
第110話から「北斗の拳2」と改題。物語はラオウなき後時代は流れ、北斗と南斗の戦いが伝説となりつつある頃、成長したリンとバット、あまりにも老けてしまった海のリハクの登場で幕を開ける。天帝を操るジャコウが支配する世、リンとバットは「北斗の軍」を率いて戦っていた。
第110話ではケンシロウは出て来ない。しかしリハクは「北の方の荒野で象のような巨大な馬の足跡」という報告を受けて顔色を変える。そして111話、郡司令バスクはリンとバットを捕らえて処刑しようとしていた。結果的には二人を捕らえることはできず、処刑場には替え玉の男女を送り込んで見せしめに処刑しようとする。二人を助けるために名乗り出ようとするリンとバット。二人を引き止めたリハクが言う「あの者たちは助かる」。この状況で助かるわけがないと反論するバットにリハクは重ねて言う。「助けることができる者が一人だけいる。そしてその者の名を我々は知っているはずだ」ここまで言えばリンもバットももう気付く。
ここからはもう感動の場面の連続だ。死刑場に通じる通路で騒ぎが起きる。出てきた男の身体が内部から爆発、何が起こったのか確かめに行った男の前に巨大な馬が現れ踏み殺される。ケンシロウの登場だ。怒り狂ったバスクは「崋山獄悪爪」を繰り出す。あっさりかわしたケンシロウは「おもしろい」と胸を叩き「もう一度やってみろ」。再び繰り出した「崋山獄悪爪」はケンシロウの胸をえぐるはずが、バスクは動く事ができない。「回るんじゃなかったのか」ここで実力の違いを悟ったバスクが「もしやあなたさまは?」と問いかける。ここでのケンシロウの答えは「ただの人間だ」。未だにこのケンシロウの回答の意味が不可解なんですが。バスクが倒され、一気に観衆は反乱を起こす。リンとバットはケンシロウに駆け寄る。再会の瞬間は余りに感動的で涙が流れる。ここは録画してありもう何度見たことか。