2005年08月28日

「ゴジラ対ヘドラ」

 「ゴジラ対ヘドラ」は1971年に公開・上映されたゴジラ映画。今見ると85分の大作で大変おもしろい映画なのだが、当時はちょっと人気がなかった。僕も映画館で見ようとは思わなかった。理由その1「東宝チャンピオンまつり」として子ども向け映画と同時放映で内容が信用できなかったこと。理由その2、ヘドロから生まれたヘドラという実に安直な怪獣のネーミング。理由その3、これが一番大きかったのだがゴジラが空を飛ぶ能力を得たこと。タツノオトシゴのように尻尾を腹側に曲げてC字形になり口から放射能火炎を噴いてジェット推進で飛ぶんですよ、あほらしい。今でもこれだけはあほらしいと思ってますが。
 評価ががらっと変わったのは3年程前。息子にゴジラ映画を全部見せてやろうと、古いものから順に借りて、生涯二度目に見た時。円谷英二氏がなくなり、この路線が縮小一方の時代にスタッフが苦心して作られたそうで、当時問題になっていた公害と若者の無気力をテーマにしている。一部のファンには大変に評価の高い作品。ファンサイトもあるくらいです。冒頭にヘドロの海、ゴーゴーを踊る若者達が映り、「水銀、コバルト、カドミウム」と重金属の名前が並ぶ妖艶な女性の声によるオープニングを聞いた時に、「これ子供の見る映画か」と思ってしまいます。
 海難事故が続き、カメラに海坊主のような怪物の姿が捕らえられていたある日、海洋学者の矢野博士のところにオタマジャクシのような生物が届けられる。ヘドロの海の中で行きている鉱物質の未知の生命体で、海で目撃されている怪物も同種のものと断定される。上陸したヘドラは陸上の工場のスモッグをも吸収して巨大化する。突然出現したゴジラがヘドラと戦うが、半液体のヘドラに放射能熱線も通用しない。博士の提言で自衛隊は巨大な電極と首都圏の総電力を使ってヘドラを乾燥して退治しようとするが、突貫工事、電力容量オーバー、ゴジラの介入等があって一旦は失敗する。ゴジラとヘドラの対決はかなり過激でヘドロでゴジラの身体は焼けただれ、逆上したゴジラがヘドラの身体を引きちぎる。最後は乾燥したヘドラの中からゴジラが目玉?状の球体をもぎ取って勝利を納める。
☆キャスト
 海洋学者矢野徹に山内明、徹の妻敏江に木村俊江、徹の息子研に川瀬裕之、敏江の弟毛内行夫に柴本俊夫、妖艶な声で主題歌うダンサー富士宮ミキに麻里圭子ほか。
☆主題歌
「かえせ!太陽を」作詞:坂野義光、作曲:真鍋理一郎、歌:麻里圭子
「ヘドラをやっつけろ!」作詞:坂野義光、作曲:すぎやまこういち、編曲:高田弘、歌:麻里圭子
 機会がありましたら是非、公害問題に沸く70年代のゴジラ作品ごらんください。
posted by KAZU at 10:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮
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