2011年05月23日

「星になったママ」



 知る人ぞ知る「ジャングル大帝」の挿入歌です。この曲は内容から言っても第1話のみで使われた曲で、テレビ版で流れたかどうかは僕の記憶にはありませんが、再編成された劇場版と第1話のソノシート(朝日ソノラマ盤)には使用されています。僕はソノシートからカセットテープに録音してあったのですが、後にソノシートが風化して割れ再生できなくなってしまったので、唯一カセットテープが音源でした。
 ジャングルに君臨する白い獅子パンジャは、飢えた肉食獣のために人間の牧場を襲って肉を手に入れそれを肉食獣に分け与えてました。人間は白いライオンを恐れますが、狩猟のプロがやってきてパンジャの妻・エライザを捕らえ、エライザを囮にしてパンジャを撃ち殺します。捕らわれの身となったエライザは搬送される船の中でパンジャの子・レオを産み落とします。船は途中で嵐に襲われ、エライザはレオに一人で逃げるように諭し、レオは檻の格子をすり抜け、船倉の丸窓から海へ飛び込みます。船は難破し、船の残骸にしがみついたレオ。嵐は去り、晴れた空に星がでます。「星が出ている、きれいだなあ」とつぶやくレオ、そして星空から歌声が流れます。これが「星になったママ」。作詞は、プロデューサーで制作、演出をつとめた山本暎一、作曲は冨田勲、歌は泉みどり。

さびしがらないで レオ
ママがいっしょよ レオ
ママはここ星になったのよ
空であなたをみています
光であなたをてらします
いきなさい レオ
どこまでも レオ
ママのいとしい子 レオ

 この挿入歌の後、レオは“ママは星になったんだ”という冷めた納得をし、更にパンジャの声がジャングルへ帰るように命じます。力を取り戻したレオがアフリカの大地に近づいた時は朝。朝日の中に蝶の群(鳥ではなかったと思います)が飛ぶ中をレオは泳ぎます。まだテレビはカラー作品が少なかった頃、多分劇場版を見たのだと思いますが、このシーン素晴らしい色で正に“総天然色”でした。
posted by KAZU at 12:47| アニメーション