2006年07月21日

「一球さん」



 「一球さん」(いっきゅうさん)は1978年にフジテレビ系列で放映された、水島新司原作の野球アニメ。「男どアホウ甲子園」の続編的作品で、「男どアホウ甲子園」のキャラクターも登場しているのだが、残念ながら視聴率が上がらず全26話で実質上打ち切られている。そのためエピソードが未消化の感じを受ける。原作を読んでいないので、どのような展開が先にあったのか、興味は尽きないのだが。
 忍者の血を受け継ぐということで素晴らしい運動神経を持つが、全く野球のことを知らない真田一球が巨人学園の野球部に入部する。野球を知らないために無茶苦茶、無謀なプレーが野球部に波瀾を起こす。知らないが故に度肝を抜くプレーが魅力だった。巨人学園の監督に豆タン(岩風五郎)、「男どアホウ甲子園」での藤村甲子園の女房役が登場している。今思えばもっと真剣に見ておくのだったと後悔。帯番組「男どアホウ甲子園」の方は大変な人気でしたから。
 キャストは主人公・真田一球に水島裕、呉九郎にたてかべ和也、大友俊に曽我部和行、堀田三吉に古川登志夫、司幸司に古谷徹、岩風五郎監督に野島昭生、芦田財閥令嬢・麗子に川島千代子、ヤスタケに野沢雅子ら、そうそうたる声優さんが出演している。
 オープニングは「青春の歌が聞こえる」で保富康午作詞、荒木とよひさ作曲、丸山雅仁編曲、歌は荒木とよひさ。オープニングには似合わない静かな歌だが、荒木とよひさ氏の歌声が心にしみわたる名曲。

君にも聞こえているか あの歌声
遠い潮騒のように 夢多く
みんながどこかで 歌ってる
若いなら 君も歌えよ その唇に
君の歌を 君だけの歌を 乗せる時
ひびきあう 心と心
ああ青春の ああ青春の
歌が聞こえる

 エンディングは「一球さん」。オープニングと同じく保富康午作詞、荒木とよひさ作曲、丸山雅仁編曲で、歌は堀江美都子さん。堀江美都子さんのこのエンディングがかすんでしまうくらいにオープニングは素晴らしい曲です。
posted by KAZU at 08:47| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメーション
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