2009年10月09日

「北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王」(2)



☆キャラクター&キャスト
・ラオウ(声: 宇梶剛士)

 本作品の主人公。北斗の長兄。「北斗の拳」ではケンシロウに倒される。
・ソウガ(声:松風雅也)
 修羅の国から来た「韋駄天のソウガ」の異名をとるラオウの軍師。レイナの兄。黒山陰形拳の使い手・ガイヤに奥義指突血を受け余命2月となる。
・レイナ(声:中原麻衣)
 修羅の国出身の「双剣のレイナ」の異名を持つ拳王親衛隊隊長。ソウガの妹。
・サクヤ(声:木村亜希子)
 黒山陰形拳伝承者の一人。ガイヤの妹。占い、予言にも長ずるところがある。サウザーは「愛に背を向けるが故に」、ラオウは「痛みを知らぬが故に」救世主には成り得ないと話す。ラオウとサウザーの戦いを制止するため割って入り両者の拳を受けて死亡する。
・トキ(声:東地宏樹)
 北斗の次兄、ラオウの実弟。ラオウに協力することを断り、カサンドラに幽閉される。核の死の灰を浴びて病の身。「北斗の拳」ではリュウガ、ラオウと戦うも双方とも止めを刺さず天命を全うする。
・智王ギオン(声:御園行洋)
 拳王の侵攻隊を黒王谷に誘いこみ全滅させたが、ラオウが黒王を制したことで開城。許されてカサンドラの獄長となる。後にウイグルが獄長となった後は格下げとなる。
・ウイグル(声:三宅健太)
 カサンドラにおいて死刑を5回も執行されるが死なず、ラオウにカサンドラの獄長を任せられる。「鬼のすすり泣く町」の伝説を作り上げた男。「北斗の拳」ではトキ救出に入ったケンシロウによって倒される。
・リュウガ(声:松原大典)
 孤高の星・天狼星を宿星とする男、泰山天狼拳の使い手。ジュウザの異母兄、ユリアの兄。ラオウの右腕となりラオウの覇業のため「鬼」となることを選んだ。ガイヤの黒山陰形拳を受け寿命を縮めることに。「北斗の拳」では既に余命幾ばくもない時期に登場、トキを襲ってケンシロウを誘い出し真剣勝負の末敗れる。
・サウザー(声:関俊彦)
 南斗六聖拳の一つ南斗鳳凰拳伝承者で南斗108派の頂点に立つ男。聖帝と名乗り勢力を拡大していく。「北斗の拳」では最後ケンシロウに倒される。
・ユダ(声:谷山紀章)
 南斗六聖拳の一つ南斗紅鶴拳の伝承者。妖星の男。サウザーに与してラオウ不在の拳王府を攻撃するが、取って返したラオウ、ソウガにボコボコにされる。サウザーがその命を預かるが、「北斗の拳」では最後は南斗水鳥拳のレイに倒される。
・ジュウザ(声:藤原啓治)
 ご存知「雲のジュウザ」。リュウガの異母弟でありユリアの兄。「北斗の拳」では最後ラオウに倒される。
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2009年10月08日

「北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王」(1)



 「北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王」はTOKYO MX、テレビ東京系列で2008年に放映されたアニメ作品。原案は武論尊、原哲夫、原作は長田悠幸作画の漫画。監督は阿部雅司、制作はサテライト、製作は天の覇王制作委員会(アミューズソフトエンタテインメント、インターチャネル、ショウゲート、コアミックス)となっている。全13話。
 「北斗の拳」のケンシロウの義兄ラオウの若き日の姿をラオウの側から描いた作品で、「北斗の拳」以前あるいは同時期のラオウ、サウザーの覇権争い、「北斗の拳」では詳しく描かれていなかったトキのカサンドラ幽閉の経緯、ウイグル獄長の前歴、リュウガ、黒王号、など「北斗の拳」のファンにとっては、血肉の踊る、1クールの作品ながら奥の深い作品。
 北斗の長兄ラオウが、修羅の国から馳せ参じたソウガ・レイナの兄弟と3人で覇業のために立ち上がる。ラオウは拳王と名乗り、わずか3人から始めて拳王府を開き、周囲の勢力を倒して領土と権力を拡大していく様を描く。サウザーを除いて全ての拳士を寄せつけず、圧倒的な強さを誇る。実力と権力を兼ね備えた者こそが頂点を極めることを示している。ストーリーは公式ページに詳しいのでそちらを。
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2009年09月12日

イザベラ



 「北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王」の第9話で登場した女性がこのイザベラ。全くのゲストキャラで、それもラオウと拳を交えるわけでもなく、全く物語の進行には関与しない。それが公式ページで登場人物として紹介されているのは「魔法戦隊マジレンジャー」の芳香を演じた別府あゆみさんが声を当てているからか。
 イザベラは肩にUDの刻印のある、ユダの女。ユダに調教されて“玄王サリム”をベッドに誘い殺す。しかし剣で止めを刺す時にサリムに首に傷を付けられる。サリム殺害の報告の際、ユダの副官ダガールに首の傷を見つけられ“完璧な美しさ”しか認めないダガールはイザベラを飢えた男達の中に捨て「好きにしろ」と吐き捨てる。男たちに犯された上、拷問を受け、レイナと共に脱出を計るも、背後から矢に射抜かれて死亡する。
 「北斗の拳」ではユダが彼の許可なしに髪形を変えた侍女を捨てるシーンがあった。それに比べれば、理不尽であることに変わりはないとしても、納得はできるのだが、捨てる男がユダでなくてダガールだというのにひっかかる。やはりこの仕業はユダでなくては似合わない。
 別府あゆみさんは声優が初めてではないものの、まだ馴染んでないでない感じ。慣れない俳優さんが声優に挑戦したという感じがいなめない。ちなみにダガールは「北斗の拳」でユダに会うことができずに失意のレイを前にあざ笑うが、ケンシロウに秘孔「下扶突」を突かれ激痛の内に狂い死ぬ。
posted by KAZU at 12:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 北斗の拳

2009年09月09日

「ナミダノカワ」



 昨日ご紹介した「嘆きのエンドレス」同様「北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王」の主題歌。「嘆きのエンドレス」がラオウとソウガ・レイナの兄妹を中心にした映像で流れるのに対し、「ナミダノカワ」はサクヤを中心とした映像で流れるバラード超のエンディング。サクヤの正体やその意図が明らかになるのは終盤で、この曲の歌詞が活きてくるのは終盤に至ってからだが、伏線を歌うというところで哀しい心の内が徐々に見えてくるように思う。
 歌っているのはmina☆muse。公式サイトですら正体不詳の歌手と書かれているが、確かに公開はしていないものの、そこそこ名の知れた人だけにニュースにもなっている。mina☆museは米米CLUBのカールスモーキー石井さんの妹・MINAKOさん。minaは美奈子さんのminaでしょうが、museは神の名前ですからね。大きく出たものです。
 作詞・作曲・歌はmina☆muse、編曲はTAKAHIRO KANEKO。歌詞もメロディもすばらしい一曲。
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2009年09月08日

「嘆きのエンドレス」


「天の覇王」公式サイト公開中壁紙から

 「北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王」のオープニングテーマ。タイアップ曲ながら「天の覇王」の世界観をイメージして作詞されたというだけあって、歌詞の内容は本編のイメージにぴったり。シンプルかつ韻を踏んだリズミカルな言葉の運びはすばらしい。歌っているのはヴィジュアル系バンドの“jealkb”。
 アニメ主題歌を追いかけていると歌っている歌手がどんなジャンルかなどというのは殆ど気にしないが、“jealkb”という意味不明なネームが気になって調べてみた。実際に歌っているビデオなども見たが、曲のイメージからは想像できないです。メンバーが「北斗の拳」のファンだということで、気合が入っています。haderu作詞、elsa作・編曲。

神の怒り 鎮めたまえ
祈りたまえ 崇めたまえ
鬼の運命 愛にまみれ
欲にまみれ 人にまみれ

・・・・・・・・・・・・・

もがけばもがくほど
逃げれば逃げるほど
嘆きのエンドレス
エンドレス エンドレス

 意味から言えば「エンドレス」なのは「嘆き」の方。エンドレスを先に持ってきて後が漢語だと語呂が悪いが、ここで言葉が倒置されていることでスッキリと収まっている。何気ない名文句。
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2007年12月09日

「蒼天の拳」キャラクター(4)



 前半は霞拳志郎が日本へ来たいきさつ、上海へ戻った経緯、そして青幇復活が描かれる。後半に入っていよいよ「拳法家」同士の対決、玉玲のその後が描かれていく。この辺りになるとキャラクター的には拳法家が出てきて、人数的にも落ち着いてくるので覚えやすい。キャラクターの名前が覚えにくいのは中国人ということもあるが、やはりもっと尺を長く取って描くべきなのだろう。

芒狂雲(ぼうきょううん)
北斗孫家拳の使い手。北斗神拳と戦い、北斗神拳を超越することを目指す。そのために阿片の力を借りて禁断の奥義「狂神魂」(秘孔変位-秘孔の位置を自らの意思で変える能力)を会得する。「霊王」と名乗り拳志郎を追って日本へ向かおうとするが、阿片に身をおかされ叶わず、玉玲を殺すことで拳志郎を香港へ呼び戻そうとする。拳志郎の嗅覚に対して聴力が異常に鋭く100メートル先の囁き声まで聞き取れる。玉玲を愛しており、死に直面してなお恐れなく潔い玉玲を殺すことができず、紅華会から守るため記憶を奪い馬賊に託した。拳志郎との最後の戦いに敗れた後、銃弾を受け力尽きた。声を演じたのは梁田清之。
孫家拳の師父
北斗孫家拳の伝承者。狂雲、ギーズの師匠。狂雲が北斗神拳伝承者と戦うことを「神とは戦えん!」と制止しようとする。しかし聞き入れない狂雲に対して孫家拳そのものを封じようと秘孔を突くも、「秘孔変位」を会得した狂雲には効かず殺される。正統伝承者の器を持った男。魔道に落ちた子弟によって殺される運命は、後にラオウに殺されたリュウケンに引き継がれる。声を演じたのは沢木郁也。


81.8MHz fmGIG が夜9時からお送りするムーンライト・ブレイク
月曜日は新旧問わず、アニメ・特撮番組について語り尽くす2時間。
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2007年07月25日

「蒼天の拳」キャラクター(3)



 「北斗の拳」では物語の進行と共にキャラクターが増えていき、そのキャラクターにまつわる経緯が徐々に語られていく。そしてキャラクターがまた徐々に倒れていく。本編の話数にも関係しているとは思うのだが、「蒼空の拳」では詳しい解説もなく一気に登場したキャラクターが物語に深く関係してくることもあって、キャラクターを整理しないと物語の理解が難しい。原作を読んでいる人には無用なのだろうが。今回は青幇復活前後に登場したキャラクターをご紹介。

☆潘光琳(はんこうりん)
 拳志郎の朋友にして青幇の総帥。呉東来に捕らえられネズミに足を食わされて両足を失う。さらに、後には銃弾に倒れる。しかし拳志郎に助けられ青幇復活をなし遂げる。 施設で育った孤児であったが翁洪元が引き取り育てられた。声を演じたのはてらそままさき。

☆潘玉玲(はんぎょくれい)
 潘光琳の妹で兄とともに翁洪元に育てられる。拳志郎の恋人であり、霊王の許嫁。翁洪元がかつての青幇の幇主を殺させるために玉玲を対価として与えた。霊王は玉玲の心が拳志郎から離れないことで拳志郎と日本人を憎んでいたが、玉玲に紅華会の手が及ぶことを恐れて記憶を消し馬賊に託して命を救った。馬賊に育ったことにより銃の扱いを覚え、その達人となる。声を演じたのは久川綾。

posted by KAZU at 08:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 北斗の拳