2012年02月18日

「妖怪人間ベム -HUMANOID MONSTER BEM-」(1)



 「妖怪人間ベム -HUMANOID MONSTER BEM-」は2006年に製作・公開されたアニメ作品。残念ながら全国ネットでのオンエアがなかったために、存在は知っていたものの今まで見ることができなかった。今回GyaO!での配信でやっと全話みることができた。原作はアサツー ディ・ケイ、監督は原田浩、音楽は五木田岳彦、制作はスダジオコメット、製作は日本アドシステムズ、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント、エイベックス・エンタテインメント、スタジオコメット。全26話。
 オリジナルの「妖怪人間ベム」は最初の放映が1968年なので38年の時間を経て製作された第2作とういことになるが、さすがにそれだけの時の流れがあるため、かなり現代風にアレンジされている。前作を知らなくても全く違和感なく見られる。こういうリバイバル作品は全く同設定のリメイクだと比較できておもしろいのだけれど、現代風にアレンジしてストーリー展開も変えてしまうとどうもいけません。どう見てもオリジナルの方がずっと魅力的。
 さて、閑話休題。基本設定は前作と同じ。誕生の経緯は少し詳しく描かれていて錬金術師の手によるホムンクルスとして作られたことが語られるが、「暗い闇の中で」生まれた3匹の妖怪人間、ベム、ベラ、ベロは人に徒する妖怪を退治(正義を成す)しながら、放浪の旅を続け、妖怪の巣窟のなりつつある港町に漂着、ここで妖怪退治をすることになる。前作が放浪の旅を続けて一所に留まらず、人間のキャラクターは常にゲストだったのだが、本作では一所に留まったということで、人間側にもレギュラーキャラが登場する。
 シリーズ前半では妖怪人間達が人知れず妖怪を退治していくストーリーだったが、後半は敵キャラを設定、そこに警察がかかわってきて、つまらない展開になってしまった。「早く人間になりたい」と「正義の心」が確固たるテーマとして取り上げられたことで、最後は随分やすっぽい展開になってしまった気がする。テーマそのものは悪くないと思うが。
 前作のホラー調の描写は全くなし。以前取り上げたオリジナルの第3話「死びとの町」の恐ろしくて子供が泣くようなストーリーは見られない。ちなみにこの「死びとの町」でエミリーの家でお菓子をごちそうになったベロが「にわとりの生肉がいいな」なんて言うが、同じセリフをベロが言ってました。
(つづく)
posted by KAZU at 13:41| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション
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