2008年04月08日

「六神合体ゴッドマーズ・十七歳の伝説」



 「六神合体ゴッドマーズ・十七歳の伝説」はテレビシリーズ終了から6年後、1988年に藤川桂介さんの小説版「十七歳の伝説〜六神合体ゴッドマーズ〜」を原作に作られたOVA作品。基本的にはテレビシリーズのストーリーながら、焦点をマーズの兄マーグに当てて描かれたアナザーストーリー。原作・脚本は藤川桂介、音楽を小六禮次郎、監督は飯島正勝、製作は東宝、55分。
 テレビシリーズと一番異なる設定はマーグが母を殺された後、ズールの部下に命を狙われていたがレジスタンスに助けられ、ズールに捕らえられて洗脳されるまでレジスタンス活動を続けていたということ。マーズとマーグが生まれた後、ズールが弟マーズを養子に求め、生体起爆装置として地球へ送り込むが、その時に5つの未確認飛行物体がガイヤーと共に地球へ向かう。その5つの光の正体が何かはわからなかったが、それが父イデアの所作であったことは明白で、イデアは捕らえられ拷問を受けるが口を割ることなく死亡する。アニメ版と同じくズールへの謁見を申し込もうとした母が殺され、母の墓標の前で佇むマーグをズールの兵士が射殺しようとするが、レジスタンスに助けられる。十七歳になったマーグはレジスタンスの一員として超能力を発揮して戦う。大鷲に載ってズールの軍事施設を攻撃する作戦を成功させたレジスタンスだったが、特務部隊のロゼは断崖の大鷲の巣を急襲、大鷲たちを射殺する。更に地球進攻を控えてレジスタンスの一掃を計るズールはレジスタンスが農家の繁忙期に農村に入って農業を手伝う慣例を逆手に取り、農民とレジスタンスを無差別に攻撃してレジスタンスを皆殺しにする。レジスタンスの指導者ウーラが殺され、マーグの盟友であり思いを寄せていたウーラの娘ルルウも殺され、一人超能力を駆使して脱出したマーグだったが、荒れ果てたイデアの屋敷へ戻って心身喪失状態でいたところをロゼに拿捕される。そのまま捕虜としてズールの前に引き出されることになる。しかしそれはマーグの策略で心身喪失したふりをしてズールに近づき止めを刺すつもりだった。一旦成功したように見えたがズールの超能力の方が遥かに上で捕らえられ洗脳され、地球進攻部隊の隊長として出撃する。マーズとの戦い、ガイヤーとの戦いで傷つき記憶を取り戻したマーグだったが、ロゼがマーズを攻撃、マーグをかばいながらの戦いに最後の超能力を振り絞ってロゼの攻撃を退けて死亡する。脱出するロゼがマーグに対して敬礼する場面が印象的だった。
 キャラクターはテレビシリーズよりもシリアスかつ大人っぽく描かれていて、ロゼは大人っぽくなりすぎてかわいくなかったが、テレビシリーズの大筋を踏まえた上で見るのにはよい作品だと思う。キャストはマーグに三ツ矢雄二、マーズに水島裕、ロゼに鵜飼るみ子、ズールに納谷悟朗、ルルウに水谷優子、ウーラに北村弘一、アイーダに坪井章子、イデア/ナレーションに岡部政明、ほか。
 主題歌はオープニングに「星屑の伝説」。安藤芳彦作詞、工藤崇作曲、矢野立美編曲、歌は三ツ矢雄二と水島裕。エンディングは「風の中を」で安藤芳彦作詞、馬場孝彦作曲、矢野立美編曲、歌はルルウを演じた水谷優子。
posted by KAZU at 18:05| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション
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