2007年02月06日

クックロビン?

 「パタリロ!」の第2エンディング「クックロビン音頭」の歌詞「誰が殺したクックロビン」の“クックロビン”ですが、なかなか調べ甲斐のあるテーマでした。コメントをいただいたなみへぃさんのヒントを元に調べた結果をご報告。
 まず“クックロビン Cock Robin”は普通名詞ではロビン(駒鳥)の雄を指しますが、それでは答えになっていませんね。伝承の物語は「二人の男がドイツにロビンという少年を捜しにやってくるのだが、既に彼は亡くなっていた。自殺だったのか他殺だったのか、よくわからない。二人は“駒鳥の歌”を歌う」と伝えているそうですが、これを元に書かれたのが萩尾望都の著作「ポーの一族」シリーズの一つ「小鳥の巣」という作品です。これを更にパロディーにして用いたのが「パタリロ!」の「クックロビン音頭」だということです。
 この歌の元は英国の有名な伝承童謡「マザーグース」の「駒鳥の歌」であり、ネット上を検索すれば言語(英語)のうたもその訳も何種類か見つけることができます。日本でも名だたる詩人が訳しておられます。ひとつだけご紹介しておきます。(Read More にて)


Who killed Cock Robin? (訳・谷川俊太郎)

誰が駒鳥殺したの?
わたし、とすずめがいいました
わたしの弓矢で
わたしが殺した

誰が駒鳥死ぬのを見たの?
わたし、と蝿がいいました
わたしのこの眼で
死ぬのを見た

誰がその血を受けたのか?
わたし、と魚がいいました
小さなお皿で
わたしが殺した

誰が経帷子を作るのさ?
わたし、とかぶと虫がいいました
針と糸とで
わたしが作る

誰がお墓を掘るだろう?
わたし、とフクロウがいいました
すきとシャベルで
わたしが掘ろう

誰が牧師になるのかね?
わたし、とカラスがいいました
聖書を持ってる
わたしがなろう

誰がおつきをしてくれる?
わたし、とヒバリがいいました
真っ暗闇でなかったら
わたしがおつきに なりましょう

誰がタイマツ持つのかな?
わたし、とベニスズメがいいました
お安い御用だ
わたしが持とう

誰がお悔やみ受けるのか?
わたし、と鳩がいいました
愛ゆえ深いこの嘆き
わたしがお悔やみ受けましょう

誰がお棺を運ぶだろう?
わたし、とトンビがいいました
もしも夜道でなかったら
わたしがお棺を運びます

誰が覆いをささげ持つ?
ぼくら、と言ったはミソサザイ
夫婦二人で
持ちましょう

誰が讃美歌歌うのか?
わたし、とツグミがいいました
小枝の上から言いました
わたしが讃美歌歌います

誰が鐘を突くのかね?
わたし、と牡牛がいいました
なぜならわたしは力持ち
わたしが鐘を突いてやる

かわいそうな駒鳥のため
鳴り渡る鐘を聞いたとき
空の小鳥は一羽残らず
ため息ついてすすり泣いた
posted by KAZU at 00:53| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション
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