2004年06月29日

「オレンジ色が鳴いている」

 子供向け番組では余り「恐ろしい」「おぞましい」ものは出てこないのが普通だが、マグマ大使の「キンドラ編」はなかなか恐ろしかった。
 ゴアは有人人口衛星に対して宇宙オレンジカビで攻撃をしかける。人口衛星からの最後の通信は「オレンジ色が鳴いている」だった。人口衛星は山中に墜落する。このオレンジカビは金属を腐食させ、動物を食う人食いカビだった。人口衛星の墜落地点で散乱した人口衛星の破片はオレンジカビが着いてピカピカと輝いていた。二人組みの男はこれを宝石店に売り込もうと持ち帰る。宝石店に入った男はコレを買ってくれともちかけ、弟分が破片を取り出した時には男の手は白骨化していた。放り投げた破片は宝石店の女店員の足に‥。数時間で両人とも全身白骨の死体と化した。なかなかショッキングな話のスタート。マグマ大使で唯一恐かった場面。
 オレンジカビを撒き散らすのは怪獣キンドラで、このキンドラはただトカゲを大きくしただけというデザイン。怪獣としてはもうひとつだった。村上記者の取材で奇跡的にオレンジカビの難を逃れた人がみなムラサキ色の花を見たということがわかる。アースの話としてオレンジカビに対抗するムラサキカビがオレンジカビの胞子の中に混じっていたのだろうということで、村上記者は息子マモルと共にムラサキカビを捜す。背後からオレンジカビの迫る中、逃げ遅れた母子を乗せて走る車を二人の男が止める。
 「オレンジカビがそこまで来ている、俺たちも乗せてくれ」
 「もう乗れないから、安全なところまで母子を送ったら、もどってくるから」
 そういう村上記者を男たちは車から引きずり出し逃げ去る。
 どうも納得のいかない場面だ。二人くらいの人間をどうやっても乗せられなかったのか。セダンだ、トランクを開けてでもどうにかならなかったか。怪我を負わされ、山小屋に逃げ込んだ村上記者とマモルに迫るオレンジカビ、しかし小屋の前に生えていた大量のムラサキカビの発する光線で進行は止められる。二人は朝日の中でムラサキ色の花を見るのだった。とはいえ、うちのテレビはこの時にはまだ白黒テレビで、オレンジだのムラサキだの言われても全然印象にない。結果的に村上記者の命をかけた発見で人類は救われる。しかし、あの車のシーン未だにひっかかる。
 ゴアが地球征服のために差し向けた最後の怪獣キンドラが倒され、いよいよ真の最後の怪獣ゴアゴンゴンが登場することになる。
posted by KAZU at 17:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮
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