2011年06月23日

「ぬらりひょんの孫」(1)



 「ぬらりひょんの孫」は2010年に日本テレビ系列他で放映されたアニメ作品。“怪奇ファンタジー”と紹介されているがストーリーは基本的にバトルもの。原作は椎橋寛の漫画「ぬらりひょんの孫」で、監督は西村純二、キャラクターデザインは岡真里子、妖怪デザインに田頭しのぶ、音楽は田中公平、制作はスタジオディーン、製作は奴良組(集英社、東宝、読売テレビ、ポニーキャニオン、BS11、読売広告社、博報堂DYメディアパートナーズ)。
 東京の浮世絵町に本拠地を置く妖怪の組織・奴良組の初代総大将ぬらりひょんの血を引く人と妖怪のクォーターの少年奴良リクオが三代目を継ぐべく覚醒・成長していく姿を描く妖怪物語。妖怪の百鬼夜行の世界を任侠の世界に置き換えて描いているのが特徴。人が恐と信仰の対象とした妖怪と人をたぶらかし、殺し、食らう妖怪と対比しつつ、勧善懲悪の形で物語は進む。
 かつて百鬼夜行を従えたぬらりひょんは隠居の身であるが、息子を失い未だ総大将の座を守っていた。孫のリクオは中学生だが人と妖怪とのクォーター。リクオ自信は人として生きるつもりでいたが、弱体化している組を守るために三代目を継ぐことを決意する。シリーズの前半は奴良組の内情と牛鬼の謀叛を中心に、後半は四国八十八鬼夜行の関東侵攻を描く。
 何と言っても見どころは“百鬼夜行”で、“夜のリクオ”が率いての出入りの場面は厳か、重厚に描かれている。物語の主人公はリクオだけれど、僕は総大将ぬらりひょんがその実力を発揮する場面が好き。以前にも書きましたが大映の「妖怪百物語」では百鬼夜行を率いた総大将は油すましで、ぬらりひょんはその一員にすぎなかったものが、「ゲゲゲの鬼太郎」では最強の敵役に昇格しているし、いつのまにやら大妖怪になってます。(つづく)
posted by KAZU at 12:38| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション
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