「FarEast Cheruko」のチェルコさんが「もの凄く勢いのあるエンディング曲がありました。」ということご紹介されていたのが「ジャングル大帝」のエンディング「レオのうた」。作詞は辻真先、作曲は冨田勲ということなんですが、テレビアニメ初期にはテレビ、レコード、ソノシートでそれぞれ歌手が違っていることはよくありました。単純に版権が異なるための他歌手によるカバーというだけでなく、編曲が違ったり、歌詞も異なることが結構ありました。この「レオのうた」もそのひとつ。編曲は同じようですが、歌詞がかなり異なります。テレビ版は弘田三枝子さんの歌、ソノシート版(朝日ソノプレス版後の朝日ソノラマ)では高橋マリ子(現・真梨子)さんが歌っています。僕は買ってもらったソノシートを何度も聞いていたので“朝日ソノラマバージョン”の方に馴染んでしまっていて、テレビバージョンを聞くと何か違和感さえあります。
テレビバージョン
1 風きる銀の矢 流れるたてがみ
嵐をつらぬく 白い獅子レオ
いどむ夢 しあわせの国
まねく朝 ジャングルの虹
限りなき道進むレオ
2 怒れるまなじり 轟く雄叫び
荒野に胸はる 白い獅子レオ
ならす鐘 その名は自由
弾む声 ジャングルの歌
地の果てに灯を ともすレオ
朝日ソノラマバージョン
1 輝くたてがみ とどろくいなずま
嵐をつらぬく 白い獅子レオ
いどむ夢 しあわせを
まねく朝 ジャングルに
道はてしなく 進むレオ
2 流れるたてがみ ひろがるサバンナ
荒野に胸はる 白い獅子レオ
ならす鐘 なかよしの
はずむ歌 ジャングルに
道たくましく 進むレオ
