
舞台の打ち上げの余興で「私も隠し芸をやってみようかしら」とマリア。銃弾を空に向けて一発撃ち、落ちてくる弾をもう一発撃って弾き飛ばし二つの的に命中させるという「乾杯」という技。しかしあろうことか失敗してしまう。「そんな芸当できるわけないでしょ」とごまかすマリアだったが堕落と失敗に心が揺れるのをさくらが気付く。ちょうどそんな折に米国時代にマリアを裏切ってその片腕を失った男が復讐のためにやってくる。帝劇に爆弾をしかけ、マリアに卑怯な一騎討ちをしかけるのだが…。駆けつけたさくらと共に、相手の銃弾を弾き飛ばして同時に二つの標的を撃ち抜いたマリアは勝利する。どこかにギャグが潜む「サクラ大戦シリーズ」ですが、この1本はマリアが主人公だけにハードボイルドで最後まで押し通してました。
第2話「水のある都市」(思い出の品:アイリスが縁日で取ったくまのペンダント)

舞台の練習で失敗して食いついた織姫と喧嘩になってしまう。その責任をレニに押しつけるアイリス。レニはそれをそのまますんなり受けとめる。「脇役はどのような状況でも主役を受け止める、たとえ相手が失敗しても脇役とはそういうもの」。ところがアイリスは一人夜中に帝劇を抜け出してしまい、舞台を心配した花組メンバーはアイリスを捜しにでかける。