銀河英雄伝説ラインハルト麾下の幕僚の内、一番の苦労人で報われなかった人。最期の場面が余りに悲しい。
アムリッツァ会戦、リップシュタット戦役ではキルヒアイスの部下として働き、「神々の黄昏」作戦ではロイエンタールの副官としてイゼルローン要塞を攻撃。ヤンがイゼルローン要塞を放棄して去った後、そのまま要塞に残り要塞司令官となる。後にヤンがイゼルローンを奪還するが、その際に敵の陽動に乗ってしまい、更に要塞を奪取されてラインハルトに大目玉をくらうことに。確か謹慎の処分も受けていたように記憶しているが。その姿が実に惨めに見えた。
さて物語後半にロイエンタールが高等弁務官としてハイネセンを治めた後、ルビンスキーが地下で暗躍する中、ラインハルトがブリュンヒルト単独航行で元同盟領へ行幸するが戦没者慰霊のため立ち寄った惑星ウルヴァシーで反乱が勃発。ラインハルト不在のままブリュンヒルトが一端離陸、銃弾の中を車を走らせラインハルトはブリュンヒルトと無事合流して脱出する。その際にルッツが一人残り、盾となってラインハルト脱出を助ける。無事ブリュンヒルトの離陸を見届けて倒れる。「戻って元帥杖を受け取れ」というラインハルトとの約束を果たせないまま戦死。目立った功績がなかったがこの最期で重要な役目を担った。
ロイエンタール管轄下での反乱。もしロイエンタールが企てたのならもっと賢くやるはずで、それに気づかないほどラインハルトは熱くなっていたのか。
2005年03月13日
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