2017年11月18日

「ゴルゴ13 九竜の首」(1)



 「ゴルゴ13 九竜の首」は1977年に東映から公開された「ゴルゴ13」の実写版劇場作品。日本と香港の合作で、香港、マカオ、マイアミ、京都を舞台に制作された。原作はさいとう・たかを&さいとうプロダクション「ゴルゴ13」、監督は野田幸男、製作は東映・嘉倫電影、93分。言語は日本語版は香港側のキャストの声は声優さんで吹き替えられている。主演が千葉真一ということでスタントシーンのいくつかを千葉真一自身が演じ、志穂美悦子をはじめジャパンアクションクラブの面々がアクションシーンを演じた。
 高倉ゴルゴに比べると千葉ゴルゴは人間臭さが取れてカリスマ性が浮き上がっているものの、劇画のあのいかつさにはやはり届きません。



★ストーリー
 漫画では基本短編1話完結のところをいくつかの原作のエピソードを骨子にしてつなぎ合わせ組み合わせているようです。アニメ版では別のストーリーですが、それが組み込まれているので原作を網羅していない僕にもわかります。
 千葉真一は眉を太くメイクして、体にも傷跡を施し、演出的にも原作に似るようにしています。香港のバスの天井でのアクションや最後の断崖での宙づりでの狙撃シーンなどはゴルゴ13ではなくて千葉ゴルゴ。千葉さんの演技が光ります。


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2017年11月16日

「ゴルゴ13」 (1973年実写版)(2)

★キャラクター&キャスト
 キャストはオープニングで表示されるのですが、イランの俳優さん名前を見てもどの配役なのかさっぱり。男か女かさえ分かりにくいです。



ゴルゴ13(デューク・東郷) / 高倉健



キャサリン(秘密警察の連絡員・お約束通りゴルゴ13とのベッドシーンがあります。敵の殺し屋サイモンに射殺される。)



アマン警部 / 山田康雄(声)
マックス・ボアも一目を置くイラン警察の敏腕警部。妻をマックス・ボア一味にさらわれる。妻の救出には成功したが射殺された。最後に妻にゴルゴ13にマックス・ボアを殺してくれと伝えて絶命。



フラナガン秘密警察部長(今回の依頼人の親玉)右から二人目、一番奥の人。



マックス・ボア(今回のターゲット)
それから、マックス・ボアの女。
この映画では唯一日本人好みの美女でした。
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2017年11月15日

「ゴルゴ13」 (1973年実写版)(1)


ターゲット狙撃のラストシーン

 以前高倉健さんが亡くなった時に記事をアップしたのですが、今回この劇場版「ゴルゴ13」を改めてじっくり見てみました。
 「ゴルゴ13」は1973年東映の配給で公開された日本とイランの合作の劇場版。監督は佐藤純弥、原作は さいとう・たかを、脚本をさいとう・たかをとK・元美津、高久進が担当。音楽は木下忠司、製作は東映・SOCIÉTÉ ANONYME CINÉMATOGRAPHIQUE IRAN。ロケの殆どをイランで行い、日本の俳優は高倉健のみで後は外国人。映画の言語は日本語ということで外人俳優さんの声は日本の声優陣が吹き替えています。キャスティングにはテアトル・エコーと青二プロダクションという二大声優プロダクションが協力しています。


秘密警察の面々フラナガン警察部長がゴルゴを知らない人に説明をしてくれます

 某国秘密警察の捜査員が犯罪組織のボス・マックス・ボアによって消されていった。警察部長のフラナガンはマックス・ボアがイランに潜伏しているという確かな情報を得た千載一遇のチャンスにマックス・ボア暗殺をゴルゴ13にUS50万ドルで依頼する。ゴルゴ13は秘密警察のキャサリンと新婚旅行を装いテヘランへ向かった。ボアは替え玉を何にも操り素顔も知られていなかった。ゴルゴ13はボアの右腕である殺し屋ワルター探し出す。ゴルゴ13がボアを狙っているとの情報をつかみ、殺し屋サイモンらを呼び寄せる。そんな中、イランでは女性が大量に行方不明になる事件が起こっていた。ボアによる人身売買だった。妻をさらわれたイラン警察のアマン、ゴルゴ13、ボアのイスファーファン、砂漠での戦いを描く。
 高倉健の演じるゴルゴ13は非常に人間くさい。クールなところは健さんに似合うのだけれど、臆病で慎重なゴルゴ13は非常に周囲に目を配り、キョロキョロ。原作のゴルゴの神業的なところが見られない。ボアが可愛がっているペットの鳥の籠を撃ち、表に出た鳥が飼い主の肩に飛び乗ったことで、ゴルゴはボアがどの人物かを見抜くが、原作ならあそこで撃ち抜いているはず。短編、一話完結の原作を映画の尺に延ばしたことが却って冗長になっていないか。最後ヘリで追撃してくるワルターを撃ち殺し、ヘリをも撃墜するが、砂漠の只中に置き去りにされた形に。あの状況を生き抜いて、最後にはボアを仕留めるが見ていて納得のいかない結末です。
 秘密警察のキャサリンはワルターに撃ち殺され、妻を救出しようと奮闘したアマン警部も殺されてしまうが、勿論ゴルゴは仕事のためにはその二人の救出には手を出さなかった。その時のゴルゴの表情やしぐさも何か中途半端。一瞬助けそうな表情を見せるところがちょっと。。。
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2017年10月15日

「連載50周年記念特別展 さいとう・たかを ゴルゴ13」



 小学生の時は漫画は読みました。実は月刊「少年画報」の大ファンでほぼ6年間欠かさず読みました。ところが中学生になってからはピタリと読まなくなりました。漫画を読む機会は散髪屋に行った時に待ち時間に読むだけ。中でも「エコエコアザラク」と「ゴルゴ13」はその時の楽しみのひとつだったのです。
 今日は「連載50周年記念特別展 さいとう・たかを ゴルゴ13」を朝一番見に行ってきました。開場前から並びました。少し早く着きすぎただけなんですが。


入り口でいきなり手渡された「ゴルゴ13×外務省」(中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル)

 入ってもう期待以上の展示、興奮しぱなっしでした。さいとう・たかを氏のお仕事は一人で全部仕上げるのではなくてスタッフとともに仕上げる形。原画、単に原画もありましたが、漫画の版下は台紙に原画が貼ってあるだけというものではなく、3次元、コラージュ、修正液でのコマ抜きの白画線。印刷版下としてもすごく興味のあるものでした。
 勿論、各話から選抜されたページはさすがと言う他ありません。表情を余り変えないゴルゴ13でさえ表情が違う。



 名言も数多く紹介されており、ファンならずとも頷くこと間違いなし。

 ああ、それとゴルゴ13は「世界一白ブリーフの似合う男」なんだそうです。白ブリーフなんて長いこと使ってませんが、これくらいは真似てみようかな。。。
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2017年06月15日

「白い炎」



 先日、柴崎友香さんのエッセイ集「見とれていたい★わたしのアイドルたち★」を読みました。このエッセイ集は雑誌に連載されたものを単行本化したものですが、柴崎さんがお気に入りの女優、タレント、ミュージシャンたちをミーハーぽく熱く語った文章が収められています。本編のあとに書き下ろしの「美女観測日記」が付いています。その中に登場する斉藤由貴にいたく反応。
 “「砂の城」「白い炎」「卒業」も好きだけど谷山浩子作詞の「MAT」がいちばん好き。”僕も斉藤由貴さんは好きな俳優さんでしたが、歌手としては「白い炎」と「悲しみよこんにちは」が好きです。「悲しみよこんにちは」は「めぞん一刻」のオープニング、「白い炎」は彼女が演じた「スケバン刑事」のエンディング。
 伴奏の階段を下っていくような音の運びが印象的で、麻宮サキの影の部分の象徴のようか気がして、耳を傾けていました。そして、最後の部分、


私 かなしい女の子ですか
頬で涙が雪になります
自分勝手な女の子ですか
あなたが好きです


 取って付けたような「あなたが好きです」が何度も聞いていると耳に残ります。
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2017年05月17日

「八月の濡れた砂」(2)



キーワード:石川セリ

 NHKの少年ドラマシリーズ「つぶやき岩の秘密」の主題歌は石川セリの歌う「遠い海の記憶」。少年ドラマシリーズに続き、NHKの「みんなのうた」でも流れました。不思議な歌声が印象的でした。ドラマもなかなか面白かったけれど、最後に「何で!」と落胆してしまったのを覚えています。せっかく解いた秘密、そしてその隠されたお宝を…。僕には理解できません。
 閑話休題。「八月の濡れた砂」エンディングで流れた主題歌は石川セリの歌う同タイトルの「八月の濡れた砂」です。「遠い海の記憶」のような不思議な感覚は伝わってきませんが、この映画作品にふさわしい物憂い歌声。
 作詞は吉岡オサム、作曲は音楽担当のむつひろし、編曲は秋葉洋。石川セリのファーストシングルに収録。手持ちの音源はテレビから録音したカセットテープしかなく、今回ベスト盤CDを借りてきて聞きました。
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「八月の濡れた砂」(1)

キーワード:テレサ野田



 NHKの少年ドラマシリーズ「未来からの挑戦」で超現代の科学を用いて現代の変革を狙う英光塾講師・田中レイコ。この田中レイコを演じたのがテレサ野田さん。「たなかれいこ」に「てれさのだ」この二つの名前が他にいろいろと事情があって忘れられない名前でした。そして先日、テレサ野田さんのデビュー作が「八月の濡れた砂」であることを知りました。
 日活が「ロマンポルノシリーズ」に移る前の最後の作品だったそうで、まあお茶の間で見る映画ではありません。14歳のテレサ野田さんの登場シーンはいきなり全裸になって海で体を洗うという場面ですから。
 「八月の濡れた砂」は1971年に日活が製作、公開された作品。監督は藤田敏八、脚本は藤田敏八・峰尾基三・大和屋竺、撮影は萩原憲治、音楽はむつひろし・ペペ、91分。
 湘南を舞台に荒れて敗退していく若者=高校生のねちねちした感情から沸き上がる行動をさらりと描いている。これをねちねち描かれたので見ていられないでしょうから。暴力、窃盗、強姦、自殺、発砲ととんでもない映画ですが、その手の映画評論では評価は高いようです。
 そして肝心のテレサ野田さんですが、14歳デビュー作、かわいいです。「未来からの挑戦」ではコワイ人でした。塾の教室ではかわいい顔もちょっとだけ見せてましたが。1971年の公開ですから僕は13歳、年齢は1つしか違いませんが、とてもとても14歳とは思えない演技でした。


左:田中レイコ、右:三原早苗

★キャスト
・広瀬昌助(西本清=主人公の青年、高校生)
・村野武範(野上健一郎=校長をなぐって退学した清の元同級生)
・テレサ野田(三原早苗=ヒロイン、姉と二人で暮らす。)
・藤田みどり(三原真紀=早苗の姉)
・中沢治夫(川村修司=清の同級生)
・赤塚真人(渡辺マモル=清の同級生)
・隅田和世(稲垣和子=清の同級生)
・三田村元(西本武=清の兄)
・八木昌子(西本文子=清の義姉)
・奈良あけみ(野上雅子=健一郎の母)
・原田芳雄(神父)
・渡辺文雄(亀井亀松=健一郎の母とつきあう政治家)
・田畑善彦(暴力団幹部)
・中平哲仟(暴力団組員)
・溝口拳(暴力団組員)
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