2015年05月17日

朋友(ポンヨウ)



 「北斗の拳」の名言というと一番はやはり「お前はもう死んでいる」でしょうが、「蒼天の拳」ではそれに当たる「ニイイチンスラ」(儞已經死了)は、原作ではどうかはともかくアニメではそれ程多用されていません。中国語ということもあり、日本人には言葉のインパクトがないからでしょうね。それにひきかえ「朋友」(ポンヨウ)という言葉が非常に重い言葉として多用されています。
 現代中国語では朋友というのは日本語の親友ほどの意味もない、あるサイトの表現を借りると「中国で朋友を作るのは日本で友達を作るよりもずっと簡単」、軽い意味のようです。それが「蒼天の拳」になると朋友が俄然重い意味を持ってきます。
 だいたい「北斗の拳」でもそうですが、「友」は「友達」ではなくて「盟友」であり「宿敵」をも指しますからもはや中国語ではなくて、この作品の造語と言っていいのでしょう。
 李永健が霞拳志郎が上海に忘れたお守りを届けるために、足指を全て切断されるという拷問に堪えてまで成し遂げニコニコ顔で拳志郎に言います、「同道朋友(ポンヨウ)を売らず!、これが青幇(チンパン)よ」。これを機にして霞拳志郎は上海へ戻ることになります。「朋友」(ポンヨウ)は「蒼天の拳」の最重要ワードですね。

 ちなみに旧友のことを中国語では老朋友(ラオポンヨウ)と言うそうです。けして歳を取った友のことではありません。同じような表現はフランス語にもあって「vieux」(古い、歳をくった)という言葉を名詞として使うと「vieil ami」(旧友)のことを指します。

posted by KAZU at 20:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 北斗の拳

2009年10月10日

「北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王」(3)

昨日の続き。キャストの後半を。

・ハバキ(声:堀川仁)
 我王の麾下の軍師。南斗隼牙拳の使い手。我王が逃げてきたサクヤを助けたのを厳しく戒めた。サクヤの謀略で我王が殺害された後、ラオウに倒される。
・リュウロウ(声:諏訪部順一)
 南斗流鴎拳の使い手。南斗の争いに失望して隠遁生活をしていた。サウザー、ラオウの共闘の誘いを断る。共闘を断ったが故にラオウに命を奪われる。ラオウが鬼となることを決意させた男。
・ダガール(声:古澤徹)
 ユダの副官。右目に眼帯をしている。南斗比翼拳の使い手。ユダ同様にだましの手を得意とする。「北斗の拳」ではユダの智略に落胆するレイをあざ笑うが、ケンシロウに秘孔下扶突を突かれ激痛に狂う。自らもユダに騙されていたことを知り、ユダに挑むも南斗紅鶴拳で殺される。
・我王(声:梅津秀行)
 難攻不落と言われた黒鉄城の主。ラオウ軍の攻撃に一週間持ちこたえたが、サクヤの色仕掛けの謀略にかかりレイナの矢に射殺される。
・龍帝アモン(声:宝亀克寿)
 難攻不落のカサンドラを建設した男。カサンドラに入り込むとさまざまな罠が発動して敵味方なく自分に近づく者を餌食にした。人心も彼を離れ無人の町となった。ラオウ、ソウガ、レイナの3人が全ての罠をくぐり抜けて彼の元に踏み込み、罠にかかって亡くなったわが子の話を聞いて自害する。
・ガイヤ(声:加藤将之)
 黒山陰形拳の伝承者、サクヤの兄。リュウガ、ソウガも凌ぐ力を持つ。人心を操りラオウを謀略で倒そうとした。しかし闘気を纏ったラオウに触れることさえできず、連打をくらってあっけなく死亡する。
・イザベラ(声:別府あゆみ)
 UD(ユダ)の女。玄王サリムを殺すもダガールに捨てられ、陵辱、拷問の後、逃亡を図るが背後から矢に射殺される。
・ナレーション(斧アツシ)

 主題歌はオープニングに「嘆きのエンドレス」。haderu作詞、elsa作曲、jealkb歌唱。エンディングは「ナミダノカワ」で、作詞・作曲・歌がmina☆muse、編曲はTAKAHIRO KANEKO。
posted by KAZU at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 北斗の拳

2009年10月09日

「北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王」(2)



☆キャラクター&キャスト
・ラオウ(声: 宇梶剛士)

 本作品の主人公。北斗の長兄。「北斗の拳」ではケンシロウに倒される。
・ソウガ(声:松風雅也)
 修羅の国から来た「韋駄天のソウガ」の異名をとるラオウの軍師。レイナの兄。黒山陰形拳の使い手・ガイヤに奥義指突血を受け余命2月となる。
・レイナ(声:中原麻衣)
 修羅の国出身の「双剣のレイナ」の異名を持つ拳王親衛隊隊長。ソウガの妹。
・サクヤ(声:木村亜希子)
 黒山陰形拳伝承者の一人。ガイヤの妹。占い、予言にも長ずるところがある。サウザーは「愛に背を向けるが故に」、ラオウは「痛みを知らぬが故に」救世主には成り得ないと話す。ラオウとサウザーの戦いを制止するため割って入り両者の拳を受けて死亡する。
・トキ(声:東地宏樹)
 北斗の次兄、ラオウの実弟。ラオウに協力することを断り、カサンドラに幽閉される。核の死の灰を浴びて病の身。「北斗の拳」ではリュウガ、ラオウと戦うも双方とも止めを刺さず天命を全うする。
・智王ギオン(声:御園行洋)
 拳王の侵攻隊を黒王谷に誘いこみ全滅させたが、ラオウが黒王を制したことで開城。許されてカサンドラの獄長となる。後にウイグルが獄長となった後は格下げとなる。
・ウイグル(声:三宅健太)
 カサンドラにおいて死刑を5回も執行されるが死なず、ラオウにカサンドラの獄長を任せられる。「鬼のすすり泣く町」の伝説を作り上げた男。「北斗の拳」ではトキ救出に入ったケンシロウによって倒される。
・リュウガ(声:松原大典)
 孤高の星・天狼星を宿星とする男、泰山天狼拳の使い手。ジュウザの異母兄、ユリアの兄。ラオウの右腕となりラオウの覇業のため「鬼」となることを選んだ。ガイヤの黒山陰形拳を受け寿命を縮めることに。「北斗の拳」では既に余命幾ばくもない時期に登場、トキを襲ってケンシロウを誘い出し真剣勝負の末敗れる。
・サウザー(声:関俊彦)
 南斗六聖拳の一つ南斗鳳凰拳伝承者で南斗108派の頂点に立つ男。聖帝と名乗り勢力を拡大していく。「北斗の拳」では最後ケンシロウに倒される。
・ユダ(声:谷山紀章)
 南斗六聖拳の一つ南斗紅鶴拳の伝承者。妖星の男。サウザーに与してラオウ不在の拳王府を攻撃するが、取って返したラオウ、ソウガにボコボコにされる。サウザーがその命を預かるが、「北斗の拳」では最後は南斗水鳥拳のレイに倒される。
・ジュウザ(声:藤原啓治)
 ご存知「雲のジュウザ」。リュウガの異母弟でありユリアの兄。「北斗の拳」では最後ラオウに倒される。
posted by KAZU at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 北斗の拳

2009年10月08日

「北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王」(1)



 「北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王」はTOKYO MX、テレビ東京系列で2008年に放映されたアニメ作品。原案は武論尊、原哲夫、原作は長田悠幸作画の漫画。監督は阿部雅司、制作はサテライト、製作は天の覇王制作委員会(アミューズソフトエンタテインメント、インターチャネル、ショウゲート、コアミックス)となっている。全13話。
 「北斗の拳」のケンシロウの義兄ラオウの若き日の姿をラオウの側から描いた作品で、「北斗の拳」以前あるいは同時期のラオウ、サウザーの覇権争い、「北斗の拳」では詳しく描かれていなかったトキのカサンドラ幽閉の経緯、ウイグル獄長の前歴、リュウガ、黒王号、など「北斗の拳」のファンにとっては、血肉の踊る、1クールの作品ながら奥の深い作品。
 北斗の長兄ラオウが、修羅の国から馳せ参じたソウガ・レイナの兄弟と3人で覇業のために立ち上がる。ラオウは拳王と名乗り、わずか3人から始めて拳王府を開き、周囲の勢力を倒して領土と権力を拡大していく様を描く。サウザーを除いて全ての拳士を寄せつけず、圧倒的な強さを誇る。実力と権力を兼ね備えた者こそが頂点を極めることを示している。ストーリーは公式ページに詳しいのでそちらを。
posted by KAZU at 08:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 北斗の拳

2009年09月12日

イザベラ



 「北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王」の第9話で登場した女性がこのイザベラ。全くのゲストキャラで、それもラオウと拳を交えるわけでもなく、全く物語の進行には関与しない。それが公式ページで登場人物として紹介されているのは「魔法戦隊マジレンジャー」の芳香を演じた別府あゆみさんが声を当てているからか。
 イザベラは肩にUDの刻印のある、ユダの女。ユダに調教されて“玄王サリム”をベッドに誘い殺す。しかし剣で止めを刺す時にサリムに首に傷を付けられる。サリム殺害の報告の際、ユダの副官ダガールに首の傷を見つけられ“完璧な美しさ”しか認めないダガールはイザベラを飢えた男達の中に捨て「好きにしろ」と吐き捨てる。男たちに犯された上、拷問を受け、レイナと共に脱出を計るも、背後から矢に射抜かれて死亡する。
 「北斗の拳」ではユダが彼の許可なしに髪形を変えた侍女を捨てるシーンがあった。それに比べれば、理不尽であることに変わりはないとしても、納得はできるのだが、捨てる男がユダでなくてダガールだというのにひっかかる。やはりこの仕業はユダでなくては似合わない。
 別府あゆみさんは声優が初めてではないものの、まだ馴染んでないでない感じ。慣れない俳優さんが声優に挑戦したという感じがいなめない。ちなみにダガールは「北斗の拳」でユダに会うことができずに失意のレイを前にあざ笑うが、ケンシロウに秘孔「下扶突」を突かれ激痛の内に狂い死ぬ。
posted by KAZU at 12:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 北斗の拳

2009年09月09日

「ナミダノカワ」



 昨日ご紹介した「嘆きのエンドレス」同様「北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王」の主題歌。「嘆きのエンドレス」がラオウとソウガ・レイナの兄妹を中心にした映像で流れるのに対し、「ナミダノカワ」はサクヤを中心とした映像で流れるバラード超のエンディング。サクヤの正体やその意図が明らかになるのは終盤で、この曲の歌詞が活きてくるのは終盤に至ってからだが、伏線を歌うというところで哀しい心の内が徐々に見えてくるように思う。
 歌っているのはmina☆muse。公式サイトですら正体不詳の歌手と書かれているが、確かに公開はしていないものの、そこそこ名の知れた人だけにニュースにもなっている。mina☆museは米米CLUBのカールスモーキー石井さんの妹・MINAKOさん。minaは美奈子さんのminaでしょうが、museは神の名前ですからね。大きく出たものです。
 作詞・作曲・歌はmina☆muse、編曲はTAKAHIRO KANEKO。歌詞もメロディもすばらしい一曲。
posted by KAZU at 08:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 北斗の拳

2009年09月08日

「嘆きのエンドレス」


「天の覇王」公式サイト公開中壁紙から

 「北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王」のオープニングテーマ。タイアップ曲ながら「天の覇王」の世界観をイメージして作詞されたというだけあって、歌詞の内容は本編のイメージにぴったり。シンプルかつ韻を踏んだリズミカルな言葉の運びはすばらしい。歌っているのはヴィジュアル系バンドの“jealkb”。
 アニメ主題歌を追いかけていると歌っている歌手がどんなジャンルかなどというのは殆ど気にしないが、“jealkb”という意味不明なネームが気になって調べてみた。実際に歌っているビデオなども見たが、曲のイメージからは想像できないです。メンバーが「北斗の拳」のファンだということで、気合が入っています。haderu作詞、elsa作・編曲。

神の怒り 鎮めたまえ
祈りたまえ 崇めたまえ
鬼の運命 愛にまみれ
欲にまみれ 人にまみれ

・・・・・・・・・・・・・

もがけばもがくほど
逃げれば逃げるほど
嘆きのエンドレス
エンドレス エンドレス

 意味から言えば「エンドレス」なのは「嘆き」の方。エンドレスを先に持ってきて後が漢語だと語呂が悪いが、ここで言葉が倒置されていることでスッキリと収まっている。何気ない名文句。
posted by KAZU at 08:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 北斗の拳