2005年10月17日

山のフドウ



 南斗五車星の一人、巨大な「おっさん」。雲のジュウザとラオウの戦いではジュウザがラオウの右手を奪おうと食らいつく。ジュウザの身長はラオウの右腕の長さよりやや長いほど。ジュウザは両足でラオウの腕を締め上げる。フドウのの肩の高さがラオウの身長、誇張が激しいこの作品なので単純に比較できるものではないが、フドウが如何に巨大かがわかる。バットのざっと5倍はある。
 最初は拳法家であることを隠し、弱いふりをしてケンシロウに近づく。バットが作ったバギーを失ったのでリンとバットはフドウの肩に乗って旅を続ける。この旅の中で強人的な体力を見せる
 若き日に「鬼」と呼ばれたフドウは102話にラオウの記憶として甦り、103話で語られる。ここで少女ユリアに出会ってフドウは鬼の鎧を封印する。ラオウの挑戦を受けてフドウは鬼の鎧の封印を解き、ラオウと対決。
 ラオウはケンシロウとの戦いで感じた恐怖を克服するために、かつて一度だけ恐怖を感じた男フドウを倒すことで恐怖心を克服しようとする。戦場に線を引き部下に「俺がその線より後退したら俺の背を矢で射れ」と命じる。ところが心理的に追いつめられたラオウが線より後退した時に部下たちはフドウを射殺す。
 この部下の仕業に怒り狂い、部下達を叩きのめしていく。その傷ついた部下たちを南斗慈母星のユリアが癒していく。ここ部分の愛の描き方が好きだ。部下はラオウを思って矢をフドウに射る。ラオウにはその理屈は通じない。叩きのめされた部下たちに対してユリアはラオウを弁護する側に回る。この後、トキの「それが愛だ」という言葉を思い出しつつ、涙してラオウはユリアに「お前の命、俺にくれー。」と絶叫して手にかけている。
 さて、フドウの亡骸はケンシロウによって野火送りにされる。立ち上がる炎を見ながら小屋ごと火葬されたレイの最後を思い出した。第4部が終了に近づくあたりから、もう涙、涙の連続。フドウのおっさんの死は全然かっこよくはないのだが、体の大きさが包容力を想像させ、五車星の使命さえ捨てても子供達を守ろうとする情け深いところが見ていて涙を抑えることができない。
posted by KAZU at 08:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 北斗の拳
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