2012年08月20日

「BLOOD+」(1)



 「BLOOD+」は2005年から2006年にMBS・TBS系列で放映されたアクションアニメ。原作はProduction I.G・Aniplex、監督は藤咲淳一、音楽はマーク・マンシーナ、制作はProduction I.G、製作は毎日放送・Aniplex・Production I.G、全50話。
 劇場作品「BLOOD THE LAST VAMPIRE」から始まった基本コンセプトのみ同じで、設定もキャラクターもストーリーも全く異なる“BLOOD”。その中でも4クールのテレビ作品として設定、ストーリー、実際の土地柄や歴史・政治を忠実に反映させた完成度の高い作品。放映直後から年齢を問わず女性に人気で、10歳年下のブログ友達が熱く語っていたのが記憶に残っている。
 舞台は最初が沖縄、その後ベトナム、ロシア、フランス、イギリス、アメリカ(ニューヨーク)へと変えていく。ストーリー的にはフランスまでが前半、そこから1年の時間経過の後イギリスでの話へ移る。また小夜とディーヴァの出生の秘密、“翼手”とは何かを徐々に解きあかして行くストーリーは戦闘を外しても十分それだけでおもしろい。4クール作品ならではの詳細な描写も素晴らしい。
 19世紀にジョエル・ゴルトシュミットはアイスランドから入手した異形の生物のミイラを解剖、調査する。その腹部から取り出された二つの繭に偶然血を落としたことから、繭が活動を開始して二つの繭から二人の女児が生まれる。ジョエルは一人を小夜と名付け娘同然に育て、もう一人を実験用に塔に幽閉して育てる。十代半ばに成長した彼女たちは成長を止め時を止めてしまう。そして1883年のジョエルの誕生日の当日、小夜は幽閉されていた妹にディーヴァという名を付け解放し、ジョエルの誕生パーティで歌を披露するようにと約束するが、解放されたディーヴァはパーティの出席者をことごとく殺しジョエルの助手アンシェルと共に姿をくらます。ディーヴァが解放されて以降、世界に出没する怪物(翼手)とディーヴァを倒すためにジョエルの子孫が「赤い盾」と呼ばれる組織を結成する。時は流れて21世紀の沖縄市コザ、高校生の音無小夜は1年以前の記憶を失っていたが、養父・宮城ジョージと兄・カイ、弟・リクと過ごしていた。忘れ物を取りに夜の学校に入った小夜は翼手に襲われるが自らのシュヴァリエ・ハジに助けられ、翼手を斬り倒す。「赤い盾」の一員デヴィッドから、自らの血が翼手を倒すことのできる唯一無比の武器であることを聞かされ、翼手殲滅、ディーヴァ打倒の戦いの世界に足を踏み入れる。小夜の苦悩と戦いの日常を描く中で、翼手の秘密が語られていく。
 作中、最も好きなキャラクターはハジ。感情はあらわにせず、影のごとく小夜を支え守り助ける存在。ただひとつ残念なことは、最後に遠い過去に小夜と交わした約束を果たさなかったこと。約束は破っちゃいけない。ちゃんと果たしてほしかった。
posted by KAZU at 06:53| Comment(2) | TrackBack(0) | アニメーション
この記事へのコメント
私も、大好きでした。
スケールの大きな作品だったと思います。
音楽も良かった。
私も、このCD、聴きましたよ。
Posted by RASCAL at 2012年08月27日 22:36
RASCALさん、おはようございます。

スケールの大きな4クール作品でした。
細かいところまで描けるのが4クール作品の強みだと思います。
Posted by KAZU at 2012年08月28日 06:38
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