2005年10月15日

最も華麗な男



 南斗六聖拳の使い手の内、拳王と戦ったのは南斗水鳥拳のレイ(写真右から2番目)ただ一人。塩沢兼人氏の「シャオー」という掛け声とともに鮮やかにかつ華麗に敵をスライスして葬り去るのが南斗水鳥拳。妹アイリが結婚式の直前に胸に七つの傷のある男に略奪され、妹を探しつつ胸に七つの傷のある男に復讐する旅に出る。その中でマミアやケンシロウと出会う。妹のこととなれば我を忘れて暴走する激情型の男でもあるが、女を捨てたマミアに対して南斗水鳥拳で衣服を切り裂き身体を隠そうとするマミアに「女を捨てたのならなぜ隠す」と見事なまでに説得力のある言動で人の心も切り裂く冷静な男。
 ケンシロウと組んで牙一族を倒し、ケンシロウがアイリの目に光を取り戻して以来、ケンシロウと共に戦った。ラオウといち早く拳を交えたがラオウの強大な闘気に圧倒され、技を見切られた。「真の奥義を極め、神髄を極めた者はその身に闘気をまとうことができる」「お前が今見たものは俺の闘気だ」ラオウは指一本でレイの秘孔「新血愁」を突いていた。この秘孔を突かれた者は激痛と恐怖にみまわれながら三日後に全身から血を噴き出して死ぬ。レイに延命のためと請われトキは逆秘孔である心霊台を突く。しかし痛みは今まで以上に激しく発狂することもあるという。ここの描写はアニメといえども大変痛そう、爪ははがれレイのブルーの髪は白髪に変わる。
 復活したレイの最後の戦いともいうべきものがユダとの戦い。南斗水鳥拳の足の動きを封じたユダの攻撃に、レイは腕を使って見事に切り抜ける。その華麗な技に見とれたユダの隙を突いて勝負をつける。とどめは負けを認めたユダがレイの手刀を自らの胸に突きたててつける。
 最期は小屋にひとり籠もり死を待つ。アイリ、マミヤが外で悲しむ。全身から血を噴き出して死ぬという姿は直接描かれなかった(当然か)が。噴き出した血が小屋の外まで流れ出ていた。血の扱いは「北斗の拳」は歴史上のアニメの中でも最高峰だ。以前にも書いたが血を光の如く、青白い炎の如く描いてバイオレンス漫画を人気作品に押し上げた。レイのこの場面の血は赤かったが。ケンシロウは小屋に火を点けともを葬り、第2部は終了する。
posted by KAZU at 20:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 北斗の拳
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