2005年05月06日

「アカシックレコード」

 Evolution五部作の最後第5巻=エピソード5「アカシックレコード」。ここで一気に謎解きをして“Evolution”というタイトルの意味が理解でき、主題を大きな問いかけとして物語は終結する。
 種子から再生した植物生命体の少女ミツコと共に逃避行を続けるカザモリ。二人の身柄を確保するためにウルトラ警備隊、サイジョウ参謀らは警察と協力して行方を追う。一方東京都内でイナガキ参謀が目撃されたという情報でユキ隊員が都内に向かう。シラガネ隊長はユキ隊員に「場合によっては逮捕しろ」と命令する。ユキはイナガキ参謀から事件の発端について聞かされる。話の途中でイナガキ参謀はガルト星人に抹殺される。4年前密かに地球に侵攻していたガルト星人は地球の過去から未来について記録されたアカシックレコードのコピーを異次元から持ち帰る。その内容は人類に受け入れ難い内容だったため、地球防衛軍はスワをリーダーとする特殊部隊を派遣、アカシックレコードの内容を確認させる。宇呂須神社の洞窟に古代文明人がアカシックレコードのある異次元に入るための装置を残していた。ミュー粒子で作動するこの装置をガルト星人も利用していたが、特殊部隊は作戦に失敗し、スワとユキの二人だけが生還したのみだった。この時の記憶を失っていたユキは事実を確認するために宇呂須神社に向かう。オメガファイルに記録されていたアカシックレコード事件の記録を見たシラガネ隊長達も宇呂須神社へ。アカシックレコードの意思を受け継いだスワリーダー(謎の男)もまたガルト星人の攻撃に倒れるが、ユキに地球の未来を託す。ユキに共生していたネオニューロンの覚醒により、ユキはカザモリをアカシックレコードの元に送る。カザモリは人類がネオニューロンと植物生命体と共に未来へ伸びていくという記録の真実を知り、同時にガルト星人のアカシックレコードの書き換えという重大な罪に怒りを爆発させるて、ガルト星人を葬り去る。
 イナガキ参謀は「1999最終章」で保安部隊を統括する参謀。今回は人類を救うためにウルトラ警備隊を解散させ、星人による平和的支配に協力する。スワの意見を受け入れてのことだが、最後はガルト星人に殺される。卑屈な男だったが、その真意を知ると憎めないかわいそうな男だ。
 スワリーダーはやっと最後になって正体のわかる謎の男。地球の意思に従ったにしてもパンドンを操り、セブンに攻撃を仕掛けた真意は?物語が終了しても謎の男のままだ。
 ウルトラセブンは元はM78星雲からやって来た“恒点観測員340号”だった。星の進化を見守り、干渉しないのが恒点観測員だが、セブンは侵略者と戦ってきた。このEvolution五部作では別の星から来た恒点観測員なるものが登場する。黄金に輝く龍形の円盤。どうみても宇宙竜ナースの円盤形態だが。一切干渉しなかった恒点観測員もサトミの死にはウルトラセブンの復活に協力している。彼の真意も謎のまま。
 そしてこの物語のキーマン、ユキ隊員。彼女は特殊作戦の時にネオニューロンと共生状態になる。極秘事項でユキ自信が記憶を失っていたため知っていたのはイナガキ参謀のみ。彼はウルトラ警備隊にスパイとしてユキを送るがペガッサ星人の一件で裏切られる。最後は地球の未来を担う生命体となるわけだ。難しい役柄を見事こなしている。勝村ファンには嬉しい限り。
 ウルトラ警備隊もこれでユキを入れても5人になった。カザモリはモロボシダンとは逆に風来坊になってしまう。もはや恒点観測員でもない。ミツコは「必ず帰ってきます」と言っているが頼りないです。山崎勝之の演技はともかく風貌が気に食わない。前作ではサトミ隊員を抱きかかえるシーンがある。今回はミツコとユキを抱きかかえる。誰が一番重かったかは知らないけれど、一番軽いのがカザモリでは?
posted by KAZU at 08:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ウルトラセブン
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