さて1974年、テレビ版「オズの魔法使い」はアイドルデビューしたシェリーがドロシーを演じ、オープニングで悲鳴をあげ、「助けて!ライオン!かかし!ブリキマン!」と叫びます。当時のシェリーのインタビューで彼女は「この叫びで、ふっきれた(ドロシーになりきれた)」と言ってます。他にライオンは佐藤博、ブリキマンに常田富士男、かかしに高見映、魔法の国に来て人間の言葉が喋れるようになった小犬トトの声を山崎唯、魔女を千石規子さんらが好演しました。監修は寺山修司さんで、全26話。
ミュージカルの流れを汲んでこの作品でもオープニングの「オズの国の唄」をシェリー、「トトの子守唄」を山崎唯、「ブリキマンの唄」を富田富士男、「夢見るカカシの唄」を高見映、「ライオンの勇気リンリンの唄」を佐藤博らが歌っています。作詞・作曲についても寺山修司、越部信義、馬飼野康二、松井八郎、星勝、山上路夫らトップアーチストが名を連ねています。エンディングは名曲「虹の彼方に」で水島哲が日本語詞をアレンジに山本直純氏が手がけ、シェリーが歌ってます。
とってもなつかしい映像なんですが今見ることができないのが残念。Read More にBaumのオズシリーズの作品をリストアップしてみました。文庫本全部持っていたのですが、引越しの時に処分していまいました。後悔先に立たず。ちなみに裏番組は「仮面ライダーアマゾン」、僕のアマゾンの記憶が後半しかないのはこの作品のせいです。
夜毎に見る夢は 虹の橋の デイトの夢
今日も祈る夢は 虹の橋の デイトの夢
お星様 おねがい 私の小さな夢
お星様 きっとね 一度でいいから 聞いてよ
私の好きな人と デイトしたいの 虹の橋
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オズの魔法使い (The Wonderful Wizard of Oz)(1900年)
オズの虹の国 (The Marvelous Land of Oz)(1904年)
オズのオズマ姫 (Ozma of Oz)(1907年)
オズのエメラルドの都 (The Emerald City of Oz)(1910年)
オズのつぎはぎ娘 (The Patchwork Girl of Oz)(1913年)
オズのチクタク (Tik-Tok of Oz)(1914年)
オズのかかし (The Scarecrow of Oz)(1915年)
オズのブリキの木樵り (The Tin Woodman of Oz)(1918年)
オズと不思議な地下の国 (Dorothy and the Wizard in Oz)(1908年)
オズへつづく道 (The Road to Oz)(1909年)
オズのリンキティンク (Rinkitink in Oz)(1916年)
オズの消えたプリンセス (The Lost Princess of Oz)(1917年)
オズの魔法くらべ (The Magic of Oz)(1919年)
オズのグリンダ (Glinda of Oz)(1920年)