各新聞とも先般大騒動となった「おふくろさん」(作詞)とテレビ創成時代の連続テレビ映画「月光仮面」(原作・作詞)を挙げていましたが、僕にとっては川内康範さんと言うとやはり「愛の戦士レインボーマン」(原作・作詞)ですね。1972年の「愛の戦士レインボーマン」に続いて1973年「光の戦士ダイヤモンド・アイ」(原作・作詞)、さらに1975年の「正義のシンボルコンドールマン」(原作・作詞)の特撮三部作、さらに1975年の「まんが日本昔ばなし」(監修)、1986年のアニメ「ドリモグだァ!!」(原作・監修)がアニメ・特撮では有名なところ。
「まんが日本昔ばなし」は別として、特撮三部作、「ドリモグだァ!!」はかなり川内さんの色濃い思想に裏打ちされてか、ストーリーの展開から、その主題まである意味クセの強い作品でした。主題歌も川内さんの作詞のものが多く、「月光仮面は誰でしょう」は1972年のアニメ「正義を愛するもの月光仮面」でも音楽は別のものが当てられましたが、詞はそのまま川内さんのものが使われています。
「まんが日本昔ばなし」のオープニングで花頭巾の歌う「にっぽん昔ばなし」の作詞の他、レインボーマンの主題歌はオープニングの「行け!レインボーマン」、エンディング「ヤマトタケシの歌」、「あいつの名前はレインボーマン」、そして“死ね”を連発する挿入歌「死ね死ね団の歌」に至るまで川内さんの作詞。どれもその歌詞が含蓄する言葉の意味が重いものばかりでした。
人物像は僕にはわかりかねますが、最後の「おふくろさん騒動」で僕は良い印象を持たなかったのですが、レインボーマンファンとしては大いに敬意を表したいと思います。
合掌
