2009年11月25日

「機甲創世記モスピーダ」



 「機甲創世記モスピーダ」は1983年にフジテレビ系列で放映されたSFアニメ。企画はタツノコプロ・アートミック、音楽は久石譲・小笠原寛、メカニックデザインに荒牧伸志・柿沼秀樹、アニメ制作はタツノコプロ・アートミック、製作はフジテレビ、タツノコプロ、アニメフレンド、全25話。1980年代はじめのアニメ乱立時代の作品で、またまた残念ながら視聴率が上がらず、内容はすこぶるハード、メカニックデザインは斬新、敵のインビットが進化の形としての生体兵器であることなど設定も独自ながら短期で終了。知名度はいまひとつの作品。
 サブタイトルは「襲撃のプレリュード」から始まって、マーチ、コンサート、ソング、ライブ、ブルース、ラグタイム、エレジー、遁走曲、レクイエム、ララバイ、ブギ、プレイバック、結婚行進曲、バラード、レゲエ、セレナーデ、ポルカ、フォルテ、バースディ・ソング、アルペジオ、ビーバップ、パルティータ、フィナーレ、と音楽用語が用いられ、最終話は「光のシンフォニー」。
 2080年異星人インビットの侵攻により地球人の大半が火星に避難しており、地球奪還作戦が開始された時代。第一次地球降下作戦は失敗に終わり、第二次降下作戦が開始される。降下部隊の隊員スティックは火星出身は作戦に参加するも途中で攻撃を受け、インビットによる大気の加工による影響で降下艇も動きが取れずに撃沈される。スティックは本隊とはぐれて地球に不時着する。地球人の協力、戦闘を放棄していた第一次降下部隊の生き残りとの遭遇、戦いを続けながら敵本拠地である合流地点を目指す。

☆キャラクター/キャスト
・スティック・バーナード/島田敏
 本作の主人公。第2地球降下部隊所属。レギオスで作戦参加し地球に不時着する。
・レイ/大山尚道
 地球生まれ、地球育ちの少年。第二次降下部隊の残骸からモスピーダを見つけたために参戦することになる。
・フーケ・エローズ/土井美加
 地球生まれ地球育ちの少女。地球降下部隊の女性兵士からバートレー譲り受け、参戦。
・ミント・ラブル/室井深雪
 地球出身の少女。旅の途中でスティック等と出会い、一緒に旅を続ける。
・イエロー・ベルモント/鈴置洋孝・松木美音
 第1次降下部隊の生き残り。部隊は全滅、女装して歌手となり身を隠していた。
・ジム・ウォーストン/西村知道
 第1次降下部隊の生き残り。メカニックに長けている。
・マリーン/高橋美紀
 第2次降下作戦に参加した降下艇ホリゾントのクルー。ホリゾント撃沈により死亡。
・アイシャ/高橋美紀
 レイが見つけた記憶喪失の少女。実は地球環境に適応した人間型インビットだった。
・レフレス/小原乃梨子
 インビットの女王。北アメリカに本拠地を置き、進化・繁栄のために種族を統率する。
・バットラー/大塚芳忠
 地球環境に適応した人間型のインビット。最後はスティックに倒される。
・ソルジィ/神田和佳
 地球環境に適応した人間型インビット。種族が地球を去った後も地球に残る。

 キャラクターもさることながら、メカも素晴らしいのでご紹介したいところだが、ホリゾントやレギオスは覚えていても後は記憶が希薄。映像を見れば思い出すかも。
 主題歌はオープニングに「失われた伝説(ゆめ)をもとめて」。売野雅勇作詞、タケカワユキヒデ作曲、久石譲編曲、歌はアンディ。エンディイングは「ブルー・レイン」で売野雅勇作詞、タケカワユキヒデ作曲、久石譲編曲、歌は松木美音、アンディ。タケカワユキヒデ氏が主題歌に参加したことは当時少し話題になった。いずれにしても知名度が低いのが惜しまれる。エンディングの「ブルー・レイン」はちょっとしゃれたジャズ系の曲で、僕はオープニングよりもこちらの方が好き。
posted by KAZU at 12:37| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション
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