタビューということになっていますが、これが結果的に定説を覆すような大きな価値があるならもっと周りが騒いでいたはず。
 ただし、この事件を知らない人にとってはなかなかスリリングにテンポよくミニドラマが描かれていて、この点についてはなかなかおもしろいと思います。
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2018年05月19日

「記念樹」



 「記念樹」は1966年(昭和41年)4月から1967年(昭和42年)2月に渡ってTBS系「木下恵介劇場」で放映されたテレビドラマ作品。原作・企画は木下恵介、演出に川頭義郎、脚本に木下恵介、山田太一、音楽は木下忠司、制作は松竹テレビ室、木下恵介プロダクション、TBS。30分1話完結、全46話、モノクロのフイルム作品。



 初回放送は21時ということで当時小学校低学年だったので見ていないが、放送終了後に夕方に再放送されて、その時に見ていた記憶がある。主題歌「記念樹」は園子と園児たちが桜の苗を植えて水をあげるシーンで流れて印象的。ドラマの詳しいストーリーは殆ど覚えていないが、1番の歌詞ははっきりと覚えている。



 孤児の擁護施設(孤児院)「あかつき子供園」の園子先生(水原園子)は結婚して施設を辞めることになる。園児たちは記念に園子先生に桜の苗木を贈る。その植樹の場面が主題歌の映像になっている。15年の後、夫を事故でなくした園子先生(池貝園子)は「あかつき子供園」に戻ってくる。園子先生のことを知ったかつての園児たちが園を訪れる。過去から現在へ、15年間の時の流れをひとりひとりの園児たちについて一話完結型のストーリーで描く。厳しい人間ドラマで余りハッピーな気分で見終えた記憶はなくて、どちらかいうと子供心にもずっしりと重い気分になったような気がする。



★キャスト
〇池貝(水原)園子 / 馬渕晴子
 「あかつき子供園」先生
〇毛利節子 / 高杉早苗
 「あかつき子供園」園長
〇安藤一男 / 佐伯赫哉
 「あかつき子供園」先生
〇池貝健:長谷川哲夫
 園子の夫

 今、キャストを見てみるとかつての園児たち、ゲスト出演者は若き頃の名優さんたちが名を連ねています。
 田村正和、東京ぼん太、十朱幸代、石立鉄男、吉行和子、関口宏、山口崇、寺田農、吉田日出子、北川めぐみ、渥美清、佐々木功、春川ますみ、等。

★主題歌
「記念樹」(作詞・作曲:木下忠司、歌唱:小坂一也)
 1番の歌詞は有名ですが、調べてみるとフルコーラスは4番まであるようですね。僕は1番と3番の歌詞の一部の記憶があるのですが。

桜の苗が 大きく育つ頃
僕らはみんな 大人になるんだ
あいつと こいつ あなたと私
真赤な頬っぺは しているが

日照りのときも 冷たい雪の日も
負けたら駄目だぜ 僕らの夢は
いつでもお前と 仲良しこよし
空までぐんぐん のびてゆく

嬉しきゃ泣いて 悲しきゃ笑うんだ
仲間がみんな 見てるじゃないか
それでも淋しきゃ 大きな声で
呼んでみるんだ “母さん” と

冷たい風は 僕らをためすのさ
白い粉雪は 花びらなのさ
泣いたら駄目だぜ そこまで春が
来てるじゃないか 手をのべて
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2017年11月19日

「ゴルゴ13 九竜の首」(2)

☆前回のつづきを。


ロッキー・ブラウン

 マイアミの麻薬シンジケートのボス・ロッキー・ブラウンは、香港支部の支部長で横流しをしている周を消そうと殺し屋を三度送り込むが、返り討ちに合う。香港警察の主任刑事・スミニーは三度とも同じ手口で同一犯と考え捜査を開始。ロッキー・ブラウンはゴルゴ13に周電峰の暗殺を依頼する。周は麻薬のシンジケート香港支部長であるが表は事業家、香港にプールを寄贈し完成式典でゴルゴは周をスコープに捕らえたが、突然他の者が周を殺してしまう。ロッキー・ブラウンはゴルゴ13に謝罪し、周の裏に黒幕がいることを確信しその黒幕を殺す事を改めてゴルゴ13に依頼する。



 ゴルゴ13は情報収集の中で命を狙われ、ポラーニア領事ポランスキーが黒幕とつかむ。ゴルゴ13、警察、ポランスキーそれぞれの思惑が錯綜しつつストーリーは進む。ゴルゴ13は周射殺の容疑で一旦逮捕されるが、銃弾が異なったことで釈放。ポランスキーは麻薬シンジケートの情報提供を交換条件にアメリカへの亡命をくわだてる。もちろん最後はゴルゴ13が娘の目の前で父親を射殺して仕事を完了する。

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2017年11月18日

「ゴルゴ13 九竜の首」(1)



 「ゴルゴ13 九竜の首」は1977年に東映から公開された「ゴルゴ13」の実写版劇場作品。日本と香港の合作で、香港、マカオ、マイアミ、京都を舞台に制作された。原作はさいとう・たかを&さいとうプロダクション「ゴルゴ13」、監督は野田幸男、製作は東映・嘉倫電影、93分。言語は日本語版は香港側のキャストの声は声優さんで吹き替えられている。主演が千葉真一ということでスタントシーンのいくつかを千葉真一自身が演じ、志穂美悦子をはじめジャパンアクションクラブの面々がアクションシーンを演じた。
 高倉ゴルゴに比べると千葉ゴルゴは人間臭さが取れてカリスマ性が浮き上がっているものの、劇画のあのいかつさにはやはり届きません。



★ストーリー
 漫画では基本短編1話完結のところをいくつかの原作のエピソードを骨子にしてつなぎ合わせ組み合わせているようです。アニメ版では別のストーリーですが、それが組み込まれているので原作を網羅していない僕にもわかります。
 千葉真一は眉を太くメイクして、体にも傷跡を施し、演出的にも原作に似るようにしています。香港のバスの天井でのアクションや最後の断崖での宙づりでの狙撃シーンなどはゴルゴ13ではなくて千葉ゴルゴ。千葉さんの演技が光ります。


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2017年11月16日

「ゴルゴ13」 (1973年実写版)(2)

★キャラクター&キャスト
 キャストはオープニングで表示されるのですが、イランの俳優さん名前を見てもどの配役なのかさっぱり。男か女かさえ分かりにくいです。



ゴルゴ13(デューク・東郷) / 高倉健



キャサリン(秘密警察の連絡員・お約束通りゴルゴ13とのベッドシーンがあります。敵の殺し屋サイモンに射殺される。)



アマン警部 / 山田康雄(声)
マックス・ボアも一目を置くイラン警察の敏腕警部。妻をマックス・ボア一味にさらわれる。妻の救出には成功したが射殺された。最後に妻にゴルゴ13にマックス・ボアを殺してくれと伝えて絶命。



フラナガン秘密警察部長(今回の依頼人の親玉)右から二人目、一番奥の人。



マックス・ボア(今回のターゲット)
それから、マックス・ボアの女。
この映画では唯一日本人好みの美女でした。
posted by KAZU at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 番外編