2018年04月03日

地球を離れること4200キロ…



 先週の水曜日、3月28日にMBSで「池上彰と宇宙の旅2018」という番組をやっていました。見た方も多いのではないでしょうか。僕もずっと張りついていたわけではないのですが、見ていました。その中で宇宙ステーションや人工衛星の高度の話が出ていましたね。宇宙の話題に余り興味がない方には人工衛星の高度など見当もつかない数字だと思います。
 小学生の時に父が買ってくれた「科学ブック」という雑誌に地球と月の間の通信には1.27秒かかるという事が載っていました。小学校5年生の時にアポロ宇宙船が月に着陸した時に月と地球の距離が38万kmであることを習いました。それでは人工衛星の高さは?
 国際宇宙ステーションは高度は400キロ足らずということですから、地球の皮すれすれを飛んでいるような感じ。地球の半径は6400キロですから、考えてみると随分低いところを飛んでいます。一方気象衛星ひまわりはの高度は36000kmになります。これは地球の静止衛星軌道の高度ですね。ひまわりはいつも同じ位置から私たちを見ていることになります。
 特撮テレビ番組「キャプテンウルトラ」の怪獣シリーズのオープニング「宇宙マーチ」の冒頭に「地球を離れること4200キロ、宇宙ステーション・シルバースターがある。シルバースターにはキャプテンウルトラがいる。キャプテンウルトラも、アカネ隊員も、ロボットハックも、宇宙の平和を守るため力を合わせて働いていた。」とナレーションが入ります。小学校以来、人工衛星の高さはこんなもんだと、ぼんやり覚えていました。池上さんの問いかけに「シルバースター」を思い出した夜でした。

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2018年02月19日

「ゴースト・イン・ザ・シェル」(2)



「ゴースト・イン・ザ・シェル (Ghost in the Shell)」は2017年に公開されたアメリカ製作のSF劇場作品。原作は士郎正宗の漫画「攻殻機動隊」、監督はルパート・サンダース、脚本はジェイミー・モス(英語版)、ウィリアム・ウィーラー、アーレン・クルーガー、製作はドリームワークス、リライアンス・エンターテインメント、アラッド・プロダクションズ、上海電影集団公司(中国語版)、フアフア・メディア。配給は パラマウント映画、 東和ピクチャーズ。107分。全編英語で制作されているが、北野たけしが演じる荒巻のみ日本語で演じている。

★ストーリー
 「攻殻機動隊」を知らなくてもスッと入っていけるのは、さすがにアメリカの娯楽映画だと思う。予備知識なくても見られるのでその点はおすすめ。
 人の脳で直接ネットにアクセスする電脳技術が発達した近未来。人が身体の一部を機械化(義体化)することを選べるようになった時代が舞台。事故で脳以外に大きなダメージを受けたためハンカ・ロボティックス社によって全身を義体化されたミラは特捜組織「公安9課」に配属される。サイバー犯罪やそれにまつわるテロ行為を取り締まるべく「少佐」と呼ばれて仲間を統率、任務に励行していた。ある日ハンカ・ロボティックス社の社員を狙ったサイバーテロ組織の犯行を捜査する内に、ミラは自らの記憶がハンカ社によって操作されている事実にたどり着く。ミラの記憶を取り戻し、ハンカ社の非人道的な実験を暴いて潰していく様を描く。
 アメリカ人が脚本を書くと何故かこういう手合いのものになりがちで、おもしろみがないというか、ワンパターンというか。黒く染まった悪を倒すという最後の勧善懲悪シーンはスカッとするけど楽しめない部分も多いな。

★キャラクター&キャスト(キャラクター、キャスト、声優の順)
〇ミラ・キリアン少佐(草薙素子) / スカーレット・ヨハンソン / 田中敦子
〇バトー / ピルー・アスベック / 大塚明夫
〇荒巻大輔 / 北野ビートたけし
〇オウレイ博士 / ジュリエット・ビノシュ / 山像かおり
〇クゼ / マイケル・ピット / 小山力也
〇トグサ / チン・ハン / 山寺宏一
〇ラドリヤ / ダヌーシャ・サマル(山賀晴代)
〇イシカワ / ラザルス・ラトゥーエル / 仲野裕
〇カッター / ピーター・フェルディナンド / てらそままさき
〇ダーリン博士 / アナマリア・マリンカ / 加納千秋
〇ハイリ(素子の母親) / 桃井かおり / 大西多摩恵
〇モトコ(素子) / 山本花織 / 内野恵理子
〇ヒデオ / アンドリュー・モリス / 今村一誌洋
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2018年02月17日

「ゴースト・イン・ザ・シェル」(1)



 漸く「ゴースト・イン・ザ・シェル」を見た。最初は字幕版を次に吹替版で。普段は字幕版でしか見ないが、吹替のキャストが「攻殻機動隊」のキャストを当てているとの事だったので。とは言っても「攻殻機動隊」は未鑑賞なので思い入れがなく、それよりも字幕版とのギャップに唖然とした。英語のセリフと字幕はしっくりきていたのに、あの日本語のセリフは何!?全然臨場感がなく雰囲気に着いてきていない。
 逆に素晴らしかったのは桃井かおりさんの演技。海外で暮らす日本人らしい見事な仕草、日本語訛りの英語。そして荒巻を演じる北野たけしさん。歳を取ってスローになったけど動きはタケチャンマンと同じで笑ってしまった。「狐を殺るのに兎をよこすな」カッコイイセリフだけど、ちょっと聞き取りにくかったのが残念。
 ぼちぼちレビューしていきたいと思います。
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2018年01月23日

「シン・ゴジラ」(4)

◆里見祐介 / 平泉成
 農林水産大臣。最初のゴジラ上陸時は外遊中、二度目の上陸時でも難を逃れ、多くの閣僚を失った立川への移管後に内閣総理大臣臨時代理に就任。おっとりとした喋り口と物腰で周囲からは総理を押しつけられたと見ていた。「こんなことで歴史に名を残したくなかったなあ」と嘆く一方、安保理の熱核攻撃案に対する臨時総理への全権委任法案を成立を急ぐよう赤坂命じ、熱核攻撃を遅らせるためにフランスと交渉目立たないながら手腕を見せた。ミッション完了後にフランス駐日大使に深々と頭を下げる姿が印象的。「コウイフモノニ ワタシハナリタイ」

◆泉修一 / 松尾諭

 保守党政調副会長→内閣総理大臣臨時代理補佐官。野心家で沈着冷静。人脈も多く矢口からの依頼で、巨災対メンバーかき集めに協力。ゴジラの再上陸時は「金帰火来」東京を離れており、臨時総理補佐官に就任する。

◆森文哉 / 津田寛治

 厚生労働省医政局研究開発振興課長(医系技官)。巨災対発足時に矢口事務局長の挨拶の後、「年長者として私が便宜上の仕切り役を務める」と切り出す。自ら「はぐれ者」と言い放つが、なかなかの仕切り振り。「仮面ライダー龍騎」「妖怪大戦争」「小さき勇者たち〜ガメラ〜」などなど特撮出演の多い津田寛治さん。この人、年をとりませんね。

◆尾頭ヒロミ / 市川実日子

 環境省自然環境局野生生物課長補佐→同課長代理。ゴジラの最初の上陸時に官邸に呼ばれた学識者が役に立たなかったため、矢口が志村秘書官に「誰かいないか」と尋ね、「一人専門家がいます。がまだ課長補佐ですが」という条件で官邸に呼ばれた。先入観なしに野生生物の専門家として映像の解析だけでその能力の可能性を言い当てた。巨災対に参加、生態解析を担当。無表情で坦々と語る。「一匹狼」。

◆間邦夫 / 塚本晋也

 国立城北大学大学院生物圏科学研究科准教授。生物科学の専門家として巨災対に参加。巨災対の中心人物としてゴジラの生態解明に貢献した。「学界の異端児」。

◆財前正夫 / 國村隼

 統合幕僚長。花森防衛大臣に随伴して補佐、官邸でゴジラ攻撃の指令を出す。「ヤシオリ作戦」を立案、現場での指揮を執る。

◆牧悟郎 / 岡本喜八
 写真でしか登場しないが、本作のキーパーソン。元城南大学統合生物学部分子細胞生物学教授。学会の異端児であり日本から脱して渡米。米国エネルギー省から海洋投棄された放射性廃棄物を捕食する不明海底生物の調査依頼を受けて調査研究していた。ゴジラの出現を予想していた節があり、突然帰国して行方不明となっていた。研究データの一部を意図的に消去。またプレジャーボートに意図的に慰留物を残していた。米国が消息の調査を依頼していたが、結局生死は不明のまま。最初にゴジラが出現した東京湾の現場付近で消息を絶っていることから見ても、現場に潜って死亡したというのが自然じゃないのか。
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2018年01月14日

「シン・ゴジラ」(2)

◆あらすじ
 舞台は現在の日本。2016年、東京湾の海底を走る東京湾アクアラインでトンネルの崩壊する事故が発生する。大量の水蒸気が吹き上がって、政府は新たな海底火山の噴火と判断して対応しようとした。しかしその不自然さから内閣官房副長官・矢口蘭堂は巨大生物の可能性を考慮するよう提案するが一笑に付されてしまう。その直後巨大な尻尾が海上に現れ、矢口の懸念が現実化する。



 後にゴジラと呼称される巨大生物は多摩川河口から遡上、蒲田で上陸し匍匐しつつ北上し、突然二足歩行形態に変化する。政府は自衛隊に害獣駆除の名目で出動を要請、自衛隊のヘリが攻撃位置に待機するが、逃げ遅れた住民が発見されたため、首相は攻撃を中止する。ゴジラは再び東京湾に消える。
 私たちは仕事で「想定外」という言葉を時折口にするけれど、「想定外」では大概は許されない。政府のゴジラという想定外への対応は、もし現実に起こったら映画以上に悲惨な状況になっていたと思う。阪神淡路大震災の時も、東北大震災の時も想定外の対処の結果があれだったんですから。



 矢口を事務局長に「巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)」が設置され、ゴジラそのものの調査、そして対策の検討に入る。被災地から放射線が検出され、また米国からの情報で、ゴジラの正体が太古から生き残った生物が不法投棄された放射性廃棄物を食って進化した生物であることが判明する。4日後、再びゴジラが倍の大きさに成長して鎌倉市から上陸、東京へ向かって移動を始める。自衛隊の多摩川を最終防衛ラインとした「タバ作戦」は無制限の武器使用を首相が許可したにもかかわらず突破される。アメリカは大使館防衛を理由にグアムから爆撃機を発進させ、日本政府は安保に基づく攻撃支援をアメリカに要請する。アメリカ軍の攻撃によりゴジラは出血してダメージを受けたが、口から火炎と熱線、背中から熱線を発射して爆撃機は全滅。周囲も火の海となる。政府は総理官邸を放棄して閣僚たちはヘリで避難しようとした矢先にゴジラの熱線はヘリを撃墜し、政府閣僚の大半を失ってしまう。ゴジラは熱線を吐き尽くして活動を停止する。
 ここらあたりからの臨時政府樹立、国連安保理の動きあたりが先に書いた「首都消失」と似通ったところがある。本当に海外列国、国連安保理はこんな動きをするんだろうか。「首都消失」「シン・ゴジラ」ともに同様の動きをする諸外国。現実がコレなら不気味極まりない。
 立川に樹立された臨時内閣は難を逃れた里見農林水産大臣を臨時首相に日本の立て直しを図る。国連安保理はゴジラへの熱核攻撃を決議。関東地区の人民に与えられた避難のための時間は2週間。その中で巨災対はゴジラの元素変換機能と血液による冷却機能を止めて凍結させる「矢口プラン」を実行段階に移す。血液凝固剤をゴジラの口から体内に流し込み凍結させる「ヤシオリ作戦」は、アメリカからの無人機攻撃の協力も受けて実施される。「政治的判断を必要とする場合もある」と現場で陣頭指揮を執る矢口。かなり無茶な設定だとは思いましたが、とにかくゴジラ凍結に成功し幕を閉じます。最後に映し出されたゴジラの第5形態、人形のものは何を示唆するんでしょう。

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2018年01月13日

「シン・ゴジラ」(1)



 「シン・ゴジラ」は2016年7月に東宝の製作・配給で公開された空想特撮映画作品。総監督・脚本に庵野秀明、監督・特技監督に樋口真嗣。東宝のゴジラシリーズとしては29作目に当たるそうだが、他の作品とは全く設定を共有しない独立した作品になっている。踏襲しているのは登場するゴジラの第4形態が「ゴジラ形」をしているということのみ。公開から1年半が経過したが、やっと鑑賞。評判通りのおもしろい作品でした。
 この作品はゴジラという「巨大不明生物」が登場するが、ゴジラの怪獣性を描くのではなくて日本の国家機関が懸命にゴジラに対処する様を描いている。1987年に東宝から公開された「首都消失」も日本の国家機関が東京を失って懸命に国家を維持しつつ問題に対処する様を描いていたが、本作を見ていて「首都消失」のシーンを思い浮かべた。どことなく似た切り口、コンセプトが見られる。さらに本作では政府、自衛隊の慣例に従ったセリフが用いられて、かなり専門用語の多いのも特徴。リアルさが増している。ゴジラが川を遡上する場面や、上陸して進行する場面、また口から火炎・熱線を放出する場面ではダイナミックにリアルに描いているものの“人”がそれに巻き込まれるシーンはほんのわずかで、実際はビルの倒壊に巻き込まれたり戦車が橋に押しつぶされたり、熱線でヘリコプターが破壊されたり、明らかに人が死んでいるにもかかわらず「死」のシーンが全くないという見事なまでの「死」の場面の排除は残酷感や絶望感を持たせない。その分だけドライになってしまうのも事実だけれど、安心して低年齢から視聴できる作品に仕上げている。


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2017年10月02日

「海底大戦争」(1966年)〈2〉

★キャラクター&キャスト
○安倍 / 千葉真一



本作の主人公。日本の記者。

○ジェニー / ペギー・ニール



本作のヒロイン。アメリカの記者。



○ブラウン中佐 / フランツ・グルーバー
アメリカ軍の中佐。新型追跡魚雷の記者会見で説明するなどこのミッションの責任者と思われる。実質上基地の司令官。記者に対しては高圧的に出るが、最後まで安倍たちの安否を気づかう。

○潜水艦艦長 / ブラウン・ガンサー
アメリカの潜水艦艦長。ブラウン中佐とは仲が良いが任務に対しては軍規を優先して中佐に対しても命令調で指示する堅物。吹き替え版では英語で何と呼ばれているか分からないが、「艦長」なら大佐だろうからブラウン中佐よりも上官。



○ハワード教授 / アンドリュー・ヒューズ
アメリカ基地に常駐する原子力の権威。前半では謎の人物ぽい描写だったが、後半で海底帝国に拉致され協力を要請される。クライマックスでは脱出で活躍、サイボーグ化されかけた安倍とジェニーを治療している。

○ムーア博士 / エリック・ニールセン
海底帝国の狂信的な首謀者。基地脱出時にハワード教授に撃たれても安倍と激しく争うも海底基地と運命を共にする。

○ヨゼフ・ハイム博士 / マイク・ダーニン
サイボーグの権威。人間を改造してサイボーグ半魚人を作り出す。最後は自ら作り出したサイボーグ半魚人に殺される。

○ルイーザ / ビバリー・ケラー
海底帝国の三頭の一人。ムーア博士、ハイム博士と共に基地内を闊歩する。

○チャン / 三重街恒二
海底基地の戦闘やサイボーグコントロールを預かる中国人らしき男。

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