2007年08月28日

「樫の木モック」



 イタリアの作家カルロ・コリデーィニの「ピノキオの冒険」(Le Avventure di Pinocchio)は有名な童話作品。誰でも少なくとも話の最初と終わりのエピソードは知っているかと思う。ジェペットじいさんが作った木の人形が心を持ち、ジェペットじいさんは大喜びするのだが、ピノキオと名づけられたその人形は勉強や努力することが大嫌い、それに他人にだまされやすい。きれいな心を持った人の言葉にも耳を貸さず、悪の道へ走ったり、危うい目にあったりする。最後はピノキオを心配して海に出たジェペットじいさんを捜して鯨に呑まれ、ジェペットじいさんとめぐり合い、最後は素直な心を持つに至り、女神様(?)に人間の少年にしてもらうというお話ですね。この童話を原作にしたアニメ作品は二つ「樫の木モック」と「ピコリーノの冒険」。まずは時代的に古い方からご紹介したいと思う。
 「樫の木モック」は1972年にフジテレビ系列で放映されたアニメで、アニメ制作はタツノコプロ、音楽担当は越部信義、演出には吉田竜夫さんが自ら参加した、全52話。「ピノキオ」を知る人にはキャラクターからお話に至るまで既知のイメージがあるものだが、そこはタツノコプロと吉田竜夫さん、原作を生かしつつキャラクター名を変えて違った世界を描こうとした。アニメはタツノコプロ色なのだが、残念ながら人気は今ひとつだったように思う。わずか数年後に制作された「ピコリーノの冒険」が大成功を博して音楽と共に今でも語られるのに比べると、記憶彼方に埋もれてしまっている感がある。
 ということでキャストのデータも余り見当たらない。樫の木の人形、主人公のモックに丸山裕子、モックを作ったお爺さんに矢田稔、妖精に池田昌子、他。
 オープニングは「樫の木モック」で作詞は丘灯至夫、作曲は音楽担当の越部信義、歌は小野木久美子さん。エンディングに記憶はない。レコードを見たことがないのでわからないのだが、B面に入っていたのが「僕は悲しい木の人形」(丘灯至夫作詞、和田香苗作曲、小野木久美子、ムーン・ドロップス歌唱)ではないかと思う。本編では使用していなかったようなのだが。

posted by KAZU at 21:04| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション
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