2012年04月07日

三世子の笑み〜「夏目友人帳 肆」〜

 終わってしまいましたね、「夏目友人帳 肆」。第1期から第3期までは、仲間?の身近な妖怪たちと絡んだ楽しい雰囲気で終わったのですが、この「肆」ではちょっと様子が違いました。夏目夫妻の家、貴志の生家を訪ねようと、鍵を受け取りに三世子の家に。ずっとその家に棲んでいた妖怪に憑依される貴志。三世子の家で暮らした頃の追体験から物語は始まります。
 憑依した妖怪ムシクイを追い出したのは夏目の力なのでしょうが、それを発動させたニャンコ先生の声、用心棒らしくなったのか。藤原家に戻って行く夏目の決意もわからないではないのですが、何かしっくりこない最終回でした。
 ただただ、印象に残るのは三世子です。三世子は悪くない。悪いのは家に棲んでいた妖怪であり、夏目だったのです。事情が分からない三世子の態度はごく普通の反応であったと思います。事情がわからない、でも人は成長するのですね。



夏目と一緒に住んでいることを「同棲」とからかわれて赤面する三世子。



鍵を返しに行った夏目に、



やっと好意的な笑みをみせます。

 切ない最終回でしたが、最後の藤原家でのPONTAXによる記念撮影はともかくも、この三世子の笑みで救われた気がします。
posted by KAZU at 00:12| Comment(4) | TrackBack(1) | アニメーション
この記事へのコメント
終わってしまいましたね、「夏目友人帳 肆」。
毎週みるのが生活の一部なっていたのでちょっと
喪失感が...私はPONTAX 気に入りましたw
Posted by あびょん・いとう at 2012年04月08日 00:33
あびょん・いとうさん、おはようございます。

「肆」はレイコさんからみが少なくて、
“敵意をもった”妖が多かったのが特徴でしょうか。
2話完結のエピソードが三つでしたっけ、
1クールで三つはちょっと多いですね。

「伍」があるとすれば、少し先がいいかも、です。
脚本・演出が命の作品ですから心にしみわたる
心温まるエピソードをみせてほしいですね。
Posted by KAZU at 2012年04月08日 08:32
>“敵意をもった”妖が多かった…
「犬の会」とか、アヤカシと夏目の距離が近づいてるエピソードってボクは大好きですが、
そうでは無い部分を出してバランスを取ろうとしたとか?
で、ちょっと引き離したところで...「伍」とかそれ以降で、ニャンコ先生或いは斑が夏目の為に大活躍して締めくくるとか妄想してます。

普段のニャンコ先生のツンデレというかデレッぷりは相当なものだから(猫だけに)...それと釣り合える位の悪意の固まりが出てきたりして。しかし、それは、この作品には合わないかなぁ...

何にしても、多分、この終わり方ならば次回作が出来ますね。うん。間違いないです。
Posted by t_aki(たみぃ) at 2012年04月09日 04:47
t_aki(たみぃ)さん、おはようございます。

>それと釣り合える位の悪意の固まりが出てきたりして。
それはストーリーとしてはおもしろいですが、
この作品で描かれるかな?ってところでしょうか。

シリーズの終わりとしては、少々不自然なので
次を期待はしたいです。
Posted by KAZU at 2012年04月09日 06:32
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Excerpt: [画像] 毎回楽しませてもらってきた夏目「肆」もついに最終回。 最終話「遠き家路」では、第十二話をうけて、夏目は ニャンコ先生ともに亡き父とすごした生家への「心の旅路」 をたどる... 父母は..
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