
「サイボーグ009」のゼロゼロナンバー9番、本作品の主人公。日本人の母と外国人の父の間に生まれる。00ナンバーの中では最後に改造されたために、全身の殆どがメカであり基本的な能力も高い。戦闘服は第1作では一人だけ白。奥歯がスイッチになっている加速装置を装備。TV第1作では高速で走る程度に描かれていたが第2作、第3作では原作に近い瞬間移動的な表現で描かれている。特に第3作では加速中には持っている物が燃えたり、音が聞こえないなどの状況が描かれ、いかに速く動いているかがわかる。第3作の33話「結晶時間」では加速装置が切れなくなり009は一人孤独な時間を過ごす。加速装置はそれを自由に入切るすることによって、初めてその力を発揮することができるということ。この短編も切なくて好きな一話です。
少年時代から改造されるまでの経緯は各作品によってかなり異なっている。第1作では劇場版の設定を引き継いでレーサーでレース中の事故で搬送中に拉致されているが、意外とこの話が一人歩きしていて僕はずっとそうだと思っていた。原作は違うらしいですね。第2作では少年院から脱走して拉致されており、第3作では神父様(育ての親)を殺した犯人として警察に追われているところを拉致されている。性格は穏やかで情け深い。まずは話し合い、説得を試みる場面が多い。非情なヒーローを好む僕にしてみると、全然ヒーローらしくなくて好きになれない。声の担当はTV第1作は田中雪弥、第2作は井上和彦、第3作は櫻井孝宏。