
「緋弾のアリア」は2011年にTBS系他で放映されたアクション系ラブコメアニメ作品。原作は赤松中学による同タイトルのライトノベル。監督は渡部高志、シリーズ構成は白根秀樹、キャラクターデザインに岩倉和憲、音楽は尾澤拓実。制作はJ.C.STAFF、製作は東京武偵高校、TBS。全13話、内最終13話はテレビ未放映となっている。原作の方は現在第16巻だそうですが、アニメの方はごく最初の部分、世界観を理解してさらりと楽しめる程度の導入的なもので、「緋弾」というタイトルの意味は全く触れられずに終わってしまってます。1クールということで世界観を深く掘り下げてしまうと難解になってしまうでしょうから、ちょっぴり物足りない気はしますが楽しむ作品としてはいいのではと思います。
舞台は現在の日本の東京と同等の並行世界。凶悪犯罪が増加して政府組織、警察だけでは犯罪を取り締まれない状況下で、武力を行使して事件を解決する公に認められた探偵「武偵」が存在する社会。その武偵を養成する東京武偵高校に通う遠山キンジはある朝、学校行きのバスに遅れたために自転車で登校しようとするが、「武偵殺し」を名乗る武偵を狙う犯罪者にが減速や停止すれば爆発する爆弾を自転車に仕掛ける。疲労であわやと思われた時、ビルの上から一人の少女が飛び下りてきて彼を助ける。その彼女が武偵高校に転校してきたSランクの武偵・神崎Hアリアだった。
この出会いからキンジの周りでは事件が連発して、彼を巻き込んでいく。最初は自分が狙われていたと思っていたキンジだったが、ストーリーが進行していくとともに、実はアリアがその中心であることに気づく。最高のパートナーとしてキンジに白刃の矢を立てるも最初は武偵をやめようとしていたキンジは断る。しかしアリアの素性、影で事件を操る同級生たちにかかわる中でアリアのパートナーとなって戦いの中に身を置き、悪に立ち向かっていく姿を描く。