
作家の小松左京さんが亡くなられました。各紙とも写真入りで報じていましたね。中学の時に祖父の持っていた「日本沈没」を読んで以来、二十代でおもしろそうなSF長編は片っ端から読みました。映画になった「復活の日」や「エスパイ」、「さよならジュピター」、「首都消失」はもちろんのこと、「見えないものの影」、「果てしなき流れの果に」、「継ぐのは誰か?」などは記憶に深いです。過去記事で小松左京さんの原作作品は、
「宇宙人ピピ」 (1965年)
「空中都市008」(原作「空中都市008 アオゾラ市のものがたり」)
「ぼくとマリの時間旅行」 (NHK少年ドラマシリーズ、原作「時間エージェント」)
「日本沈没」(1973年)(TV)
「復活の日」(1980年)
「さよならジュピター」(1984年)
です。
残念ながら「日本沈没」の劇場版は1973年の作品も2006年の新作も見ていません。「エスパイ」は原作は読みましたが映画は1974年の作品で、その存在を知りませんでした。原作の内容から想像するにかなりエロチックな映像なんでしょうね。是非見てみたいと思います。「首都消失」は1985年の公開作品ですが、これは劇場に見に行きました。レビューするにはちょっと記憶が不確かなのでこの機会に再度見てみたいと思います。
小松左京さんの作品の特徴としては内容はハードで事柄の描写は無機的なんですが、テーマは人とか愛とか人間の感情に根ざしたところのものを描いていて、ちょっとちゃめっけのあるオチが付いてます。映画作品になるとそのちゃめっけが、どうしても感動をぶち壊してしまうところがあるのか、なかなか描かれなくて設定も変えられているものが多いです。
こんな大げさであり得ない事態を描いたSF作家の巨匠のご冥福をお祈りいたします。合掌。
ゼロエイト、エイト」という「空中都市008」の
主題歌。御冥福をお祈りします。
そういえば「日本沈没」も、必然と云うには苦しめな部分でエロい描写が有りました。日本人のすばらしさを語ってる所でしたか。ココだけ覚えてます(笑)
ボクは、小松左京さんの小説は「日本沈没」だけ見ました。
SF は基本的に好きです。スペクタクルな感じが良く伝わってきて面白かったですが、ちょっとボクの好みとは合わなかったので結果、この作品しか見なくって。
別の作品を見てたらもっと違う印象で見られたかも。
しかし、確かに巨匠でした。ご冥福をお祈りします...
小松左京さんと聞いて「ゼロゼロエイト」を
思い浮かべるというのはさすがあびょん・いとうさん(笑)。
「日本沈没」が余りにも有名だけに他の作品がかすんでいるという感がありますね。
昨日、1973年の劇場版を借りてきました。
テレビ版の印象が強かったので、
さすがに劇場版はストーリーの進行がはやくて
ちょっとびっくりです。
原作でエロチックな場面というと覚えているのは
田所と玲子が夜の浜辺で・・・という場面。
劇場版では水着脱がなかった(笑)。