2013年08月18日

「精霊の守り人」(1)



 「精霊の守り人」は2007年にNHK/BS2で放映されたファンタジー・アドベンチャーアニメ作品。BS2の放送時に情報を得て何とか見てみたいと思ったものの叶わず。後にNHK教育テレビで再放送されたそうだがこちらは全然知らずで、さらに後にネット配信された時に5話まで見てずっとそのままだった。今回GyaOの無料配信があってやって全話見ることができた。
 原作は上橋菜穂子の小説「守り人」シリーズで、その根幹部は同タイトルの「精霊の守り人」、一部シリーズの他の作品の部分を引いているとのこと。監督は神山健治、音楽は川井憲次、制作はProduction I.G、製作は「精霊の守り人」製作委員会(電通、ジェネオンエンタテインメント、NHKエンタープライズ、Production I.G)。30分1話完結で、全26話。キャッチコピーは「運命には勝てない。でも、運命 には負けない。」。
 独特の世界観を持つ架空の世界を舞台にした作品で、明らか古代の日本をモデルにしているがキャラクターデザインが素晴らしい。種族や国と言った設定を見事に表していて、個々のキャラクターは魅力的だ。殊に主人公のバルサの年・格好が美人でなく、男っぽくもなく文字の世界を原作にしているとは思えないような素晴らしいマッチ感がある。
 舞台は人の住むサグと、人には見えない異世界ナユグが同時に同じ場所に存在するという架空の世界。並行世界だが今までの作品ではその世界は全く別のもので接点はなく交差することもないのだが、この作品では日常的に接点が存在し、時期によっては交差して行き来が可能になるという設定になっている。槍使いの女用心棒バルサはたまたま川に落ちて流れに飲み込まれそうになった新ヨゴ皇国の第二皇子チャグムを助ける。彼は水妖ニュンガ・ロ・イムの卵を宿しており、父である帝から命を狙われていた。チャグムの母、二ノ妃はバルサにチャグムの用心棒として、彼を連れて逃げ人知れず暮しそして追手から守るように依頼する。た連れて逃げるよう依頼する。建国史では初代皇帝トルガルが水妖を退治したとされていたが、実はニュンガ・ロ・イムは干ばつから人々を救う水を司る水の精霊であった。その事実を知ったバルサ、そして新ヨゴ皇国の星読博士シュガは、ミュンガ・ロ・イムの卵を食う卵食い・ラルンガからチャグムを守りながら、見事にニュンガ・ロ・イムの卵を孵化させることに成功する。その間に起こる様々な出来事を通してチャグムが運命に翻弄されながらも成長していく姿を描く。
 主人公は明らかバルサであるが、長大な原作の一部で「運命」という主題を描いているためにチャグムが中心に描かれている。
posted by KAZU at 13:10| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション
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