2005年02月24日

「鳥を見た」(物語編)

 ウルトラQ第12話「鳥を見た」についてはウルトラQ唯一のエンディング曲があることで以前触れたが、今日は物語について。
 夜明け前、早朝の動物園。動物達がおびえはじめ、悲鳴をあげる。驚いた飼育係が見にいくと上空を通過する黒い影を見て倒れた。動物園の檻はやぶられ動物は一匹たりとも残っていなかった。発見された飼育係は「鳥を見た」と言って事切れる。オープニングが始まり有名なナレーションが入る「その朝、静かに眠る動物園を突然襲った恐怖は一体何か。そして、倒れていた男は、どんな鳥を見たのだろうか」
 ある漁村、村の半鐘が響く。漁師たちによって発見されて港に引かれてきた船は10世紀も前の帆船だった。万城目たちは知らせを受けてその船に乗り込んでみる。人は乗っておらず突然船は崩れて沈んでしまう。村の少年三郎はその帆船と共に現代に流れ着いた文鳥のような小鳥に出会う。クウと鳴く小鳥、少年は「クロー」と名付ける。
 万城目達が持ち帰った航海日誌を見る一の谷博士。その航海日誌の最後に「鳥を見た」と書かれてあった。太古の肉食巨鳥ラルゲユウスが四次元のトンネルを抜けて10世紀に現れ、さらに帆船と共に現代に甦ったという。またも動物園が襲われる。三郎と一緒に暮らす鳥の噂は村人の知るところとなり、一の谷博士のもとにも連絡が届く。「厳重に隔離した方がいいでしょう」警察はクローを籠に入れ隔離するが、巨大化したクロー(ラルゲユウス)は建物を破壊して飛び立っていく。このクローの巨大化は珠玉の特撮名場面。やがて三郎の上を旋回したクローは遠くの空へ消えていった。このあとあの有名なエンディングメロディが流れる。
 この三郎少年は次作品「ウルトラマン」で少年のくせして科学特捜隊本部に出入りを許されているホシノ少年を演じる津沢彰秀さん。当時10歳というから息子と同じくらいだが、精一杯演技していて好演。最後のクローが飛来して、旋回して、飛び去っていく別れの場面は印象深い。
posted by KAZU at 08:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮
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