一話完結であり、主人公のギンコが行く先々で蟲退治等々の仕事をしたり、事件を解決したりするストーリーなので、ギンコ以外の登場人物は基本的にゲストキャラクター。ギンコに中野裕斗、語りに土井美加。
物語の時代背景や場所は特定せずに、レトロな雰囲気の背景の中、民話調の語り口で物語は進む。ギンコは洋服で紙巻きの煙草をくわえているが、その他の登場人物は和服、その出で立ちの違いがギンコのを浮き彫りにしている。背景の描き方は物語とはマッチしているかもしれないが、余り好きになれない。第1話の「緑の座」の冒頭の部分で違和感を感じたからかもしれない。
およそ遠しとされしもの 下等で奇怪 見慣れた動植物とはまるで違うとおぼしきモノ達それら異形の一群をヒトは古くから畏れを含みいつしか総じて「蟲」と呼んだ。
土井美加さんのナレーションで語られる「蟲」の説明、これは原作からの引用だそうだが、的確で作品を見るに当たっての予備知識としては十分だ。「異形の一群」を相手のギンコの活躍を描くが、テーマは人間の心の奥底に迫る秀作。DVDも順次発売中、お勧め。主題歌については、僕もまだ全話見ていないので全部見てからにしたい。

81.8MHz fmGIG が夜9時からお送りするムーンライト・ブレイク
月曜日はアニメ・特撮・ゲームについて語り
アニメソングをかけ倒す(?)120分です。