
「銀河英雄伝説」の帝国側のキャラクターをご紹介してきたが、これで二部までの主要な人物は紹介を終えた。ラインハルトの姉アンネローゼと友キルヒアイスについては僕には述べることはない。最後にその他のキラ星キャラクターをご紹介してみようと思う。
☆アルツール・フォン・シュトライト 元ブラウンシュバイツ公の部下でありリップシュタット戦役前にフェルナーと共にラインハルトの暗殺を進言する。その言は受け入れられず戦役へと発展する。帝都オーディンでラインハルト軍に捕らえられたがその手腕を評価されて、ラインハルトの副官を務める。バーミリオン会戦ではブリュンヒルトが敵射程内に入り「どうか脱出のご決意を」と退艦を進言している。このあと目前に迫った同名鑑をミュラー艦隊が撃沈している。敏腕ということは身を助けるものというお手本みたいな男だ。
☆エミール・フォン・レッゼ ラインハルトの近侍、赤毛の少年。「神々の黄昏」作戦で侍男として参加、発熱したラインハルトの看病を命ぜられた。「どうかお勝ちください。そして宇宙を統一なさいますよう。」キルヒアイスを思い起こさせる言葉と容姿に以後近侍として最後までブリュンヒルトにその姿があった。バーミリオン会戦でブリュンヒルトが至近弾を受けて大きく揺れた時に、ラインハルトはエミールを真っ先にかばっている。ラインハルトがヒルデガルドと一夜を過ごした夜、ラインハルトの執務室の外の廊下に座り込んで眠っていた姿が忘れられない。
☆ギュンター・キスリング ラインハルトの親衛隊長。親衛隊長ということで元帥府では勿論、戦闘中の艦橋でも正装でラインハルトの傍らに立つことが多かった。設定では白兵戦で武勲をあげて抜擢されたとのこと。最後は准将位だったか?。第4部では余り意識して見ていなかったので、機会があれば確認してみたいキャラクターの一人。
☆アントン・フェルナー シュトライトと共にブラウンシュバイツ公にラインハルトの暗殺を進言、それが受け入れられないとみるやすぐに見切って、ラインハルト軍に捕らえられ帰順する。オーベルシュタイン預かりとなり、以後オーベルシュタインの言動を一番近くで見た歴史の証人となる。オーベルシュタインの参謀として第4部では活躍もみられる。帝都の混乱に対してオーベルシュタイン並に迅速に動き、要所を抑えた。この時は自らが出向いて指揮を執っている。的確な判断力が魅力。僕にとってはサブキャラクター中一番印象深い人物。
これをもちまして「銀河英雄伝説」の主要キャラクターの紹介はひとまず一段落。同盟軍側には興味がないので、逆に興味のある方は
こちらのサイトなどはいかがでしょう。「銀英伝」のプロがその膨大なキャラクターを解説されてます。ただし、ここは小説を基調としているのでアニメのみを扱っているわけではりません。「銀河英雄伝説」はその物語をさらに未来の歴史家が考察しながら過去を語るという形を取っています。それだけに人物像はこの作品の大きな魅力になっている訳です。なぜなら史実は過去の事実であって要点はそれを為した人物の方にあると思うからです。