2010年07月01日

「池中玄太80キロ」



☆7月の番外編です。

 「池中玄太80キロ」は1980年に日本テレビ系列で放映されたホームドラマ、全13話。1981年には第2シリーズ(全21話)が放映された。第1シリーズの人気で第2シリーズが作られ、その主題歌である西田敏行の歌う「もしもピアノが弾けたなら」、杉田かおるの歌う「鳥の詩」が大ヒットしました。特に「もしもピアノが弾けたなら」は1981年のNHK紅白歌合戦で羽田健太郎さんがピアノ伴奏をして西田敏行が歌ったことで有名。もう、この頃はホームドラマを見ることは殆どなかったけれど、これだけは見てました。ただ全部ではなくてとびとびだったような気がします。友達の間でも話題に昇ることが多く、特に女性の間では人気でした。
 大京通信社の専属報道カメラマンの池中玄太は巨漢の男。楠木編集長の怒声、罵声を浴びながらも日夜報道写真を撮っている。そんな中で丹頂鶴の写真を撮るのが息抜きでありライフワークでもあった。ある日、玄太は未亡人で3人の娘を持つ鶴子と知り合う。娘たちが懐かない内に玄太と鶴子は結婚して5人の生活が始まる。ところが突然鶴子が脳出血で死亡してしまう。周囲の反対を「鶴子との約束だから」と押し切り、娘たちとの戦いの日々を通して心を通わせていく日々を描く。これが第1シリーズ。一番年下の弥子から打ち解けていく様子がよかったです。
 第2シリーズは、玄太が海外出張中に自宅が火事で消失。家族が一時バラバラになるが、新居を構えて再び4人の生活を始める。火事の中、飛び込んで鶴子の位牌を持ち出したのが鳴山暁子だと聞いた玄太。玄太と暁子の微妙な関係が描かれていきます。気が小さくて恥ずかしがり屋の玄太が大胆にも告白?するあたりが見ていてはらはら、おもしろい。その後もスペシャル版、ずっと後になって1990年くらいだったでしょうか、第3シリーズも放映されている人気シリーズ。ひとえに池中玄太を演じた西田敏行さんのキャラクターでしょう。

☆キャスト
・池中玄太/西田敏行
 大京通信の専属カメラマン、丹頂鶴の撮影がライフワーク。
・池中絵里/杉田かおる
 鶴子の長女。
・池中未来(みく)/有馬加奈子
 鶴子の次女。
・池中弥子(やこ)/安孫子里香
 鶴子の三女。
・池中鶴子/丘みつ子
 玄太の妻。
・鳴山暁子/坂口良子
・前川秀也(ヒデ)/三浦洋一
・杉野透(半ペラ)/井上純一
・楠木英政/長門裕之
 大京通信の写真部長、後大京グラフの編集長。玄太との怒鳴り合いのやりとりがおもしろかった。
・秋田チエ/藤谷美和子
 大京グラフの社員だったかな?
・高橋隆子/高田敏江
 鶴子の姉。絵里たちの伯母ですね。

 他に宇野重吉、原田大二郎ら。キャストの中では西田敏行、杉田かおるのお二人を除くと、印象深いのはちょっとしか出演してないはずの丘みつ子さん、第2シリーズの準主役坂口良子さん。それから藤谷美和子さん。坂口さんと藤谷さんは好きな女優さんなので(笑)。

 主題歌は第1シリーズは「風に抱かれて」(作詞:喜多條忠 作曲:芳野藤丸 編曲:木森敏之 歌:西田敏行)、挿入歌「娘たちよ」(作詞:東海林良 作曲:|木村昇 編曲:木森敏之 歌:西田敏行)。たぶん聞いたはずなんですが、全然記憶になくて音源も残っていません。第2シリーズの主題歌はご存知 「もしもピアノが弾けたなら」(作詞:阿久悠 作曲・編曲:坂田晃一 歌:西田敏行)。1981年の歌番組で何度も耳にし、年末のNHK紅白歌合戦で西田敏行が選ばれて歌った名曲です。挿入歌は「いい夢見ろよ」(作詞:阿久悠 作曲・編曲:坂田晃一 歌:西田敏行)と「鳥の詩」(作詞:阿久悠 作曲・編曲:坂田晃一 歌:杉田かおる)。実はこの第2シリーズの主題歌たちも全く番組とのつながりに記憶がなくて、いくら記憶を掘り返しても本編で歌っている(流れている)ところが思い浮かばないんです。今持っている音源も、「もしもピアノが・・・」はCDからのダビング、「鳥の詩」は音楽番組でのテレビからの録音です。間違いなく見ていたドラマで主題歌をそこから録音していないのは僕にしては珍しいことなんですが。

posted by KAZU at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 番外編
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