2012年10月04日

銀河英雄伝説@TAKARAZUKA



 先日、8年来のブログ友達の一陽さんのお誘いもあって、人生二度目の宝塚歌劇を観劇してきました。二度目と言っても一度目は小学校の時に叔母に連れられて行ったので、殆ど記憶がありませんから、実質上今回が人生初の宝塚歌劇でした。宝塚ファミリーランドへは何度か子供の時に連れて行ってもらってますから大劇場は見ていますが、改装されてから劇場そのものを見るのも初めてでした。
 演奏は生で迫力があるし、実に美しい。そこは宝塚ならではの雰囲気ときらびやかさなのでしょう。「銀河英雄伝説」は田中芳樹の超大作ですが、その原作の第2巻までを中心に、ラインハルトがリップシュタット戦役に勝ちながらも、盟友キルヒアイスを失うまでの、アニメで言うと第26話までを演じています。よくまとめあげたものだと感心しますが、やはり少々走り気味な感はぬぐえません。予備知識なしでストーリーを完全に理解するのは一度観ただけでは無理だと思います。冒頭ロイエンタールが現在までの歴史を語り、随所に原作のままの台詞をちりばめたところは原作ファン、アニメファンには嬉しいところ。
 本来、色恋沙汰に縁の薄い物語で、ラインハルトとヒルデガルドの絡むところは殆どないわけですが、それでは“宝塚歌劇”にならないので、原作以上に二人の絡むシーンは多くなっています。
 さて、小説を原作にしアニメ化されたこの作品、初の舞台ミュージカル化なんですが、小説やアニメと舞台芸術は決定的に違いますね。小説は文字ですから、読者は何度でも同じところを読み返すことができます。アニメは同時に起こったことであっても、ひとつのフレームの中ではひとつずつのシーンが描かれていきますから、表示がずれて見る方はひとつずつを確認しながら追いかけていくことになります。ところが舞台では同時に起こった(やった)ことはそれぞれの演者が同時に演じますから、全部を一度に見ることができないのです。
 ガイエスブルグ要塞での捕虜の検閲の場面、アンスバッハが主君の遺体と共に登場し隠していた火器でラインハルトを狙います。アンスバッハが発砲、オーベルシュタインがラインハルトの前に立ってかばい、火線は外れて後ろの壁を破壊、丸腰のキルヒアイスがアンスバッパの前に立ちふさがります。これ、一瞬の出来事で僕はアンスバッハに目を引かれてしまってオーベルシュタインの動きを見損ねてしまいました。実に残念。オーベルシュタインが身を挺してラインハルトをかばうシーンはアニメではワンカット、舞台では全員の一連の動きのひとつでしかありません。
 キルヒアイスはアニメではアンスバッハの指輪のレーザービームで撃ち抜かれてますが、舞台では銃撃で撃ち抜かれます。舞台の上ではもみ合っているシーンでは様にならないですよね、きっと。この後はサラリを描かれてラインハルトの悲痛は感じられません。原作は原作、アニメはアニメ、舞台は舞台です。

宙組公演
NTT西日本・東日本フレッツシアター
スペース・ファンタジー
銀河英雄伝説@TAKARAZUKA
★キャスト

ラインハルト・フォン・ローエングラム/凰稀 かなめ
ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ/実咲 凜音
パウル・フォン・オーベルシュタイン/悠未 ひろ
ヤン・ウェンリー/緒月遠麻
ジークフリード・キルヒアイス/朝夏 まなと
オスカー・フォン・ロイエンタール/蓮水 ゆうや
アンスバッハ/凪七瑠海
ウォルフガング・ミッターマイヤー/七海 ひろき

ブラウンシュヴァイク公爵/一樹 千尋
リヒテンラーデ/ムーア中将/磯野 千尋
皇帝フリードリヒIV世/寿 つかさ
アマーリエ/鈴奈 沙也
ベーネミュンデ侯爵夫人/美風 舞良
ドミニク/大海 亜呼
ジェシカ/純矢 ちとせ
アンネローゼ/愛花 ちさき
ルビンスキー/鳳樹 いち
クリスティーネ/花音 舞
リッテンハイム侯爵/風羽 玲亜
マリーンドルフ伯爵/ラオ少佐/天風 いぶき
サビーネ/花里 まな
ラインハルトの父/シトレ/天玲 美音
ビッテンフェルト/澄輝 さやと
エリザベート/綾瀬 あきな
アンネローゼの女官/舞花 くるみ
フレデリカ/すみれ乃 麗
フレーゲル/月映 樹茉
ルッツ/凛城 きら
グレーザー(医師)/松風 輝
ワーレン/愛月 ひかる
トリュー二ヒト/星吹 彩翔
アンネローゼ(少女時代)/瀬音 リサ
ケンプ/蒼羽 りく
ヴェストパーレ男爵夫人/夢涼 りあん
リンチ/美月 悠
ラインハルト(少年時代)/彩花 まり
キルヒアイス(少年時代)/真みや 涼子
ユリアン/伶美 うらら
posted by KAZU at 12:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 銀河英雄伝説
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