
漫画家やなせたかしさんの訃報が流れたのはもう二月も前のこと。やなせたかしさんと言うと「アンパンマン」の作者として有名ですが、漫画作品でアニメ化されたものは余りありません。代表作はもちろんそのアニメ作品「それいけ!アンパンマン」でしょう。お腹がすいて倒れそうな人たちに自分の頭をちぎって与える、アンパンマンの声を演じる戸田恵子さんが感動して話したというその場面は、ひっくり返すととんでもなくブラックな恐ろしい場面でもあります。幼児たちに人気のあるやさしいアンパンマンには無縁のブラックアンパンマンなんですね。もともとのアンパンマンはそんなアンチテーゼなキャラクターだったとか。
さて、僕はやなせたかしさんというとアニメ原作者というよりも作詞家の印象が強いです。「それいけ!アンパンマン」の楽曲の大半はやなせたかしさんの作詞です。作詞で一番有名なのは「手のひらを太陽に」でしょう。NHK「みんなのうた」で流れた「さびしいかしの木」もストーリーのある良いい歌でした。アニメ主題歌として僕が一番に挙げたいのは「星の炎に」。タツノコプロの第一作目のテレビアニメ作品とされる「宇宙エース」のオープニングです。1965年の放送。
「星の炎に」
作詞:やなせたかし/作曲:いずみたく
歌:みすず児童合唱団
宇宙のはてで燃えている
星の炎に照らされて
真珠の瞳の少年が
正義のために戦うぞ
オー オー 輝くシルバーリング
エース エース 宇宙エース
とんでゆけ
宇宙のカゼがのせてくる
星の言葉にみちびかれ
正義を愛する少年が
命をかけて戦うぞ
オー オー 輝くシルバーリング
エース エース 宇宙エース
とんでゆけ
モノクロ時代の名曲ですね。

(つづく)
くらいですが、やなせさんの作詞とは恥ずかし
ながらしりませんでした。
彼の作詞の中で思い出深いのがアンパンマンの
マーチ。幼かった娘たちとよくいっしょに
歌っていました。力強いその歌詞には感銘を
うけますね。
高校生の時だったと思うのですが、
アニメ主題歌の本を見て、「星の炎に」の作詞がやなせたかしさんだと知りました。
当時は作詞家だと思っていました。
「アンパンマンのマーチ」はその歌詞がシンプルで平易、
僕も名曲だと思います。
他の作詞は全く知らなかったのですが、「宇宙エース」もだったんですか。
実際の放送は見てませんが、「懐かしの...」CD集で聞いた事があったかも。
「手のひらを太陽に」は余りにも有名ですものね。アンパンマンと同じく。
「宇宙エース」はリアルタイムに見ていた世代ですから、
オープニング映像を見ると懐かしい。
確かフルコーラスの音源もあったはずなんですが、
見つからないんですよ。