◎鹿目まどか(かなめまどか)

本作の主人公、見滝原中学校2年生、保健委員。キュゥべえからは魔法少女としての「途方もない」と評される素質を持っている」と再三契約を迫られるが、ほむらの強固な反対・妨害、マミ、さやか、杏子の死を目の当たりにしながらも、魔法少女が「やがて魔女になる少女」であることを知って契約には踏み出せずに、最後の最後まで契約しなかった。最終話にほむらの敗北を前に、悲劇を終わらせる究極の「願い」をもって契約しする。ファンタジーであり、願いがごく身近なものにとらわれがちなこの手の作品に対して、まどかの願いは余りにも人間の望みを超越していた。
ピンクのソウルジェム、ピンクの髪、赤いリボン、フリルのついたかわいい衣装、バラの花をつけた弓矢を使う。本編の時間軸では変身は一度きり。最終話では「過去から未来に至るすべての魔女を誕生の前に消し去る」という願いを実現するために概念に昇華して消えてしまう。声を演じたのは悠木碧さん。かなり難しい役柄を見事に演じきりました。
◎美樹さやか

見滝原中学校2年生、まどかの親友でクラスメイト。まどかと共に魔女の結界の中に入り込み、マミの活躍を見て魔法少女に憧れ、幼なじみの恭介の治療不可能と言われた怪我を治してバイオリン奏者にするためキュゥべえと契約する。マミの「自分の願いを他者の願いをかなえるために使うことは危険」だという忠告を聞き入れなかったことが災いして、やがてどんどん精神的に追い詰められていき人魚の魔女・オクタヴィアになってしまう。杏子の自爆魔法により杏子とともに消滅。遺体は魔女化した時に杏子が救出して新鮮さを保っていたため、現実世界で発見されて死亡が広く知れ渡ることになった。声を演じたのは喜多村英梨さん。
◎巴マミ

見滝原中学校3年生、まどかやさやかの先輩。物語最初の段階で既に魔法少女だった。魔女の結界に入ってしまったまどかとさやかを救出、単発銃を使いこなして華麗な戦いを見せたが、第3話で魔女に頭を食われる形であっけなく死亡した。魔女の結界内で死亡したので遺体は現実世界では発見されずに行方不明者となっている。戦いに同席していたまどかとさやかはほむらが救出している。声を演じたのは水橋かおりさん。