2005年10月29日

シャチと赤鯱

 「北斗の拳2」でケンシロウが修羅の国に渡って以降は孤独な戦いで味方は少ないが、その少ない味方となった二人。
 ファルコを追って海を渡るケンシロウの前に現れた海賊船、その首領が赤鯱。赤鯱の息子がシャチ。親が赤鯱なら子の名前がただのシャチとはちょっと変だな、というのが最初に見た時の印象。
 かつて世紀末覇者を目指していたラオウに「いよいよ海を渡りますか?」と問う赤鯱だったが、「まだその時期ではない」と言いつつ「その時はお前の力を借りる」とラオウは海を渡らなかった。結局渡ることはなかったがシャチもその時、ラオウに会っていたというエピソードが語られている。
 赤鯱は修羅の国へ攻め込みたった一人の修羅のために右目と左手と部下を失い、息子のシャチを置き去りにする。ケンシロウに挑む海賊団は赤鯱すら手玉にとるケンシロウに恐れをなして船を離れてしまう。赤鯱はケンシロウを修羅の国まで運び、息子のシャチを助けてくれと頼む。
 一方シャチは置き去りにされた自分を助けてくれたレイアと恋に落ちるが、自ら意を決して修羅の国を脱出しようとする。しかしレイアがやがて修羅の花嫁になる運命を聞いた時、争って修羅二人を殺してしまう。さらに襲いかかる修羅からシャチを救ったのが北斗琉拳の使い手ジュウケイだった。ジュウケイから北斗琉拳を会得したシャチは「修羅を食う羅刹」として修羅たちを震え上がらせる。
 ケンシロウを利用しようとしたがケンシロウの深い愛に心が甦ったシャチはカイオウとの戦いで仮死状態になったケンシロウを棺桶に入れて旅を続けケンシロウ復活に賭ける。その鋭き視線のために羅将ヒョウの目にとまり危機に陥るが、「目がお気に障るならば」と自らの片目をえぐりヒョウに差し出す。「片方だけでは足らぬというならば」ともう一方をえぐろうとするがヒョウがその気概に制しして事なきを得る。ラオウに対するファルコがそうであったように、このあたりが北斗の拳独特の精神世界。
 赤鯱も再び修羅の国に上陸している。圧倒的な力で苦杯を飲んでいながらも第1の羅将カイオウに向かう様は見ていてスカッとする場面だ。こういう男、こういう父親めったにいない。
 ケンシロウが復活、シャチがレイアを守ってカイオウとの死闘を繰り広げて死ぬといよいよ最終回へ向けての秒読みとなる。
posted by KAZU at 08:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 北斗の拳
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