2006年04月28日

「さよならジュピター」



 「さよならジュピター」は1984年に公開された特撮劇場映画作品。原作は小松左京氏の長編SF小説「さよならジュピター」。人類は太陽になれなかった惑星・木星を核融合反応させてそのエネルギーを有効利用しようとする「木星太陽化計画」を進めていた。ある日宇宙の彼方から小ブラックホールが地球に接近していることがわかる。そこで「木星太陽化計画」をあきらめ、そのテクノロジーを使用して木星をブラックホールにぶつけて、その軌道を変えようとする。小松左京氏の壮大な構想による小説の映像化。
 最後に木星が核融合反応を起こし回転しながら細長く伸び、飛んでいく様はCGを駆使した映像で大変美しく記憶に鮮明。ストーリーは逆にどちらかというとドロドロとした人間関係を描いたもので、僕は先に原作を読んでいたが文字で書かれた情景が具体的に映像になって、イメージとそう遠くかけ離れていなくて分かりよかった。
 冒頭、宇宙ステーションから平田昭彦さんが演じるヒゲの紳士(井上博士博士)が飛び立っていく。長い慣性航行で冷凍睡眠に入るが、宇宙船のブラックホールへの接近でコンピューターが異常を察知して「Wake Up! Wake Up!」と緊急覚醒をかける。「むちゃな起こし方をしやがる!」と怒るパイロット・キン。井上博士は接近しつつある天体を調べる。「質量・・・無限大!」。時既に遅く、離脱することはできず、半分凍った博士の腕が強大な引力で引きちぎられていく。実際はそれまで宇宙船が持たずもっと瞬間的に爆発してしまうのでしょうが。この手が引きちぎられるシーンも最初の方だけに印象的で、実際はともかくとして、ブラックホールの接近を強く視聴者に印象づけている。
 主人公は三浦友和さんが演じる「木星太陽化計画」の計画主任・本田英二。ミネルヴァ基地に到着した人間をチェックし、その中にある女性(マリア)を認めると、自室に呼びつけいきなりベッドに押し倒すというシーンを見せてくれます。この二人の愛情も物語のひとつの流れとなっている。
posted by KAZU at 12:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮
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