2011年03月27日

「妄想代理人」



 「妄想代理人」は2004年に WOWOWで放映された今敏監督が手がけたアニメ作品。監督初のテレビ連続アニメ。原作・総監督に今敏、音楽は平沢進、アニメ制作はマッドハウス、製作は「妄想代理人」製作委員会(アスミック・エース エンタテインメント、GENEON ENTERTAINMENT USA、東北新社、マッドハウス、WOWOW)、全13話。
 今敏監督の独特の切り口と表現で構成される奇想天外なアニメ作品。人気マスコットキャラクターを生み出したデザイナー鷺月子は次作の新キャラクターを求められるさなか、通り魔に襲われる。金色のローラーブレード、曲がった金属バットを持った少年「少年バット」は月子を始めとしてその周辺にいる、追い詰められた人間を襲っていくのだが…。ストーリーの奇想天外さは今敏監督のお手の物ですから、最初はごく普通の日常的中での事件と思いきや、終盤では一体「少年バット」って何?と思うほどに日常からかけはなれたとてつもない事件に発展していきます。歪んだ現代社会、精神的に追い詰められた人々、それを精神力ではじき返そうとする人々、そういう人々の思いが伝わってきます。ある意味暗い作品ですが、テーマは人間社会の希望に繋がるところにあります。

☆キャラクター&キャスト
・鷺月子/能登麻美子
 M&Fの社員で、デザイナー。「マロミ」の生みの親。子供の時に飼い犬マロミを自分の不注意から交通事故で死なせてしまい、バットを持った少年に殺されたと狂言を放つ。全ての事件の元凶。最初の被害者。
・マロミ/桃井はるこ
 月子がデザインしたキャラクター。月子の持つぬいぐるみで、月子と二人の時だけ喋る。もっとも最終回では他の人物にも話しかけていた。
・猪狩慶一(いかりけいいち)/飯塚昭三
 少年バット事件を担当する刑事、巡査長。事件に翻弄され、被疑者を署内で死なせるという事態に責任を取らされ退職させられる。最終回では重要な役回りを演じる。
・馬庭光弘/関俊彦
 「少年バット事件」を担当する刑事。猪狩の相棒。猪狩と共に辞めさせられるが、その今風の思考で少年バットを追い詰めていく。
・川津明雄/内海賢二
 「少年バット魔事」を追うルポライター。事件の二人目の被害者。
・牛山尚吾/津村まこと
 武蔵野南小学校の生徒。いじめのため転校してくる。三人目の被害者。
・鯛良優一/山口眞弓
 武蔵野南小学校の生徒。クラスの、学校の人気者であったが、少年バットではないかという疑いをかけられる。四人目の被害者。
・蝶野晴美・まりあ/三石琴乃
 大学研究室助手、優一の家庭教師。解離性同一性障害者でもう一つの人格がまりあ。まりあはホテトル嬢。五人目の被害者。
・蛭川雅美/中嶋聡彦
 警察官。裏で汚職に手を染めている。また娘・妙子を盗撮をしている。脅されて強盗を働き、その帰宅途中で少年バット(偽)に襲われるが、反撃して逮捕する。六人目の被害者。
・蛭川妙子/水樹奈々
 雅美の娘。父親が自分の着替えを盗撮していることを知り、家を飛び出す。少年バットに襲われ記憶喪失になる。七人目の被害者。
・狐塚誠/阪口大助
 自分が聖戦士だと信じている中学生。少年バットとして逮捕されるが、拘置所内で本物の少年バットに殺害される。八人目の被害者。
・謎の老婆/京田尚子
 月子が襲われた現場近くにいたホームレスの老婆。
・謎の老人/槐柳二
 病院に入院中の老人。一見数式に見える謎の文字を駐車場のアスファルトに書き続ける。予告編の語り手でもある。
・少年バット/阪口大助
 金色のローラーブレードを履いて野球帽を被り、折れ曲がった金属バットで襲いかかる通り魔。追い詰められた人間の前に現れる。
posted by KAZU at 10:39| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション
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