2017年01月09日

「傷物語V 冷血編」を見る



 「傷物語」三部作の最終「冷血編」を早速見てまいりました。原作は読んでいませんが、広くその筋は知られているだけに興味はいかに描かれるのか---と言う事に尽きます。エンドロールが終わって劇場に灯が戻ってきても誰も何も言いません。沈黙が続くのみ。こんな作品も珍しいかな。
 現在公開中なので内容については控えますが、演出に少し工夫は必要だったのでは。きっと原作はこうなんでしょうが。ただ「化物語」に続く重要なエピソードであり、やっと謎が氷解したというすっきりした思いはあります。みんなが不幸になる道を選んだ暦の物語。
 劇場を退出するときにボソボソと聞こえてきた会話の中に「結局暦はへたれだった」という声がありました。それは羽川に対する行動のことでしょうけど、感想が其処に行き着くようではこのストーリーを理解したとは言えないんじゃないかな。
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2016年12月27日

藤原塔子と小笠原祥子



 「夏目友人帳」の藤原塔子さんが主人公・夏目貴志に話しかける声が、最近「マリア様がみてる」の小笠原祥子が主人公・福沢祐巳に話す声にそっくりになってきています。「夏目友人帳」の第1期で藤原塔子さんの声は伊藤美紀さんだということを知ったけれど、あの時はそんなに祥子さまに声が似ているとは思わなかったんです。ところが今回「夏目友人帳 伍」の最終回を見て風邪で寝込んだ貴志に語る声が何とも祐巳に語る声そっくり。伊藤美紀さんの愛情ををもって包み込む声は作品を隔てても同じですね。

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2016年12月24日

「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」(5)〜古代アケーリアス文明の遺跡〜



 この作品のプロローグの最初の画面で表示される言葉書き。

壁のかたわらで
わたしはおまえにひとこと話そう
わたしの言う事を聞きなさい
わたしの教えに耳を傾けなさい
(古代シュメール粘土板の記述)

 このエピソードの主題につながる、ジレル人の聖地である恒星間播種船「シャンブロウ」、そしてサブタイトルである「星巡る方舟」、そしてガトランティスが「静謐の星」と呼ぶ古代アケーリアス文明の遺跡。ここで桐生美影は古代文字をひもといていく。その中にあった一節は冒頭の古代シュメールの粘土板の言葉。
 この作品でヒューマノイドは全てアケーリアスの遺伝子を継ぐ根源を同じくする種族の末裔ということになっている。「STAR TREK DEEP SPACE NINE」でも同様のエピソードがありましたね。地球人を含むヒューマノイド、クリンゴン、バルカン、カーデシアが皆同じ遺伝子を基とする生命体の子孫だと。そしてカーデシアの士官が「我々は理解し合えるのだろうか」と言ってます。「星巡る方舟」では古代が「我々は理解し合える」と断言していますが。
 僕は価値観の違う種族はけして理解し合えないと思ってますが、果たして古代の言は正しいのでしょうか。
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2016年12月21日

「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」(4)〜桐生美影〜



 ヤマト技術科員。「情報長の新見薫がスカウトした言語学者の卵」と本編で紹介されてました。本作のヒロインで語り部。惑星調査隊メンバーに情報長と共に惑星に降りる。
 プロローグで登場した空間騎兵第7連隊連隊長の桐生悟郎の娘。ヤマトの地球発進を護衛するために出撃した国連宇宙軍は無事にヤマトを送り出し、防衛総隊司令長官土方竜の乗った旗艦は空間騎兵第7連隊を救出するが、既に桐生悟郎は死亡していた。空間騎兵第7連隊の斉藤始は土方にかみつくが土方は前を凝視したまま動じない。美影は父の死は知らず、なのだろう。



 美影は小型のレコーダーで日誌を録音しているが、自室で下着姿でくつろぐ姿がヤマトシリーズにしては艶かしい。傍らには父と斉藤と共に写った写真が飾られている。声を演じたのは中村繪里子さん。このキャラクターは本作のみに登場する。

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2016年12月20日

「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」(3)



★主題歌
 オープニングは「宇宙戦艦ヤマト2199」。宮川泰作曲、宮川彬良編曲。VIOLIN & CO PRODUSEに葉加瀬太郎。「宇宙戦艦ヤマト」のヴァイオリンアレンジ曲で葉加瀬太郎が演奏。独特の雰囲気を醸し出す。ささきいさおのボーカルにこだわった方が僕は良かったと思うのだけれど。シリーズから離れた孤立した感覚をオープニングで受けた。作り手の方は逆に「コレは別物」という意図だったのか。



 エンディングは「Great Harmony 〜for yamato 2199」。吉元由美作詞、宮川彬良作・編曲、歌は平原綾香。エピローグの後のエンドロールに流れたので突然始まった付け足しのような感がぬぐえないのが残念。エンドロールの後でワンカットほしかった。



 挿入歌に「わかれ」。BGMとして流れたのではなく沖田艦長のコレクションのレコードで登場、沖田艦長の部屋を訪ねた古代がレコードで聞く場面と、ガミラス艦との航路分かれる場面に両艦に艦内放送されるという場面に使われている。ドイツ民謡「ムシデン」版、岡本敏明訳詞、宮川彬良編曲、東京混声合唱団の歌唱。中学か高校かの音楽の教科書にも載っていた、聞いてみると覚えのある曲。
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2016年12月18日

「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」(2)



★キャラクター&キャスト
 古代を軸に調査隊、バーガーの艦隊を中心にした登場人物に絞られてました。ヤマトの艦内ではいつものメンバーが登場しますが、本作ではちょい役。ガミラス側のキャラクターの細かいエピソードが描かれていておもしろかったです。

○古代進 / 小野大輔



 ヤマト戦術長。調査隊隊長。本作では主人公ですが、前に出過ぎですね。戦術長ごときが…という感じがします。

○桐生美影 / 中村繪里子



 ヤマト技術科員。本作のヒロインで語り部。調査隊メンバー。やけに下着姿で頻出してました。

○沢村翔 / 近木裕哉
 ヤマト航空隊員。惑星上陸艇「コウノトリ」のパイロット、調査隊メンバー。

○新見薫 / 久川綾
 ヤマト情報長。桐生の上官。調査隊メンバー。

○相原義一 / 國分和人
 ヤマト通信長。調査隊メンバー。

○アナライザー / チョー
 調査隊メンバー。コウノトリで待機して本編では活躍の場はなかった。最後上陸隊を迎えに来た場面くだいです。

○土方竜 / 石塚運昇
 国連宇宙軍空間防衛総隊司令長官。沖田の親友。沖田の帰りを固く信じて疑わない。沖田艦長とは年齢的には変わらないはずですが、土方の方が若く見えるのはスマートなせい?

○桐生悟郎 / 森功至
 月面に取り残された空間騎兵第7連隊連隊長。救援に間に合わず戦死。桐生美影の父親。

○斉藤始 / 東地宏樹
 月面に取り残された空間騎兵第7連隊隊員。

○フォムト・バーガー / 諏訪部順一
 ドメル幕僚。ランベア艦長代理。少佐ながら七色星団海戦の生き残りで最高士官のため艦隊を指揮する。

○ネレディア・リッケ / 園崎未恵



 第8警務艦隊指揮官兼同艦隊旗艦ミランガル艦長。バーガーの同期の女性士官。バーガーの恋人メリアの姉。

○クリム・メルヒ / 立花慎之介
 スヌーカ隊隊員。最後の戦いで巡洋艦を沈めるも戦死。

○ヴァンス・バーレン / ふくまつ進紗
 老将校。

○メリア・リッケ / 中村繪里子
 ガトランティスの攻撃により死亡。ネレディアの妹、バーガーの恋人だった。

○“雷鳴”のゴラン・ダガーム / 大友龍三郎
 ガトランティスの遠征軍大都督。

○“白銀”のシファル・サーベラー / 甲斐田裕子
 ガトランティスの丞相。

○ボドム・メイス / 石井康嗣
 ダガームの部下、旗艦メガルーダ艦長。ダガームの失墜を画策するもダガームに殺される。

○レーレライ・レール / 岩男潤子
 人の心を読むことができる故に迫害を受けて母星を失ったジレル人の巫女。ネレディアに化けて古代とバーガー達を争わせようとした。


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2016年12月17日

「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」(1)



 「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」は2014年に公開された「宇宙戦艦ヤマト2199」シリーズの作品。総集編の「追憶の航海」とは異なり、オリジナルエピソードでつづられる。ヤマトがイスカンダルからの帰途、テレビシリーズの24話と25話の間のエピソードを111分で描く。
 企画は石川光久・河野聡・西ア彰司、総監督&脚本は出渕裕、音楽は宮川彬良・宮川泰、制作はXEBEC、製作は宇宙戦艦ヤマト2199製作委員会。ヤマト40周年記念作品。

★ストーリー
 ヤマトがイスカンダルで地球再生のためのコスモリバースシステムを入手。イスカンダルの仲介でガミラスからの攻撃を免れての帰途に就いていた。大マゼラン銀河外縁部でガミラスと敵対するガトランティスの艦隊と遭遇する。総指揮官のダガームはヤマトの明け渡しを迫るが、当然拒否。帰りを急ぐヤマトは逃走するが逃げ込もうとした惑星でエネルギーを吸い取る宇宙生物に取りつかれてしまう。敵からの攻撃を振り切り宇宙生物を取り払うためにワープするも謎の宇宙域に捕らわれてしまう。
 一方ドメル艦隊の生き残り第二空母「ランベア」はフォムト・バーガー少佐の指揮で単独航行を続けていた。ランベアはネレディア・リッケの第8警務艦隊に停船させられ、ガミラス本国からのヤマトへの攻撃禁止命令を聞くもヤマトに復讐を誓うバーガーは耳を貸さなかった。そのバーガー机下の艦隊もヤマトと同じく謎の宇宙域に捕らわれてしまう。
 ヤマトから古代、、桐生、沢村、新見、相原、アナライザーは惑星に調査に赴くが、ガミラスの救難信号をキャッチ、上陸する。ヤマトと隔絶され上陸挺との連絡も閉ざされてしまった上陸班は謎のホテルで同じくとらわれの身となっちたガミラスのバーガー、ネレディア、ヴァンス・バーレン、クリム・メルヒと出会う。
 この惑星の正体は滅亡したとされる惑星ジレルの民の生き残りが隠れ住んでいた遺跡であり、巨大な宇宙船であった。本作タイトルとなっている「星巡る方舟」そのもの。外の世界とは遮蔽され隔絶されている。巫女レーレライ・レールは近づく異星人たちを誘い込み互いの猜疑心で自滅するよう仕向けるが、古代もバーガーもそれにはひっかからず、バーガーはネレディアが偽者であることに気づいていた。古代、バーガー、レールが手を携えたことで遺跡であった宇宙船は目覚める。
 ヤマトはバーガーと共闘してガトランティスの艦隊を破る。そしてヤマト、ランベア、ジレルの静謐の星「シャンブロウ」はそれぞれの道を進むため分かれていく。
 最後は暴動が繰り返される地球の様子が描かれる。軍の総司令土方は「俺の親友は必ず帰ると言った」と沖田の帰りを待つ。そこにヤマトからの通信が入る。地球滅亡まで41日のことだった。

 どことなく「スタートレック」シリーズを思い出させるストーリー。“ホテルヤマト”は“ホテル・ロイヤル”、ホテルを脱出する方法は違ったけれど。そして同じヒューマノイド系の異星人たちは同じ遺伝子を元にしているという示唆。意思の疎通、同じ価値観があれば理解し合えるというテーマですが、さてどうでしょう。この狭い地球上ですら、この命題は真とは言い難いですが。
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