2005年05月09日

「赤外音楽」

 NHK少年ドラマシリーズで1975年に放映された作品。全6話。原作は佐野洋の同名小説「赤外音楽」。
 中学生の法夫は勉強中にラジオでクイズの懸賞番組を聞く。曲名を当てるものだったがラジオから流れるシュトラウスの青きドナウはいっしょにいる兄には聞こえなかった。曲が聞こえた同級生の妙子とともに応募葉書を送ると届けられたのは法夫たち曲の聞こえた者だけにしか聞こえない音を発する箱だった。箱の言葉に従い法夫と妙子は東京タワーの展望室にでかける。そこで他の応募者6人といっしょに「ミュータント研究所」へ案内される。所長の火尻はクイズに出した音楽は特殊な音、赤外音でR26号というキーボードで赤外音を出して会話できる機械を渡す。これを他の人がいるところで練習使用することを依頼する。実はこのミュータント研究所は宇宙人のもので、やがて滅亡する地球から適応できる人物を選んで脱出させるのが目的だった。しかし全く異質の種を宇宙へ連れていくことはできない。赤外音を聞くことができる者だけを連れていくという、ただし地球での記憶は失われる。R26号の練習は周りの者へも影響を与え、法夫の兄も微かだが赤外音を聞くことができるようになっていく。最終回、地球各地で天変地異が起こる。選ばれた者たちを乗せた数多くの円盤が地球を離れていった。法夫と妙子は選ばれた者として地球を離れるよりも地球に残ることを決意する。
 究極の選択をした法夫は正しかったのだろうか。多くの地球人が宇宙へ飛び立ったが、彼等の方が正しいのではないのか。滅亡する地球に残る意味はあったのか。中学時代にこのドラマを見て未だに法夫の選択に疑問を抱いている。
 ミュータント研究所所長火尻を演じるのは怪優天本英世さん。姿形は地球人であっても宇宙人の雰囲気をかもし出すあの雰囲気やしゃべり方、天本さんの怪演は忘れられない。
posted by KAZU at 19:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮
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